23 その21
ダンジョンに潜ったはいいものの、第3階層に着いて1時間も経たずに地上へと戻ったザック。いつもならまだダンジョンアタックを続けている時間帯だがとある集団から攻撃を受けた為だ。その報告をする為にいつもの半分程の時間で戻ったザックはマウンテリバーに来て1年と少しが経過するものの、初めて会うギルドマスターに邂逅を果たし…ことの顛末を記したメモと見覚えのある者の似顔絵を手渡す。「宿から出ないように」と身の安全を確保する為に直営宿から出ないようにと釘を刺されたザックは宿に戻り、ついでに破壊された裏庭の塀を作り替える。翌日、呼び出されてギルドに出頭?するザックを待ち構えていたのは昨日に続きギルマスと、報酬の金貨が入った革袋だった…
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- 食後にまた呼び出されたんだけど…あぁ、報酬の分け前ですか -
宿の食堂で朝食を食べ終え、さて…と自室へ戻ろうとすると通り道の受付で呼び止められる。サクヤさんが笑顔でザックを「ザックさぁ~ん!」と呼び止めたのだ。あ、ちなみに前話は昨日の話しですよ?
「えっと、何でしょう?」
珍しく受付業務をやってるんだなぁと思いつつ、ザックが少々困惑顔で振り返ると、
「マシュウさんって方が見たら宿に来て欲しいっていってましたよ?」
と、マシュウが言付けをしたとの報告だった。
「あ、わかりました。ありがとうございます」
「いえいえ~!」
ぺこりと頭を下げてザックが自室へと歩いて行く。サクヤは同様に笑顔で顔の下辺りで手を振って見送ったのだった。
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「う~ん…一応ダンジョンに行く装備で行った方がいいかなぁ?」
時間的にもいつもと同じ、ダンジョンに潜る時の待ち合わせよりちょっと早いくらい。いつもならギルド前で待ち合わせてからダンジョンに行くんだけどね。
「どっち道、ストレージに突っ込んでおくから準備も何もないけど、体の装備は着てないと意味ないからなぁ~…」
普段着とダンジョン装備は違う為、普段着を脱いでダンジョン用の丈夫な服に着替える。どの道ストレージに脱いだ服を全て収納してしまうが、汚れた物は宿で洗濯して貰う為に部屋に設えてある洗濯物を入れる籠に放り込む。流石にずっと出さないのも変に思われる為、数日着た普段着やダンジョンから戻った時に来ていた衣類は籠に入れて洗濯して貰っている。宿賃とは別料金となるが、これは宿の低料金を補う副収入…ひいては働く職員の給料の上乗せとなるのでなるべくは…と思っているザックだ。特に、一番の下っ端のサクヤの薄給の手助けにはなるので!w
「…よし、取り敢えずこれでいいか」
丈夫な服の上に軽装鎧…
「じゃあ行ってきます!」
「行ってらっしゃい!!」
サクヤさんに行ってきますの挨拶を交わし、ザックは行く。マシュウたちの泊っている宿へと…
- マシュウたちの宿 -
「そーいや場所は覚えてたけど…」
宿の名前は憶えてなかったよなぁと思いつつ、宿の看板を見る。
「月並みの生活亭…」
内心、どんな感想をいえばいいかわからなくなったザックは乾いた笑いしか出ないってのはこういうことをいうんだな…と思いつつ、ギルドから徒歩5分の宿の看板を見ないことにした瞬間だった…
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「いらっしゃいませ。お食事ですか、お泊りですか?」
受付に居た地味目の女の子…ザックよりは年上に見える…がザックに気付き、にこっと笑顔を浮かべて訊いて来る。従業員か宿の主人の娘かは、見ただけでは不明だ。
「あ、いえ。こちらにお世話になっているマシュウさんに呼ばれて来たのですが…」
軽く会釈をしてから用件を述べるザック。
「あ~…多分、部屋に居ると思います。102号室になりますが案内しましょうか?」
とそこへパトリシアが廊下を歩いてやってきた。パトリシアはザックに気付くと、手をぶんぶんを振って
「お、ザックくぅ~ん!こっちこっち!!」
と、ザックに駆け寄りながら腕を組んで歩き始めた。ザックには尻尾をぶわさぶわさを振る大型犬が駆け寄ってくる様を幻視したのだが…
「あ、え、ちょっ!ちょっとぉ~!?」
と、あっという間に腕に組み付かれて強引に引き摺られて行くのだった…
「あ、あははは…」
現場をぽかぁ~んとしたまま見送った受付の女の子は、苦笑いを浮かべることしかできなかったそうな…
- 「
…正確には宿の離れともいえる(母屋から渡り廊下で繋がっている)元々は倉庫として使われていたようだが、人数の多い探索者チームや冒険者パーティ向けにと改築したそうだ。現在は長期に渡り泊るという条件の元、その一部を「
「よ、よく来てくれた。狭いが入ってくれ」
パトリシアに引っ張られて来たザックを見て多少頬がひくついていたマシュウだったが、何事も無かったようにそういい切った。そう…パトリシアの胸が頭の上に載っているとか、そんな状況なのに笑顔でパトリシアがニコパ顔でザックを抱えているとか、気にしたら負けだとでも考えているように…。
「あ、はい。えっとパトリシアさん?…その、いつまでも抱き着かれてると動けないんですが…」
「あ、ごめんね~!」
そういいつつもザックに抱き着いたまま部屋の中に入り、椅子に着席して太腿の上にザックを載せるパトリシア。背中には双丘の柔らかい物体が。お尻の下には柔らかい太腿。そして両腕でがっしりと抱き抱えられたままの状況が続き(一応両腕は自由ではあるが)解放された訳ではないようだ…
「…」
助けを求めて周囲を見回すが、首を左右に振られ暗に「諦めろ」といわれた気がしてガックリするザック。
「…あ~、取り敢えずそのままで聞いてくれ」
「え、ちょっ!」
「じゃあまず、先日のドロップ品の換金の分配金だ」
銀貨47枚と銅貨48枚が入った革袋が手渡される。肩掛けバックから巾着袋を取り出し、中へ入れる振りをしてストレージへ収納しその中身を見てみると、革袋の中身が表示される。
「…はい、確かに」
「便利だよなぁ。アイテムボックスって中に入れた物の詳細もわかるとか」
「えぇ。でも、未鑑定の物は未鑑定のままですけどね」
「そら確かに」
ジャッカルがそんな話しを投げてきたので投げ返すザック。だが、ストレージに至っては未鑑定の物であろうと、過去に鑑定されたことのある類似品なら不完全ながらその正体を示すことも儘有る。ザックの場合は植物鑑定を所持している為、植物に関してならいちいち鑑定せずともその正体がわかる範囲で判明するのが楽でもあった。ストレージもアイテムボックスもだが、今回のように貨幣を入れた革袋の場合は枚数を確認して入れた貨幣の数を投入者が覚えている期間内ならその記憶を読みだして表示する為に、鑑定以前の問題で内容がわかるというだけである(何を入れたか忘れてしまった。或いは1年以上放置していた革袋なら「革袋を入れた」という情報しか残ってない為に中に何が入っているか表示させる為には、鑑定をするか一旦口を開けて中身を確認するといった所作が必要となる(単に貨幣の数を確認するだけなら中に入れたまま確認でも構わない))
「さて…今日の予定だが。ダンジョンに潜る、でいいのかな?」
マシュウがそう訊いて来たのでザックは(特に他にやることないし、それでいいかな?)と思い、
「特に問題が無ければ…」
と、是と頷く。どちらかといえば、このエアクッションのような柔らかチェアに座らされているこの状況を何とかして欲しいのだが、軽く拘束されたザックはどうしたもんかとマシュウを睨むように見詰めている。世の男共が目の当たりにした日には、血の涙を流しながら「代わってくれぇっ!」…と絶叫するような状況でもあるがw
「よし。では30分後に準備をして外に集合だ。あぁ、この離れじゃなくて宿の外な?」
ぱんぱんと手を叩いて準備を促すマシュウにパトリシアがぶー垂れていたが、渋々ザックを開放して女子部屋に戻るのだった…(尚、集まっていたのは男子部屋で廊下とはその部屋しか繋がってない&女子部屋の方が狭いので普段たむろしているのは男子部屋となっている(食事もそちらで摂ることが多い))
- 30分後 -
「全員集まったな…じゃ行くか」
「あ、その前に不足品をギルドの店で補充してもいい?」
ジュンが消耗品を買いたいといってきた。昨夜は二日酔いで調子が悪く、その前はダンジョンから帰還してすぐ飲み会に突入したせいで補充できなかったと…
「あー…わかった。15分だけ待つから急いでくれよ?」
そうはいうものの、マシュウたちも幾つか買う必要があることに気付いて同行する羽目に。ザックはというと、
「あ…じゃあ僕も幾つか補充していこうかな…」
と、結局全員でギルド内の店舗に買い物と相成った。基本、消費した薬類と低品質紙とインクの補充のみだ。弁当は先日買い込んだ物がまだ余っているし、保存食に至っては1色も消費していない。脱いだ服は今朝洗濯籠に放り込んだが着替えはまだあるしそもそもダンジョンに御籠り中は
・
・
「全員集まったな…じゃ行くか」
15分前にも聞いた台詞をマシュウが少々疲れた顔で繰り返す。
「忘れ物はないな?」
念の為訊くマシュウ。全員「無いよ」とか「ありません!」と返してくるので、今度こそは…と頷いたマシュウ。だが、安堵したのも束の間。ダンジョン入り口の係員によって粉々に砕け散らされてしまうのだった…
- ダンジョン出入口・監視係員詰め所 -
「あ~、「
「あ、マシュウさんですか。お疲れ様です」
「あ、あぁ…何かあったのか?」
係員の表情に申し訳なさそうな色が見えたマシュウは敏感に感じ取り、先手を取る。
「あ、えとですね…」
ちょいちょい、と手招きする係員に怪訝な顔をして近付くマシュウ。
「実は…」
係員の話した内容とは…とても信じられるような内容ではなかった。その内容とは…
・
・
「で、何だったの?」
ダンジョンに入らせて貰えず、宿への帰途を辿っているマシュウたち。ザックも流れ的に後を付いて行っているが、謎のまま高い好感度のパトリシアによって背中をぐいぐい押されているザックだった。
「えっとな…道中じゃ聞かせられん内容だから、宿に着いたらな…」
「機密ってことか?」
「そんな所だ」
ジュンに訊かれたマシュウはそう答え、ジャッカルに重ねて問われ肯定する。その合間もパトリシアはザックとじゃれあいながら一行の後を付いて行くのだった…(周囲の視線に微笑ましいものや嫉妬の熱を含むものが混じり合い、ザックとしては離れて欲しいと思っていた…(勘弁してくれ~!)と思いつつw)
- そして戻って来ましたマシュウ部屋(どんな名前!?w) -
「つまりだな…」
聞いた内容を頭で整理しながら語るマシュウ。その内容を整理して短めに纏めるとこんな感じだろう。
◎フレグナンス男爵とその一行がダンジョンで行方不明となった
◎昨日ダンジョンに入る際、関係者以外は入るべからずと勝手にいい残して
◎「そんなの関係ねぇ!」と入って行った探索者が第3階層で大音響と共に物凄い魔法だか超常現象だかを目撃し、男爵一行の持ち物らしい跡を発見したがその持ち主は発見できず(遺品?を持ち帰って鑑定して貰ってから判明)
◎あんなでもこの町に住む貴族なので、捜索するということで現場を荒らされたくない為にダンジョンの探索は最低でも1週間は禁止となった
「え~…それって横暴じゃ…」
パトリシアがぶ~垂れるが捜索を邪魔すると恐らく罪となる為、ジュンがきっちりと説明し…どんな説明をしたか不明だがガクブルしながら意見を180度変えてる様に苦笑いしかないザック。
「ま、不満もあると思うがギルド管理下のここのダンジョンは無理ってだけで他はまぁ…ちぃ~と遠いが探索は可能だ。どうする?」
「そらまぁ…だけどここらで一番近いのってあそこしかないんだが?」
「あ~…あそこかぁ~…」
マシュウの言葉にジャッカルがやや難色を示し、ジュンも同様の色合いの表情を作る。
「えと…他のダンジョンって遠いとか、難易度が高いんですか?」
ザックが疑問に思って訊くと、
「あ~…ザックは知らないのか。正式名称は忘れたが、別名「マナのダンジョン」っていわれててな…」
ジャッカルが答え、
「名前の通り、非常に空気中の魔力…所謂マナね…が濃くて、普通の人間にとっては苦しい所なのよ…」
ジュンが引き継ぎ、
「だから、魔の血が濃い亜人には問題ないんだが、混じり気の無い人間にはきつい場所なんだよ…先祖に獣人族の血が流れてる俺でもきついくらいだ…」
マシュウが出自を暴露してまで説明した。尤も、先日ぽろっと零してた気もしたが…
「…吐きます」
背後で「ぉぇっ」と思い出し
「あぁ…パットは思い切り吐いてたもんなぁ…今回は留守番かね?」
ジャッカルが苦笑いしながらパトリシアを弄りだす。ジュンも苦笑いしながら
「あの時は大変だったわねぇ…入口で吐いてUターンを決めてたし…」
「そう、だな…」
遠い目をしたマシュウが、遠征費が丸っと赤字になった過去のことを思い出して目から汗を流していた。
「空気中のマナが濃いだけでしたら、普通の濃度になれば問題無いのですか?」
ザックの問いに、頷く3人。パトリシアだけは背中に居るので普通なら確認はできないのだが…
(あ、頷いているな…やっぱこの目、チート過ぎるなぁ…ま、体が縦に揺れてるから肯定の頷きってことで説明はできるか…)
決して乳が揺れてるのではなく、ザックを抱えてるパトリシアが揺れている。パトリシアの胸部装甲はザックの背中にやや押し潰されているので、揺れてる筈が無いのである!(そこ、強調するとこぉっ!?w)
「じゃあ、吸魔のアクセサリを作れば解決できますね?」
「吸魔?…ってことは、空気中のマナを吸う魔道具ってことか?」
ザックが解決策を提示するとマシュウが訊き返し、頷くと目を見張っていた。
「道理で…他の探索者連中があのダンジョンで成果を上げて戻って来ると思ったら…」
どうやら解決策を発見している探索者たちには問題が無いダンジョンであるらしい。そうとわかれば何処かでその魔道具を売っているのだろうと思いついたジュンが
「じゃあ、その魔道具を売ってる店を探しましょう!」
と息巻いて叫ぶ。耳キーンとなった一同は暫くして…
「まぁ待て。そんな魔導具、聞いたこともないし用途が限られている」
「そうだな…そんなニッチな用途のモノ、安いと思うか?」
マシュウの言葉にジャッカルが引き継いでジュンに質問を突き付ける。そしてジュンはというと…
「た、確かに…。マナのダンジョンを訪れる探索者は限られてるから…」
「ま、そうだよな」
「お高いだろうな…」
結論が出てしまったようだ。
(マナを吸い取るんならいつも使ってる
貯め込んだ魔力は何かに使えるようだし、時々遠征に行ってもいいよなぁ…などとザックはマナのダンジョンに行く気満々で居た。そしてパトリシアがいきなりこういいだした。
「ザックくんは行く気満々みたいだよ?…何かは知らないけど、解決策も考えてるみたいだし…行こ?」
と。
- 余禄・フレグナンス男爵の最期 -
「いいか?…わしの入った後、探索者たちは入れないで貰おう。これは命令だぞ!」
「は、はぁ…」
焦燥感で追い立てられたかのように面相が変わった男爵がそうダンジョンの出入り口の監視をする係員に命令し、部下を引き連れてダンジョンへと入って行く。係員はそもそもそんな権限も無い為、いわれるままに返事をしているが明らかに犯罪者や探索者ではない一般人ならば止めることは可能だが、探索者たちを引き留めることはできない。できるとすれば、ダンジョンの中で何か異常が発生した時くらいだろうか?
「…一応、上にあげておいてくれ」
「わかった」
同僚にギルマスに報告してくれと伝えると、走って行く同僚。どんな命が下るかわからないが…
「多分「静観せよ」、だろうなぁ…」
予想は覆ることはなく、そのまんまの報告をした同僚を労う為、交代要員が来た後に昼飯を奢る羽目に遭うのはまた別の話し。だが、先にいった「ダンジョンの中で何か異常が発生した時」が、まさか本当に来るとは夢にも思わなかったのだった…
・
・
「はぁっはぁっはぁっ…」
「おい!どうした!?」
「だ、ダンジョンの…げほげほ…」
「これを飲め、水だ!」
「す、すまない…」
ゴクゴクと差し出された水筒の中身を飲む探索者。
「…落ち着いたか?」
「ああ…」
「中で何が?」
「…第3階層だ」
「あそこで何が?」
「超常現象か…若しくは俺の知らない大魔法が炸裂した…」
「それは直接見えたのか?」
「いや、直接ではないが…。音と大震動が来て…確認したのは立ち上がった後で申し訳無いが…だが、残り香のように、空中でぱりぱりと細い…稲妻?…みたいなのは見えたな」
「…雷属性の魔法、か?」
「ダンジョンの中でか?…有り得ない」
「俺も…そう思ったんだが。第3階層は解放型のダンジョンで空も…まぁ疑似だが…で、調べようと近寄ったんだ」
「どう…だった?」
「…生きてるモノは存在してなかったな」
「そうか…」
「だが、これが残っていた」
探索者はバックパックから中型の袋を取り出し、係員に見せる。
「中を拝見しても?」
ゆっくりと頷く探索者。口を紐で縛られた革袋を解くと、中からは焼け焦げた金属製の物が出てきた。殆ど黒焦げになっていて元が鎧の一部なのか、それとも武器の一部なのか不明だが、1つだけ焦げてはいるが元の形状を残す唯一の遺品らしき物が在った。
「これは…」
「確認しないとわからないが、あいつの身に付けてたのと似てるな…」
「あぁ…」
あいつとは誰か。探索者は見当は付かなかったが、革袋の中身が空となっているのを確認すると(中身は出入口監視小屋のテーブルにぶちまけられている)
「じゃあ、こいつは返して貰いますよ?」
といってバックパックへと戻す。
「あぁ、2度手間になるようですまんが調書を取らせてくれ」
「えぇ~…さっきので全部ですよ…」
「規則なんでな…」
と、小屋の中で小一時間調書を取らされる探索者。遺品を持ち帰ったということで後日、僅かだがギルドを通して金銭を貰うのだった…。そして、持ち込まれた遺品はフレグナンス男爵の紋章が刻まれた物とわかり、町の上層部は騒ぎになる。次の日、捜索部隊が急ぎ招集されてダンジョンは封鎖。ザックたちが入る段階では既に封鎖の状況となっていた訳だ(簡易なバリケードが敷設されており、いつもは監視小屋に入っているか入り口に立っていた係員が2名体制ではなく4人体制になっていた)
マウンテリバーのダンジョンが入れなくなったということで、隣町の近郊にある「マナのダンジョン」に行くかと相談するザックたち。きっと戻って来た頃には大騒ぎになっていてびっくりしてることだろう…
━━━━━━━━━━━━━━━
吐いた過去は忘れてしまってはないが前向きな女の子、パトリシアだった!w
そして謎の行方不明になったF男爵。彼らの行方は…それとも神の怒りに触れて消されたのだろうか…謎は謎を呼び、広げられた風呂敷はいつ閉じるのだろうかと…イヤナンデモナイデス。
備考:
探索者ギルド預け入れ金
金貨950枚、銅貨1617枚
ストレージ内のお金
金貨170枚、銀貨207枚、銅貨1213枚
財布内のお金:
金貨1枚、銀貨57枚、銅貨68枚
今回の買い物(支出金):
消耗品を幾つか(銀貨1枚 銅貨35枚)
ザックの探索者ランク:
ランクC(変化なし)
本日の収穫:
前回のダンジョン遠征時の収益分配金(銀貨47枚 銅貨48枚)
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