49 その17
石橋前の魔物の群れを発見。石橋の途中に設置した忌避の魔法陣が正常に稼働して効果を発揮していることを確認。取り敢えず群れていたゴブリンやオークたちを殲滅。他にも何種類か居たけど倒してしまえばみんな魔石かドロップ品になるから細かいことはスルー…え?ギルドに報告する必要があるからちゃんと覚えておいた方がいい?…はいはい。仰せの儘に…え?「はい」は1回?…細かいなぁ…。
今日からザックくん…いえ、主ザック氏の元、準借金奴隷の生活が始まる。準が付くか付かないかは隷属の首輪、或いは隷属紋が強制ではないくらいだ。執事のコナンさんに色々と説明を受け、契約書をよく読んでサインをする。契約内容は本当に屋敷の護衛の私兵として契約して働く…ということだった。一般人と違うのは外出の自由がやや厳しくて、許可を得られないとマウンテリバーに買い物に出掛けられない…とか、ノースリバーサイドとマウンテリバーサイド以外にはほぼ行動の自由が無い(仕事の都合上、移動する必要がある場合は除くらしい)など。いや、奴隷としては破格の待遇であることは理解しているが…尤も、探索者として活動してる時と比べて大差がある訳でもなし、逆に衣食住が保証されていることから、以前より生活レベルが上昇してるので文句も無いのだけど…個人としては「これもいいかな…」と思わなくもないが、他メンバーは不満があるようで…う~ん、困りましたわねぇ…
━━━━━━━━━━━━━━━
- 侵入した魔物は…取り敢えず殲滅できたかな? -
日々積み上げられるドロップ品と討伐部位。侵入して来た魔物は大別すると以下のようになった。
【ノースリバーサイド・侵入魔物一覧】
---------------
◎小型種
・ゴブリン
・コボルド
・ウルフ
・他、亜種など
◎中型種
・オーク
・オーガ
・トロル
・他、亜種など
◎大型種
・巨人(フォレスト・フロスト・フレイム各種)
・サイクロプス(一つ目巨人)
・アースドレイク(劣等竜種の地竜種)
◎飛行種
・とくになし
◎騎乗種
・ライドコボルド(四つん這いになった騎乗可能なコボルド)
※大型種は各1体づつ出現(フォレストジャイアントのみ3体を確認)他は討伐部位の数だけ(撤退して逃げた数は含まず)
---------------
(…総数で千を超えるとか…まるで戦争だなぁ)
上がって来た報告書を読んでいるザック。今日渡された報告書はあくまで種類だけを示す物であり、亜種に至ってはまだ確認が取れてないとのことで確認が取れ次第この報告書を修正する形で上がって来るそうだ。
(しかし…これ、討伐報酬だけでも探索者ギルドと冒険者ギルド、破産するんじゃないかな?)
…と、要らない心配をしていたザックであったが、実はその心配は不要だった。今回の緊急クエストの資金源は本部の金庫からとなっていた為、辺境支部であるマウンテリバーのギルドの懐は殆ど痛まないからだ。尤も、本部から資金が届くまではギルド支部の金庫の残金で賄う為に予断は許せないのだが…まさか、ギルドの者たちも千を超える討伐数、ドロップ数とは夢にも思ってなかったのだから…。故に、中間報告の内容に各々のギルド長と副ギルド長は目を剥き、急ぎ本部に掛け合って資金の緊急移送を要請する決断には間違いはなかっただろう…何しろ生き残った冒険者と探索者たちが暴動を起こすかどうかの瀬戸際だったのだから…
・
・
後日、全ての最外壁の補修(という名目の再生)が完了し、更に1週間の様子見(魔物が最外壁を破って侵入して来ないか)を経て、ようやく緊急クエストが終結を見せた。冒険者ギルドと探索者ギルドの副ギルド長が雁首を並べて緊急クエストの終結を宣言し、ようやくノースリバーサイドに平穏が訪れる。
「はっ…ギルドの方はこれからが大変だよ…」
「あぁ…忙しい」
2人は言葉少なにいいたいことをいって去って行く。そして報酬は各パーティとチームに分配される。この緊急でリーダーやメンバーが亡くなり、所属チーム或いはパーティが解散の憂き目に遭った者たちにも分配された。鬼籍に入った者には遺族が居ればその者たちに送金され、特に肉親も親類も居ない場合は育った孤児院などに送金されることとなった。亡くなった理由も込めて…
- 屋敷の面々+α -
「ご主人様、お疲れ様で御座います…」
深々と首を垂れる執事コナンを筆頭に補佐2人とメイド軍団。
「い、いや…お仕事だし?」
ザックは数名の使用人から深々とお辞儀をされてやや引いていた。ちなみにギルドからの緊急クエストが終結宣言を成されてから数日後のことである。
「とんでも御座いません…ノースリバーサイドの最外壁補修という偉業を成されたのは主なのですから。すべきは謙遜ではなく、胸を張って…まぁ威張れという訳では御座いませんが卑下すべきではありません」
コナンは割とくどいというか…主に対しても悪い所は悪いという性格らしい。だからこそ、主を立てる所は立て悪い所は正す…正当な執事なんだろうが。
(あの男爵相手だと色々と苦労したんだろうなぁ…)
そして、邪魔になって最後には奴隷として売却されたと…不憫に思ったザックはいい返しもせずに黙って頷いていた。
・
・
「…で、報酬とかも送られて来たって聞いたんだけど…」
「おお!そうでしたな…イブ」
「はい、こちらに…」
コナンがメイド長補佐のイブを呼ぶとトレイに載せた書類を持って現れた。書類を受け取ってから用意されていた席についてテーブルに書類を乗せて1枚1枚読んでいく…
「えっと…これってマジ?」
「まじですぞ」
そんなやり取りをしながら僕は書類を読み進めていく。そこにはこう書かれていた…
【緊急クエストの報酬一覧】
※討伐数は確認できた総数で報酬は総合支払い額となる(表示額は税抜き額となる)
---------------
【討伐報酬+ドロップ品売却額】
◎小型通常種
・ゴブリン×893…金貨3枚 銀貨7枚 銅貨19枚
・コボルド×210…金貨1枚 銀貨44枚 銅貨48枚
・ウルフ×644…金貨2枚 銀貨55枚 銅貨55枚
◎小型亜種
・ゴブリン系
ナイト×279…金貨6枚 銀貨29枚 銅貨42枚
アーチャー×205…金貨8枚 銀貨67枚 銅貨56枚
タンク×68…金貨1枚 銀貨45枚 銅貨79枚
プリースト×28…銀貨20枚 銅貨83枚
メイジ×39…銀貨63枚 銅貨2枚
エリートナイト×111…金貨4枚 銀貨65枚 銅貨31枚
ハンター×405…金貨6枚 銀貨25枚 銅貨32枚
・コボルド系
ファイター×131…銀貨68枚 銅貨12枚
ライドコボルド×437…金貨8枚 銀貨42枚 銅貨53枚
・ウルフ系
フォレスト×323…金貨2枚 銀貨32枚 銅貨56枚
グレイ×305…金貨9枚 銀貨27枚 銅貨20枚
アッシュ×205…金貨4枚 銀貨13枚 銅貨28枚
ダーク×136…金貨6枚 銀貨76枚 銅貨73枚
フロスト×79…金貨1枚 銀貨27枚 銅貨66枚
クリムゾン×46…金貨3枚 銀貨25枚 銅貨31枚
◎中型通常種
・オーク×102…金貨4枚 銀貨25枚 銅貨13枚
・オーガ×97…金貨18枚 銀貨28枚 銅貨25枚
・トロル×12…金貨6枚 銀貨23枚 銅貨4枚
◎中型亜種
・オーク系
ファイター×26…金貨7枚 銀貨54枚 銅貨83枚
タンク×166…金貨44枚 銀貨67枚 銅貨39枚
・オーガ系
メイジ×13…金貨4枚 銀貨18枚 銅貨8枚
エリート×44…金貨26枚 銀貨18枚 銅貨88枚
・トロル系
タンク×56…金貨23枚 銀貨18枚 銅貨40枚
◎大型通常種
・巨人系
フォレスト×3…金貨172枚 銀貨53枚 銅貨45枚
フロスト×1…金貨263枚 銀貨27枚 銅貨40枚
フレイム×1…金貨219枚 銀貨5枚 銅貨98枚
・サイクロプス×1…金貨160枚 銀貨9枚 銅貨24枚
・アースドレイク×1…金貨260枚 銀貨23枚 銅貨50枚
---------------
総額:金貨1281枚 銀貨11枚 銅貨50枚
※一律税率20%として徴税済み
---------------
「おお…総額で大金貨を越えてる…」
一応、各チーム、各パーティでも何を倒したか、何を拾ったかなど申請報告はしており、確認が取れた時点で上記の報酬総額から引き抜いて支払われるらしいが…
「ええと…緊急クエストなのに徴税すんのか…あ~、多分色々なランクの探索者や冒険者が参加してるからか…一律20%、ね…」
平均値なのかこういった様々なランクの探索者・冒険者が参加するからなのかは不明だが、どのランクの者でも20%は天引きされるらしい。ザックとしてはランクCで40%なので助かるといえば助かる。
「しっかし…全部で千体くらいって聞いてたけど…え~っと…」
暫く暗算で計算していたが訳が分からなくなり、止む無くコナンに助けを求めるザックw
「…ふむ、全部で5400体弱で御座いますな」
「うはぁ…よくもまぁ…こんなに倒せたもんだなぁ…」
実はザック以外の探索者・冒険者が倒せたのは千体を少し超えたくらいだ。残りの4千体の内、半分はマロンとシャーリー&レムコンビであり、ザック自身も半分程を倒している。但し、報告したのは時間が許す限り討伐部位とドロップ品の回収ができた数だけであり、その数は千体を越えたくらいだろう。残りは巡回警備していた探索者と冒険者たちが回収した為、既に討伐されていた数として計上はしているが発見者の実績とはなっていない。
一部の経験が足りてない者が自身が倒したと虚偽の報告をしているがギルド側では疑わしいと認めておらずその場での支払いは留保していた。後日、その者たちは魔物の群れに惨殺されているが、殆どが出身元の不明な流れ者であったり孤児であった為にその者らが受け取る筈の報奨金などは生存者と遺族や出身元の孤児院で再分配することとなった(信用はしてなかったが、一応報奨金としてカウントはしてあったということだ)
「…で、生存してるチームとパーティがそれぞれ5と8。単独が3人。僕は…一応単独になるのかなぁ?」
従者のゴーレムを2体、常に連れてたけど。
「規定以上の人数のチームとパーティには金貨50枚づつ…まぁフルの人数だから6人だね。それが全部のチームとパーティっと…13だからそれだけで金貨650枚かぁ…」
残り金貨631枚 銀貨11枚 銅貨50枚。
「単独行動の3人…まぁ僕も入ってるけど。それぞれ金貨30枚」
残り金貨541枚 銀貨11枚 銅貨50枚。
「遺族や出身地の孤児院などに支払うお金が…結構一杯居るんだね…まぁ人数でカウントしないで支払い先で…各々銀貨50枚か。多いんだか少ないんだかわかんないけど…総額金貨58枚と…支払先は銀貨50枚で割ると116箇所か」
残り金貨483枚 銀貨11枚 銅貨50枚。
「え…必要経費?…いや確かに回復薬とか諸々はお金出さないと用意できないけどさ…ケチ臭いなぁ…締めて金貨381枚と銀貨10枚ね…多くね?」
残り金貨102枚 銀貨1枚 銅貨50枚。
「残金は…あ、こっちに全部おっ被せて来やがった。あ~…こちらで放出した回復薬とか解毒薬とか
残り金貨~銅貨まで0枚。尚、
・
・
ふと、思いついて傍らに立っている執事に声を掛ける。
「ね~、コナン」
「はい、何でしょう?」
微動だにせずに声だけで反応が返ってくる。
「この必要経費なんだけど…多いと思わない?」
「左様で御座いますね…明細が記載されてないので何とも…」
まぁ、そうだよね。僕もこれだけじゃわからないし…
「そっかぁ~…臭うっていうか、腐敗臭がするような気がするんだけど…」
別に比喩でも何でもないんだけど、大きい組織の上層部って香ばしいよね…
「…とある伝手がありますが?」
コナンが片眉を上げて訊いて来る。
「それって今でも使えるの?」
「えぇ、それは勿論」
「…」
ほんの数秒考える。調査して不正がわかったからといって、何になるのか…
「…まぁいっか。もし、こちらに何か不利なことでもあれば使おうと思う」
「左様で御座いますか」
それきり、コナンは反応しなくなった。何を考えてるかわかんないけど…まぁ用事は済んだので、後は報酬そのものの確認かな。
「…で、うちの報酬総額はっと…」
金貨132枚 銀貨1枚 銅貨50枚。個人の割り当て報酬30枚と、薬放出に対する経費の合計額だ。ドロップ品はレア物とか使えそうなのは懐に入れてるんでそちらは換金対象にはなってないけど…訊かれたら、
「勢い余って粉々にしちゃったので…」
とでもいい訳する予定だ。
「まぁいっか。これ、緊急クエストの報酬出資者になってないだけマシだもんね…」
「左様で御座いますね。流石に全額報酬を出そうにも、我々の体を絞り尽くしても足りませんので…」
サラッと怖いことを零す老執事に密かに戦慄を感じるザックだが、今回の緊急クエスト発布の判断は探索者ギルドと冒険者ギルドのギルド長だと聞くし、こちらにはその辺は関係無いと見ていいと思う。
「…あ、そういえばトレハンチームの報酬ってどうなってんだろ?…此処には記載無いけど…」
「あぁ…それに関しては主の奴隷扱いとなっておりますので…」
一応、奴隷の収入は主人からの給与…という形では認められてる。が、借金奴隷の場合は奴隷落ちしてから3箇月くらいは、収入があっても全て主人の財布に入るようになってるとかで…要は衣食住は保証されてるけど金銭は奴隷当人の懐には入らないらしい。逃亡防止の為らしいが…まぁそういうことらしい。依って…
「報奨金は無し、ですな。一部、主の方には回されます…先程の薬類の経費に含まれております」
「成程…」
確かに…金貨102枚 銀貨1枚 銅貨50枚の内訳を見ると、
トレジャーハントチーム報奨金:金貨10枚
…と明細が書かれていた。というか、個人の報奨金より安いんだけど…いいのか?
「まぁ…小遣い程度になるけど、あの4人にはお疲れさん賃として、そうだな…」
少し考える。どの程度が妥当かなと…
「銀貨10枚づつやってあげて。何か美味しい物でも食べて来てよって…休日にマウンテリバーに行ける日とかにね」
それ以上の駄賃をあげると、逃げ出す可能性もあるかな?…と思ったんだが、
「現金よりは、何か小洒落た着る物やアクセサリーなどを褒美として与えると良いかと…以前、ガラクタと判明したアクセサリーの類が御座いましたでしょう?」
と提案をしてきた。確かに、ネックレスや指輪、ピアスなどの何の価値も無さそうな物が彼女たちの持ち物を鑑定に出したら出て来たと報告があった。
「あ~、あれね。あれを加工するとかすればいいのかな?」
コナンはゆっくりと頷き、満足気な表情になる。気付けばイブが小箱を手に近付いて来て、蓋を開けて見せてくれる。
「…人数分よりは多いな。全部で10幾つか…」
失敗もあるかも知れないしと、取り敢えず全部受け取るザック。
「じゃあちょっと作業部屋に籠るね。何かあったら宜しくお願い」
「「「
こうしてザックは自室の隣に設けた、通称
-
「ふぅ~…。慣れないとあの人たちの相手って神経使うよなぁ~…」
奴隷とはいえ元他家の使用人たちだ。元々はザックみたいな元村人よりも身分の高い人たちであり、村人であっても村から追い出される秒読みだった自分より遥かに格上の人たちだった筈だ…そんな訳で、
「…まぁいいや。さて、アクセはっと…」
誤って身に付けないようにと大雑把に袋に放り込まれているガラクタや呪われているアクセサリーを袋の口を開けて覗き込む。手に取るくらいなら問題は無いと聞いているが、矢張り素手で触るのは何か戸惑われる。
「呪われてるなら、
袋を作業台の上に置き、中のアイテムが見えるように口を全開にして両手の手の平を袋の中に向けてザックは唱える。
「…全ての汚れよ、流れ落ちよ。その清らかな水に依って…
果たして、普段は
「くっ…眩しい」
目を瞑って耐えるザック。片手を使って目を護りたかったが、そうすると
「…はぁ、ようやく収まったか」
固く瞑っていた目蓋に差し込む光が弱まり、そろそろと目を開けるザック。
「…こういう時に物品鑑定魔法とか持ってると楽なんだけどなぁ…」
取り敢えず、袋毎アクセサリーをストレージに収納する。ストレージに収納した物は、簡易的にだがその物の状態がわかるようになる。いわば鑑定をするのと大差無いという訳だ。
【ストレージ(ザック)新収納品一覧】
---------------
◎アミュレット×1(浄化済み)
◎腕輪×1(浄化済み)
◎サークレット×1(浄化済み)
◎ネックレス×2(浄化済み)
◎ピアス(2つ1組)×4(浄化済み)
◎指輪×4(浄化済み)
※「古ぼけた…」という前置詞は付くがくどくなるので省略
---------------
「うん…呪いとか汚れとか纏めて綺麗になってるっぽい」
1つ1つ詳細を確認してみたが特におかしい所は無く、時間経過で古ぼけて現在では価値が余り無いという感じだった。試しに1つ取り出して目視確認してみたが傷だらけだったりすり減っていたりと、確かに売り物にはならないように見られた。
「うーん…
唯、それだけじゃ面白くないなとザックは考え始める。確か、今回の襲撃で得たドロップ品に面白そうな効果を持つ物があったなとストレージを確認すると…
【ストレージ(ザック)収納品一覧】
---------------
:
◎新緑の魔石×3(樹属性の魔力)
◎敏捷の魔石×5(敏捷の魔力)
◎耐久の魔石×4(耐久の魔力)
◎体力の魔石×2(体力の魔力)
:
※それぞれ魔石(小)と同じ大きさで、アクセサリーに付与することで表示されたステータスが上昇する効果を得る(付与可能数はアクセサリーに依存)
---------------
「ふむ…」
取り敢えずアクセと魔石を見比べて、どうしようかと暫く考える。そしてストレージ内の錬金魔法陣を起動して合成を開始するのだった…
・
・
凡そ1時間程経過。全ての魔石をアクセサリーに付与合成し、MPポーションをごっごと飲み干すザック。思ったよりMPを消耗していたようだ。
「まぁ…こんなもんかなぁ…」
【ストレージ(ザック)収納品一覧】
---------------
:
◎バームアミュレットオブタフネス(樹属性付与とHPの上昇(弱))
◎ブレスレットオブタフネス(HPの上昇(弱))
◎クイックネスサークレット(敏捷度上昇(弱))
◎バームネックレス×2(樹属性の付与(弱))
◎クイックネスピアス×4(敏捷度上昇(弱))
◎タフネスリング×4(
:
---------------
付与した魔石は次の通りだ。
バームアミュレットオブタフネス…新緑と体力の魔石
ブレスレットオブタフネス…体力の魔石
クイックネスサークレット…敏捷の魔石
バームネックレス…新緑の魔石
クイックネスピアス…敏捷の魔石
タフネスリング…耐久の魔石
アミュレット…所謂護符だが金属製の首から下げるタイプの物だ。それだけ2つの魔石を付与できるキャパシティがあったのでその時に残った魔石を付与して見たら成功した。他はまぁ、人数分揃っていたアクセには数が多い物…敏捷と耐久の魔石を付与して、残りは適当に選んで付与していった。それぞれのアクセにメモを書いて添え、適当な小箱を用意して中に詰めていく。
「ふぅ…これで1人は屋敷に常駐して貰って1人欠けた状態でお仕事して貰っても大丈夫かな?」
それぞれの効果は(弱)となっているが本人のステータスの1/10程を嵩上げできる上に装着し、破壊されなければ半永久に上昇効果を得られるので十分だろうと思われる。だがザックは知らなかった。それが伝説級レベルのアクセサリーと同等ということに…。そして、その価値をよくわかってないトレハンチームメンバーたちも余り考えないで受け取り、ずっと後になってから貸与されたアイテムがトンデモアクセだと他人から聞かされ、驚天動地でガクブルすることに。今は知る由もないのであった…
━━━━━━━━━━━━━━━
効果(中)で3/10上昇。(高)で1.5倍になります(ステータス上昇の場合)但し、付与するアイテムが付与に耐えれれば、ですが!(普通の金属(鉄とか銀とか)だと、まず(中)は付与できないで砕け散りますw…(小)なら品質が良ければ付与できる可能性はありますが)
備考:
探索者ギルド預け入れ金:
金貨712枚、銀貨802枚、銅貨1667枚(尚、両替を希望しなければ貨幣単位で加算される一方となる)
ストレージ内のお金:
金貨282枚、銀貨1020枚、銅貨781枚(変化なし)
財布内のお金:
金貨2枚、銀貨78枚、銅貨80枚(変化なし)
総額(両替した場合の額):
金貨1015枚 銀貨25枚 銅貨28枚
今回の買い物(支出金):
なし(但し、屋敷側では色々買い込んでいる模様)
ザックの探索者ランク:
ランクC(近日アプデの予定(ネトゲかっ!w))
本日の収穫:
金貨132枚 銀貨1枚 銅貨50枚。ギルド預け入れ金…所謂ギルド口座に振り込まれた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます