ティトさんの暗殺事件、凄惨でした。
これは無銘の学舎、彼等が怒りを覚えるのも当然ですよね…。
彼女のお墓参りをするトリスタンさん。「最後には、ならないさ。必ず、意味を見つけて帰ると約束したよ」どうかその言葉を違えずに生きて欲しいなと、願うばかりです。
彼の行く先に果たしてどういう未来が待っているのか…
そしてトリスタンさん。ご結婚なされていたんですね。ティトさんの暗殺事件が一つの切っ掛けとなっていると他の方のコメントで知り、お相手がどなたか知りたい、でも知るのが怖いような、そんな気持ちで揺れております。
事件の別側面が他登場人物達から語られるとのことで、引き続き楽しみにしております。
作者からの返信
月白輪廻様、コメントありがとうございます!
仰る通り、暗殺騒ぎで無銘の学舎側は穏健派に至るまで怒り心頭、かくして一丸となって王宮崩しへと歩み出し、現在に至りました。
言わば学舎側の足場固めに繋がった事件なのですが、実は事件には一枚も二枚も裏がありまして。
その一端に次回、触れる予定でした。
……本当は今回でそこまで書き切る予定だったのですが、トリスタン達が受けた衝撃や怒り、悲しみを描写していたらどんどんページが嵩み……。
結果、二章エピローグなのに長々と次回に繋がることとなってしまいました。
でも結果的に、今までスポットを当てられなかった主要キャラを深掘りできて、ある意味怪我の功名かもです。
トリスタンは、かつての道場の門下生達が捨て去った、優しさや甘さなどを抱えるキャラで、今後もストーリーの中核となっていく予定です。
サラリと語られた結婚についても、実は暗殺事件とはちょっとだけ関連があったり。
真相全てが明らかになるのはまだ先なのですが、断片的な事実は次回また改めて話題になる予定です。
今回もご高覧頂き、誠にありがとうございましたm(_ _)m。
巻き込まれてから助かろうとすれば死ぬと誰かが言ってましたね。確か『ゲームオブスローンズ』だった気が…。
賭けるものが自分の命であることを忘れ、相手がクーデターで瞬く間に王宮を制圧したことを忘れた怠慢を棚に上げていざ殺されそうになって命乞いというのは醜態を通り越した何かですね。それはこれまで死んでいった者たちへの侮辱以外の何物でもないでしょう。
作者からの返信
焔コブラ様、コメントありがとうございます!
旧王宮・公爵勢力の残党討伐回となりました。
とはいえ連中、援軍の当てがある訳でもなく、各地で連携できている訳でもないので、趨勢は決まりきっているのですが。
特権階級の驕りを最後まだ捨てられず、みくびりを隠せないのが敗因ですかね。
戦わずして相手を制することに、慣れきっていました。
だから想定外の事態に弱く、すぐ狼狽えます。
アルノーやロベールの政争以後、優秀な大器が育っていなかったのも遠因ですが。
今回もご高覧頂きまして、ありがとうございましたm(_ _)m。
編集済
コメント失礼します。
悲しみと憤りがヒシヒシと伝わりました。
ティトさん暗殺事件について語られたわけですが……予想以上に凄惨な最後を迎えてしまったのですね。城落とし及びできる限り惨殺な方法を取らざるを得ない状況ができてしまったわけですか。
これは腐った政もさることながら、止められなかった責任としてアディさんに刃が向いてしまったのも、ある意味必然だったのかなぁと……。勿論アディさんは助かってよかったですよ!
無銘の学舎の技術を奪われるのを計算して古い技術を渡すとは、策士!
最初から戦い吹っ掛けるつもりだったからしっかり計算に入れてますね。三人寄れば文殊の知恵、というわけではありませんが、計画が途中で頓挫しないように多方面の意見で強化されている感じがします。
あとトリスタンさんご結婚されてたのですね!お相手気になります!いつか物語に出てこられるのでしょうか。幸せであるようにひっそりと願います。
作者からの返信
森羅秋様、コメントありがとうございます!
ティト暗殺事件、結構今後の展開に根を張る事件ですので、本来は話数をかけてゆっくり語られる予定だったのですが、色々と考えて今回のような流れになりました。
付き合いの長いトリスタンにとっては、特に衝撃の事件でした。
当時はトリスタン、ベン、イクスの三人組は、過激な作戦には異議を唱えるような立場だったのですが。
事件を契機に、城落とし止むなしという方向に変わっていきました。
学舎の技術力は、世界的に見ても抜きん出てる状況ではあります。
アルノー(とティト)の長年の研究を下地に、受け継がれた|大海蛇の水晶《リヴァイアサン》の力が影響が大きいです。
この辺りはまた、おいおい話に出てくると思います。
トリスタン達から見た暗殺事件の内容と影響は、今回のような内容ではあったのですが……。
結婚も実は、ティト暗殺が契機になっていたりと、あちこちに波及しております。
実は事件には、別の側面がございまして。
その件について、次回別のキャラ達により語られると思います。
今回もご高覧頂き、誠にありがとうございましたm(_ _)m。
ええ……。
ティトにそんなことが……。
そんなことしたら、「彼女たち」に、火に油を注いで……。
この島には、ホントにもう、失望を越えて絶望しかないって感じですね。
トリスタンたちの征く道は、さて、どこに繋がっているのでしょうか……。
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
四谷軒様、コメントありがとうございます!
実はこの回、ティトの事件には触れず、サクッと二、三千字程度でエピローグとする予定でした。
事件について補足しようとしたら、一気に膨れあがってしまい……。
しかも一番やりたかった補足部分に届かず、事件後の影響と概要説明で留まってしまうという有り様でした。
次回の間章2-2で、事件の別側面に言及する予定です。
今回もご高覧頂きまして、誠にありがとうございましたm(_ _)m。
編集済
三人の高弟たち、もうすっかり達人、と言った感じですね。
国を転覆させるぐらい強い連中だからそうなんでしょうけど、世代を超えて戦闘技術もアップグレードされて、もはや四大精霊を持った上で達人じゃないと彼らや彼女らには敵わないのではと感じます。
ティト、しっかり者で良さげな人物だったのに、暗殺されてしまって悲しいですね。。。戦闘が不得手だったからやられてしまいましたが、腐った王宮を叩き落とすのには、こういう契機が必要であったという事でしょうか…
作者からの返信
海藻ネオ様、コメントを頂きましてありがとうございます!
アルノーの残した指南書を元に、弟子達は魔石に関する技術体系を作り発展させてきました。
アルノーがそもそも、騎士や為政者よりは技術者や指導者向きという評価だったため、残した遺産はちょっとしたオーパーツみたいになっています。
まだ4、5年程度の技術なので、欠陥も多かったりするのですが……。
今回はちょっとした顔出しだけでしたが、ベンの格闘術のどこに水術が応用されているのか、他の二人の技量などは今後展開されていくと思います。
ティトは実は、アルノーから直接水術の手解きを受けた唯一の門下生になります。
公爵軍の残党を一人で撃退していたくらいには腕はあるのですが、それを仲間達には開示していませんでした。
そのためトリスタン達からは、あのような弱い判定を受けていた形です。
海藻ネオ様の仰る通り、(事実はどうあれ)古参メンバーで唯一戦闘力を持たない女子が暗殺されるという事件は、学舎が急進的な舵切りをするのに十分な出来事でした。
そしてこの事件にも、裏で色々な思惑があったりしまして。
その辺りに次回は触れていくことになっていきます。
今回もご高覧頂き、ありがとうございましたm(__)m。