1月28日(月)

〈ハルト視点〉







今週末から始まる試験勉強をしているが

全く集中出来ずにシャーペンを置いては

スマホを手に取りカレンダーアプリを覗いていた






( ・・・・2週間も会えないじゃん… )













ハルト「えっ!なんで!?」







「何でって試験でしょ?

 学生の本業は勉強なんだから勉強しなさいよ!」







ハルト「・・・・ここでするよ… 」






「絶対しないでしょ!?

 とにかく、来週はお泊まり禁止!!

  家でしっかりと勉強しなさい!!」







泊まりに来るなと言うヒナに

「なんだよ…」と下を向いて文句を言うと

「生意気なウサギね…」と腕を組みながら

眉間にシワを寄せていて…


 





「・・・・はーちゃん…

 赤点1つでも取ったら2月はお泊まり1回も無しよ?」






ハルト「はっ!?1つでも?

  無理だよ、毎回3個は必ずとってるのに」






「何威張ってるのよ…たく…

 それじゃ、次のお泊まりは3月ね?笑」






ハルト「お泊まりって…遊びには来ていいわけ?」






「遊びはいいわよ

 でも…ベッドには乗らないでね?」






ハルト「・・・・・・」









ヒナの言ってる意味が分かり

今の自分の顔がどうなっているのかも分かった…

ヒナはイジワルな顔で「寂しいなぁ」なんて

笑いながら言っているし…








ハルト「・・・・ご褒美は!?」






「ご褒美??」






ハルト「赤点1つもなかったら…またあの下着きてよね!」

 





「あの下着?」






ハルト「ヒナのお尻が透けてるヤツ!電気も消さないから!」






「・・・・・・」






ハルト「返事は!!」









ヒナとの約束はまずかったかなと

試験スケジュールを見ながら思ったけど…

明るい部屋で恥ずかしがるヒナの姿を想像すると

スマホを置いてまたシャーペンを握りしめていた…









  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る