第41話(下)引越しとパーティーと不審者、門下生達の忙しない一日

 その日、デュオは道場で荷造りをしていた。

 建屋接収に端を発する、引っ越し作業の一環だ。母屋と道場、納屋を往復しながら、物の移動と仕分けを繰り返していた。

 数日前の遺言状騒動では精神を掻き乱されたものの、非定常作業に勤しむことで何とか心の平静を保っていた。


「やれやれ。本当は手伝って欲しいんですがね」


 道場の板間では、図体の大きい男が二人、並んで寝込んでいる。門下生の年長組、ベンとイクスだった。

 朝練に来たはずの二人は、散歩で立ち寄ったディアナと居合わせてしまい、止めるのも聞かず組み手を申し込んだ。

 結果、二人合わせて二十秒足らずでノされ、意識混濁のまま天井の染みを数えていた。

 片付けをしている側からすれば、邪魔以外の何者でもない。だが両者とも首への打撃が直撃していたから、すぐには回復しないであろう。

 デュオが水で濡らした亜麻の布を二人の顔に被せると、ベンとイクスは痛みが落ち着いてきたのか、唸り声が止み静かになっていく。


「あはは、二人とも情けないね。ひょっとして昔より弱くなっているんじゃない?」


 同じく荷物の仕分けをしながら、赤毛の小柄な青年、オクタビオが笑う。彼も年長組の一人で、今は仕事も兼ねて道場を訪れていた。


業師わざし相手に真っ向から仕掛けるとかバカじゃん。ディアナはスタミナ弱点なの分かりきってるんだから、じっくり攻めなきゃあ駄目でしょ」


 倒れた二人を笑うその様に、デュオは注意しようと口を開きかけて、止める。

 口達者なオクタビオのことだ。反省するどころか、言い訳を重ねて煙に巻いてくるに違いない。煽り嘲笑あざわらう悪癖を諌めるより、もっと建設的な話に持っていくべきだった。


「不用品はあらかた纏め終わりました。見積りはどのくらいかかりそうですか」

「この量だと半日くらいかな。買取と運搬は今日じゃなくてもいいんでしょ?」

「ええ。師範代に最終確認して貰う必要もありますし、決済は後日お願いします」


 オクタビオが家財の山を、ポンと軽くはたく。

 デュオは道場の退去にあたり、実家が商家のオクタビオに、不用品の買取を依頼していた。

 本当ならば残らず移転先に持ち込みたいが、次の土地の選定が間に合っておらず、どうあっても退去日が先に来てしまう。

 小さな物であれば門下生達が持ち帰ったりすることもできたが、運搬が難しいサイズの物は、そういう訳にはいかない。

 

「しかしガラクタに近い家財はともかく、武具が結構あるのは良いね。ご時世だしいい金額になるよ」

「鎧に具足、兜。武器は剣、槍、弓を筆頭に各種ありますよ。元は、騎士団の払い下げ品と聞いています。それとガラクタ呼ばわりは止めるように」

「よくもまあこんなに、狭い納屋に収まってたもんだ。母屋に置かれてたガラクタより、よっぽど保存状態が良い」


 お前をガラクタにしてやろうかと腕に力を込めて、デュオはすぐに怒りを霧散させる。この物言いも、いつものことだ。

 身内相手ということを差し置いても、客相手の対応がなっていない。事実であっても、敢えてそれを悪しように指摘して揉める必要もないだろうに。

 確かに納屋に置かれていた武具類は、海沿いに面している割には状態が良い。欠けや汚れは見られるものの、まだ十二分に扱える。恐らくアルノーが水術で保護、保管していたのだろう。

 もしかしたら、隠し財産代わりに残していたものかもしれない。


「では一先ずお預けしますオクタビオ。リストも作成しておきましたので、明細に活用してください」

「疑り深いね。ボクがネコババするとでも」


 さすが商人というべきか、予めリスト化しておいた目的を見抜いてきた。手間でも一覧にしておいたのは、出した品物は把握しているという意思表示であり、防犯も兼ねている。


「城からの引越しの際、師範の書物が消えたことは忘れていませんよ。何故か貴方の鞄から出てきたこともね」

「おっと藪蛇だった。やれやれ、あれは間違えただけだって言ったのに」

「ほう。わざわざ前日、馴染みの古書商に買取額を問い合わせていて、偶然だと?」

「別件さ。ボクが何件の商談を抱えていると」


 ああ言えばこう言う。

 どちらにせよ普段の言動を見るに、彼を信用し切ることはできない。門下生の一員であるオクタビオだが、良くも悪くも親に似て、商人気質なところがある。

 目先の利益に飛びつきがちな性格は、アルノーの指導をもってしても、ついぞ治ることはなかった。


「見積りはまだ掛かるようですし、私は少し出掛けてきます。寝ている二人共々、留守は任せますよ」

「ええ、ボクのタスク多くない? 道場はともかく、脳筋二人の面倒まで見切れないよ」

「抱えた何件もの商談に比べたら、楽なものでしょう? 頼みましたよ、テイドワ商会の跡取り息子」


 抗議の声を聞き流しつつ、デュオが道場を後にする。そのまま暫く、浜通りを歩いた。

 海を背に軒を並べる露店も、忙しなく港を行き交う大きな貿易船も、いずれ見られなくなる光景だ。

 この場所で生まれ育ったわけでもないのに、郷愁を感じるのは何故だろう。そんなことをぼんやり考えながら、デュオは風景を名残惜しんだ。

 曲がりくねった細い道を継ぎ歩き、浜通りから街の南東の宿場町へと抜けていき。

 いつの間にか一人の男が、デュオの真横に並んでいた。


「首尾は如何でしたか、エクトル」

「郊外の公爵軍、噂以上に規模が大きいようだ。必要なら潜り込む」


 まるで、それまでも一緒に歩いていたかのように、自然な流れで報告が始まる。

 デュオの隣を歩く痩せぎすの青年は、これまた門下生の一人、エクトルだった。だが彼は普通の門下生とは明確に違う立場にある。


「そこまでは不要です。すみません、私の懸念に付き合わせて。師範代がいい顔をしないのは、分かっているのですが」


 エクトルは、アルノーに間諜の技術を仕込まれた門下生だった。彼亡き後はデュオの指示に従い、様々な情報を集める仕事をしていた。

 その仕事上、道場に姿を現すことは稀で、連絡手段を持っているのはアーネとデュオのみだ。もっともアーネは真っ当な仕事に就いて貰いたいらしく、エクトルが情報屋の真似事をするのに、反対の立場をとっていたが。


「苦にしていない。望まれるのであれば、何だってやる」

「ありがとうございます。例の情報源の方は、どうでしたか」


 調べて貰っているのは、密かに布陣した公爵領の軍についてだった。

 公爵軍の侵攻そのものは、今でこそ知る人ぞ知るものとなっている。

 だがデュオが情報を知ったのは、道場の接収が通知された頃であり、早期にアーネから伝え聞いていたのだ。

 内容はさておき、アーネの情報入手がやけに早いことが、デュオは気になっていた。噂が流れるより早く、アーネに報せた存在がいる。

 彼女を厄介事に巻き込もうとする存在がいるかもしれないと、デュオは独自調査を開始した。

 そうしてエクトルに情報収集を頼んでいたが、彼は早々に当たりをつけてくれた。


「例の女は、朝から外に出ている。宿場町から貴族街にかけて、何かを探している様子だった。探ろうとしているが、尻尾を見せない」

「結構。深追いして勘付かれては、元も子もありません。どのみち今の段階では」

「ふむふむ。誰かと思えば、ティファート卿の道場の方でしたか。なるほど、どーりで」


 デュオとエクトルが勢いよく振り向く。そこにはさっきまで話題に上げていた女性が、訳知り顔で立っていた。

 この距離まで近付かれて、話しかけられるまで気付かなかった。その事実に、デュオは警戒感を露わにする。


「……すまないデュオ、抜かった」

 

 エクトルが痛恨の極みとばかりに、細くこけた顔を歪ませる。

 その気持ちは分かるが、デュオは責める気にはなれなかった。軍情報部の人間と知りながら、探りを入れさせたのはデュオだ。

 アルノーの政変で事実上瓦解した組織と、正直甘く見ていた。


「あ、警戒しなくていいですよ。実害も無いし、怒ってないですから。筋が良さそうなスパイさんがいるので、少し興味が湧いて」


 警戒を深める二人に対して、相手はあくまで友好的だった。声をかけられた時は、最悪その場で戦闘も考慮しただけに、牙が抜かれた気分だった。

 とはいえ相手も軍人、それも情報部だ。いつでも武器を抜ける体勢で、デュオ達は身構える。


「お初にお目にかかります。情報部のベルサ・B・バスフィールドです。初めまして、エクトル・ジード氏。それと、バルデュオ・アルバレス氏ですね。お兄様にはいつもお世話になってます」


 デュオが舌打ちを噛み殺す。

 滅多に明かさないフルネームを調べ上げているあたり、雰囲気が緩く見えても情報部だ。身元程度なら、調べるのも難しくはないだろう。


「あのアルバレス子爵の弟君が、プリシス卿の配下にいたとはびっくりです。どうりで粛清を免れた訳ですねえ」


 わざとらしくベルサが言葉を零す。

 粛清に関わっていたのだから、事情は知らぬはずがないだろうに。

 アルノーが生前、とある女性諜報員と頻繁にコンタクトを取っていたことを、二人は知っている。

 デュオも名前までは知らなかったものの、彼女とアルノーが密会している現場を目撃したこともあった。


「……アルバレス家程度では、罰せられるのは精々当主のみ。そうなればデュオがまた家督相続に巻き込まれる。師範の配慮だ。政治的意味合いは無い」

「余計なフォローは不要です、エクトル」


 そもそも実家の件は内乱以前より、デュオの方から配慮無用とアルノーに申し出ていた案件だった。今を持ってアルバレス家が存続しているのは、本来デュオにとっても遺憾だ。


「探りを入れられた意趣返しという訳ですか」

「言ったじゃないですか。興味本位だって。深く考えないでください」

「今朝方、何かを探し回っていたと聞きますが」

「あ、それ別件です。何て言うか、目を離した隙にペットに逃げられた的な。見つかったからいいんですけどね。……ほんともう。リハビリコース、もっと考えとかなきゃなあ」


 ベルサは頭が痛そうな仕草を見せると、ぶつぶつと何かを呟き始める。察するに、怪我をした犬か猫でも、拾ったのだろうか。

 本当に戦意が感じられないので、争うつもりは無いという話は信じていいかもしれない。


「しかしこうしてみると、腕利きの諜報員には見えませんね」


 まさかエクトルが出し抜かれるとは、考えもしなかった。

 エクトルの諜報技術は、アルノーからのお墨付きを得ていたレベルだ。風の魔石も所持しており、間諜に活用もしている。

 自分が追跡を受けるようなことがあれば、風術で逆探知可能なはずなのだが。


「エクトル氏はイイ線いってましたよ。ですが諜報が風使いの専門分野というのは、間違いです。わたしのような土使いにも、できることはあります」

「……穴を掘って工作したり、壁で空間を作って身を隠す、か? ならば風術で十分探知可能だ」


 エクトルの指摘を否定するように、ベルサが人差し指を立てて左右に揺らす。

 「例えば」とだけ告げて、ベルサは自分の胸に左手を置いた。程なくして彼女の胸元、軍服の隙間から黄金の光が漏れ広がる。その状態で、右足の爪先で小刻みに地面を叩いた。

 ベルサの足元で土塊が纏まって隆起し、彼女の姿を覆い包んだ。土はベルサの体表を蠢き、形を変える。まるで骨組みに肉付けして塑像そぞうを作るかのようだった。

 土の動きが緩まり、人型のフォルムをとっていく。茶褐色だった土も、肌、髪、服飾と綺麗に色が塗り替えられていく。やがてそこには、ベルサとは似ても似つかない別の人間が立っていた。

 男性、中年、長身、黒髪、農作業用の作業服。

 どれも、先ほどまでベルサを構成していた要素からはかけ離れている。

 その擬態と呼べる変化を、デュオとエクトルは驚愕の表情で見届けていた。


「驚きましたか。これが私が得意とする、変化の地術。早着替えドレスアップです」

 

 声まで男性のそれに、ガラリと変化している。

 土使いは元より、土人形ゴーレムの作成と使役を得意とする。これはその応用であろう。

 土人形ゴーレムは岩や土でできた異形であることがほとんどだ。土人形ゴーレムの中でも人の形を正確に模したもの、いわゆる人形パペットは製造が難しく時間もかかるため、使い手はあまりいない。


「……なるほど。これを駆使して追跡されれば、風使いでもどうしようもない」

「人の気配は感知可能でしょうが。別の人間に成り代わられてしまえば、ただ居合わせた一般人なのかそれとも追跡者なのか、判断がつきませんね」


 思えばアルノーも、水術で似たようなことをしていた。今鏡プリテンド・アバターと呼んでいた、水人形で自身を隠蔽、保護する技術だ。

 とはいえこの早さで、精緻な人型土人形ゴーレムを作成し身に纏うのは、地術師の中でも頭抜けた技能だろう。というより、地上であればどこでも即座に展開可能となれば、人形使いパペッターとしてはアルノー以上かもしれない。


「あとは、こんなのとか」

 

 再度ベルサが、足で地面を小突く。

 術者の前方で隆起した土塊は、今度は背の低い子供に変化した。栗毛で目が大きい、長い髪をリボンで結った、可愛らしい女の子だった。

 ぴくりとも動かないものの、こちらも傍目からは生きているのと変わらない出来栄えだ。


「これが特技二つ目、人形ごっこパペット・シアター


 ベルサが更に何度か足踏みをすると、二人目、三人目とどんどん別の人形パペットが地面から生えてきた。

 老人だったり若者だったり、一つとして同じ個体がいない。中には怪我をして血を滴らせている者までいる。


「地続きとはいえ、足で小突いただけで離れた場所に複数の土人形ゴーレムを配置しますか。出鱈目ですね」


 動かすことはできないのか、どの個体も身動き一つしない。だがかもし出す雰囲気や圧迫感からは、人間か人形パペットか見分けがつかなかった。

 数や距離、展開速度よりもこの高水準な人形パペットこそが、彼女の地術師としての本領だろう。


「わたしって、人形パペットを動かすの苦手なんですけど。代わりにシルエットやテクスチャは、結構なクオリティで作れるんです。まあデザインとかは、予めはっきりとイメージしとかないと駄目ですが」


 ベルサが胸に手を当てて魔石を停止させ、地術を解除する。

 早着替えドレスアップ人形ごっこパペット・シアターを形成していた土が、吸い込まれるように大地に戻る。一瞬で、元のベルサだけがその場に残された。


「ふふ。土人形使いゴーレムマイスターは数あれど、この速さと精度で成形できる地術師は、そうはいないですよ。どや」


 確かに凄まじい。人形パペットを動かせないのを差し引いても、比類なき技量だろう。このレベルの地術師が何故情報部に収まっているのか、新たな疑問は出てくるが。


「随分羽振りが良いですね。その技は、開帳して構わないものだったんですか」

「実はこれが後の話に繋がってくるので、ある程度は晒す必要があるんですよ。困ったことに」


 トホホとばかりに、ベルサが頬を掻く。

 意外と表情がころころ変わるのだなと、デュオは場違いな感想を抱いた。

 とはいえ魔石を扱い出して日が浅いデュオでも、地術の凄まじさははっきりと感じられた。

 そして改めて気を持ち直す。

 ベルサが今言ったことから推察するに、ここからが本題だ。

 相手も居住いを正して、改めてデュオとエクトルの方に向き直る。


「こうして赴いたのには、訳がありまして。仕事を頼める相手を、探していたんです」

「仕事を頼む? 情報部の仲間なり商業組合なり、伝手はいくらでもあるでしょう?」


 半ば反射的に口をついた指摘に対し、「そうなんですけどねえ」と、ベルサが困り顔を見せる。

 隠そうともせず、彼女は事情を明け透けに話し始めた。

 何でも、近々リデフォールを離れることになるのだが、気掛かりな案件があるとのこと。その内、貴重品の預かりをデュオ達に頼みたいのだという。

 本来は別の人間に頼もうとしていたが、そちらが多忙過ぎて気が引けてきたため、別の者を探していたとのことだ。


「とあるサルベージ品なんですけど。出自が微妙というか情勢的に危ういというか。キチンとした扱いができる人を探してたんです」

「危ういものとは一体何でしょうか」

「それはちょっと、この場では」


 引き受けるまでは明かせないということだ。

 いよいよ持って厄介な案件らしい。ただでさえ道場接収で揉めているところ、これ以上頭痛の種を増やす気は無いのだが。

 腕利き諜報員が密かに所有する、どこぞの海から引き揚げた貴重品。興味が無いと言えば嘘になる。

 とはいえ何か揉め事があった時の、尻尾切り要員になるつもりはない。


「お引き受け頂けるなら、今からでもお見せできます。扱い方に関しても、その時お話ししますね」


 横目でエクトルを見る。探りを入れていた彼も、どうやら心当たりは無いらしい。こうなると仕事を受ける受けないは、自分の判断による。

 受けるか断るか。

 敵か味方か。

 利用できるか、それとも手に余るか。


「……では案内して頂きましょう。ただし欺瞞が窺えた時は、即座に手を引きます。宜しいですね」

「嘘は言いませんよ。説明を漏らすこともしない。貴方はきっと、逃げないでしょうから」


 お前が私の何を知っていると、デュオは叫びたい気持ちだった。

 けれども。

 恐らく色んなことを、自分は知られている。

 そんな気がした。


 彼女の言葉が正しかったと思い知るには、それから半刻も必要なかった。

 デュオは頭を抱える。

 ベルサは嘘を言わなかった。その場で、説明も十分にしたように思える。

 それ故彼女に落ち度は無く、そのため彼女の事情に否応無く巻き込まれる。

 彼女が事前に早着替えドレスアップ人形ごっこパペット・シアターのことを教えてきた理由も分かる。あの能力であれば実現可能だし、その工作現場が目に浮かんでしまう。もちろん、種々の前提条件をクリアしている必要はあるが。

 これは確かに、後には引けない。

 とある診療所で依頼品を見たデュオは、それだけ呟いて、後は言葉を失った。

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