まさかの展開の連続に、またしても読む手が止まりませんでした。
初めて御作に出逢い、徹夜で読み耽っていた頃を思い出します。
三年という年月が流れ、人物たちの心境も変化してゆくなか、終始一貫しているエルの様子には、癒しすら感じてしまいますね。私は今でもロベールが大好きなのですが、彼の次にエルが好きかもしれません。
そして最も衝撃的だったのがアディですが……どうにも、このまま退場というわけではなさそうな予感がいたしますね。終わったのはあくまでも「治世」ですので、今後の展開にも密かなる希望を持ちつつということで。楽しみにしております。
いつもながら、本当に素晴らしい物語でございます。
拝読させていただき、ありがとうございます。
作者からの返信
幸崎 亮様、コメントありがとうございます!
いつも拙作に、過分なお褒めの言葉を頂き、恐縮しつつも嬉しい気持ちでいっぱいです。
作者冥利に尽きる思いです。
今回でいきなり3年ほど飛びましたが、その間でアーネ達の技術は飛躍を遂げる反面、物語的には王宮や貴族との小競り合いしか発生していない状況です。
大きな事件も一つ二つあるのですが、そちらは後に出てくると思います。
出来事としての転換点は、やはり前回までのお話の部分でしたので。
ロベールとエルを気に入って頂けて、作者的にはとても嬉しいです。前者はともかく後者は、色々ひん曲がっていて賛否が分かれるキャラでして。
私も、二人とも大好きなのです。
アディについては、謎の仮面の老紳士(?)に運ばれた訳ですが、その後の顛末みたいなものが次回に描かれます。
モヤモヤポイントは、その時に幾つか解消されるかも、です。
幸崎 亮様のコメントにはいつも励まされております。
書くモチベーションが上がってくると言いましょうか、コメントの書き方についても、勝手に勉強させて頂いています。
今回も拙作をご高覧頂き、誠にありがとうございましたm(_ _)m。
「指揮官」さんの変貌と、アディの最期に激しく心を揺さぶられました…「指揮官」さんの空白の時間に何があったのか、とても気になります。
そして「指揮官」さんの口調、色々と思い詰めていた頃のアルノーの雰囲気を、所々で思い出しました。考え過ぎかな…汗
またアディの心からの悲痛な叫び、それが届かなかったことが切なかったです。そうするにはもう、この二人の時間は流れ過ぎていたのかな…
アディの治世が終わり、これからのリデフォール王国がどのような方向を向いていくのか…引き続き楽しみにしております!
作者からの返信
月白輪廻様、コメントありがとうございます!
若き女性指揮官さん、覚悟がバッチリ決まってしまいました。
変貌はその表れだったりします。
その他にも、魔石技術に特化した研究団体「無銘の学舎」を設立して部下がいっぱい増えたり、官民問わず色んな人と折衝したり。
昔のままではいられないというか、今は彼女がみんなを率ないといけない立場になって、それに相応しくあるために……。
今の彼女はアルノー以上に苛烈に躊躇なく、抱いた願いに邁進します。
アルノーとの最大の違いは、仲間の数でしょうかね。
自分の弱さを分かっているので、巻き込むことにも迷いませんでした。
アディについては、割と近いうちに指揮官の思い(その一端)が出てくると思います。
国が滅ぼす以上、現女王の扱いは難しく……。
こうするしかなかった、これが一番マシだったという面はあると思います。
今回もご高覧頂き、誠に有難うございましたm(_ _)m。
アディ、イマイチ頼りないなとは思っていましたが、ここでいきなり退場してしまいましたね。
もちろん貴族たちの腐敗と対立するという立場がありましたが、前回エルを退けた際に、いつかこうしてまた攻められることを予期して国内の防衛を固めておくべきだったでしょう。
内部を納めようと頑張って、それすらも上手く出来なかったのが残念でしたね。時には強引に、敵を作りながらでも通していかないと大義は成せないと思います。
何はともあれ、アディは死にました。。。また一人、物語の主軸となるような人物が死んでしまいましたね。。。
作者からの返信
海藻ネオ様、コメントありがとうございます!
アディ、周囲が傑物揃いでいまいち目立てないポジションでした。
アディにしかやれない仕事は多いのですが、どうしても前に出られる地位の人間では無いので……。
実は内政で、対抗派閥(義姉絡み)の台頭を抑えたりもしてるのですが、物語の主軸がブレるのでそっちにはフォーカス当ててませんし、私の書き方にも、大分問題あったり。
ただこの義姉関連関しては、四章〜五章くらいでちょっぴりスポットを当てる予定です。
気の長くなる話ではあるのですが。
今回もご高覧頂き、誠にありがとうございましたm(_ _)m。
編集済
コメント失礼します。
お披露目会の日に城から火の手が上がる。
薄々思っていましたが、やっぱりでした。
とりあえず大臣と指示役が先に逃げてどうするー!?
アディ女王が全部指示だしてしまってるけど逆でしょー!?と頭抱えてしまいました。
襲撃の結果をみてみれば、腐敗しっかり除去されていた!
国を残して改革か、国を滅ぼして改革かで、後者を選んだのですね。裏で相当綿密な計画を練っていたのだと伝わります。
あと、アルノーさんの行動を愚行と呼べるまでに成長してると変な感動を覚えてしまいした。
アディさん……本音を言えば女王なんてさっさとやめて、国を捨てて生きてほしかったので残念です。遺体を綺麗に整えて貰えたのが、せめてもの救いだったと思います。
リデフォール王国は滅んでしまいましたが、今後その土地をどう活用するのか気になります。
作者からの返信
森羅秋様、コメントありがとうございます!
襲撃を知るや否や、貴族員や指揮系統の役人、軍属はダッシュで逃げました。
当然出入口でつっかえて、アリのように狩られたのですが。
一部逃げたと思った連中も、当然しっかりと刈り取ってます。
まともに指揮が取れないのに役職だけは偉いので、包囲戦の何たるかを知らないのです……。
この辺りの有用な人材は、ロベールとアルノーのドンパチで擦り減らされたのも痛いところです。
元より戦争の無い島国なので、人材と呼べる人材も少ないのですが。
なのでアディ、超頑張った方です。
国としての機能が失うくらい、しっかり叩きましたが、一応リデフォールとしてはまだ続きがありまして。
謎の女指揮官も、統治こそしませんが、バッチリ始末はつける予定です。
火傷痕が目立つ謎のご老体が、何故かやたら見事な手腕を見せてくれると思います。
アディは、率直に言って力不足ではありました。
とは言っても、フォローどころか進んで足を引っ張る臣下達が、相当に悪いのですが。
とことん、巡り合わせに恵まれてないです。
望まぬ玉座や乱世の王宮、彼女が間違いなく最大のハズレくじを引いてますね。
次回で二章も終了、諸々の後片付けが入ると思います。
ここまで作品にお付き合い頂き、誠にありがとうございますm(_ _)m。
こんにちは。
ああ、「指揮官」も荒野に足を踏み出して……。
アーデイリーナ女王、このような形で散るとは……。
作者からの返信
加須 千花様、コメントありがとうございます!
「指揮官」さん、人が変わったように過激な作戦を遂行しました。
実はその日に至るまでの三年、大なり小なり事件はあったのですが、ばっさりカットしてしまいました。
大きい事件(一つか二つ程度ですが)については、後々語られるかと思います。
なお口調を変えたのは、割と前回直後の模様です。
部下や研究員はいっぱい増えました。
アディ、荒野に一輪だけ咲いた野花のように、大事に大事に刈られました。
悔し涙の厳重抗議も実らず。
正直、この国の住民で「彼女」に真正面から文句言う資格があるのは、アディくらいでしょうね……。
今回もご高覧頂きまして、ありがとうございましたm(_ _)m。
コメント失礼いたします。
まさか、という思いと、やはり、という思いで鬩ぎ合っています。
リデフォール城陥落、そしてアディの逝去と、もはや国として体面すら保てなく、まごう事なき終焉なのでしょう。
最後まで報わらなかったアディですが、遺体の運び出され方といい、まだ完全な終わりではないように思えます。
とはいえ、ここから再び興し返す方策もなく、終わりには違いないんでしょうけど……。
しかし、全てを奪われ復讐と化した彼女、彼らが結局こうした暴力による解決手段を取るしかなくなったのは、何たる皮肉でしょうかね……。
救い難いほど愚かだったと断じるアルノーの革命、それは本音だとして、これも果たして愚かでないと言えるのでしょうか。
彼女自身が台無しにしたものを今更……、とも思うのですが、色々な勢力が絡み合い、どうなるか予想も付かない展開です。
これからどうなってしまうのか、楽しみにさせて頂きます!
作者からの返信
海雀様、コメントありがとうございます!
時間を三年ほどすっ飛ばし、ある意味では、起こるべくして事件が起きました。
リデフォール、完全にジエンドです。
アルノーですら、国家運営に重大な支障をきたすとしてやらなかった、特権階級の大虐殺を敢行しました。
間接的に、一般市民にも深刻な影響を及ぼすと理解しながら、彼女はことに及びました。
後先考えなければ、滅ぼすだけなら呆気なく終わらせられる。
それを体現してしまいました。
この辺りは、ロベールやアルノーの地ならしあってこそですが。
アルノーへ向けた「愚か」という評価、それを自分で言い切ってしまうことが、どんな意味を持つのか。
ちゃんと分かって、彼女は発言していると思います。
いずれ、がっつりとしたエピソードを用意します。
今回もご高覧頂き、誠にありがとうございましたm(_ _)m。
編集済
時が飛んで、突然の女王の危機。
これって彼女たちが助けに来てくれる……と思ったら逆でしたね^^;
しかも謎の仮面のおじさんもいるし、怪しさ大爆発です。
そして極めつけにジズ。
もう彼女は……覚悟を決めて、そして国盗りに出た、と。
しかも彼女の仲間たちの話を聞くと、その戦いは、まだまだこれから。
一体、彼女の狙いは何なのか。
それにしても、ようやく追いつきました^^;
これからも読ませていただきます!
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
改めまして四谷軒様、コメントありがとうございます!
火の手の上がった王城に、けれども親友は味方としては駆けつけてくれませんでした。
むしろ厄介そうな人達を味方(?)に引き入れ、鬱憤ばらしの如く大暴れしてます。
彼女がアディまで亡き者にしようとした理由は実はしっかりありまして、「国が滅ぶときは王族も一緒に」的な、通例に則っただけのものには収まらなかったりします。
お察しの通り、かなり覚悟を決めて事を始めた彼女達ですが、リデフォールだけで収めるつもりは毛頭無い模様です。
舞台を別の場所に移しつつ、リヴァイアサンにまつわる人間達が新たな物語を紡ぐ予定なのですが、それが次章以降の話となっていきます。
その前にあと一話だけ、二章における後片付けの話があるのですが……。
最新作まで読破頂き、誠にありがとうございます!
自分も読み手に回る以上、途中脱落される方々がいるのは仕方ない事であり、百も承知でいるのですが……、それだけに、ここまでお付き合い頂けたことは望外の喜びです!
それどころか校正まで頂いてしまい、申し訳ない気持ちです……。
この度は本当に本当に、ありがとうございましたm(_ _)m。