応援コメント

第42話 背国の魔王と、女王に遣わされし十人の勇士」への応援コメント

  • 牛魔王を倒すのに、オラ頑張ったぞ!
    ……な~んて言うと思った? みたいな……^^;

    アディさんも下読み(?)させてもらえなかったんですかね、この絵。
    いやもう、めちゃめちゃなめられているというか、仕方なく女王とその騎士として推戴してんだぞみたいな状況です^^;

    ……という心がグチャグチャの状態で攻撃が。
    果たしてこんなんで防衛ができるのでしょうか?

    面白かったです。

    ではではノシ

    作者からの返信

    四谷軒様々、コメントありがとうございます!

    この絵、ある意味で悪意ゼロで描いてて、悪意ゼロで褒め称えられてるのが、タチ悪いところでして。
    アディは女王戴冠(前職:侍従)による激務で、忙殺されてました。
    役人が多数、アルノーに粛清されてるので……。
    途中経過見た役人も「絵のテーマは問題無し。モチーフは騎士による悪魔討伐シーン」と報告しちゃってたのかもしれませんね。

    そして完全な王都急襲。
    王都防衛は何やってるんだと言う点は、次回以降に説明が入ると思います。

    今回もご高覧、ありがとうございましたm(_ _)m。

  • こうなるの分かってて、ブルータスしたんじゃなあの? アルノーが、未来を夢見て、手まで汚した真の本流が、こうなるのは…。
    と、いうのは、まだ若い彼女には、無理か……。これで、公爵家が王になったら、笑うしかないけど、さすがにないかと思いました。

    作者からの返信

    相ヶ瀬モネ様、コメントありがとうございます!

    戦争や政争に敗れた者の扱いは、勝者側の指先一つですからねえ。
    アーネとしては、少なくとも戴冠式時点で、アルノーが死んだ後に起こり得るであろう細かい展開は考えてないでしょうね。
    あの状況下で、理知的で合理的な行動は、まあ無理だったかなと。

    今アルノーを侮辱している連中は、元はアルノーと同じ国王派だったとか、アルノーが初代の血族であったことが周知の事実であることだとか、理想自体は美しいものだとか、それらのアルノーを擁護できる要素を、心の底から無かったことにして絵画を褒め称える聴衆に愕然としているのも、ショックの要因であるかもです。

    今回もご高覧頂き、ありがとうございましたm(_ _)m。

  • 貴族社会に慣れるよう、頑張っていたアーネでしたが、酷く歪曲された絵の様子に取り乱してしまいましたね。

    そして、ミリー家!来襲!これは、どちらかというとエルの策略ですね!?

    作者からの返信

    海藻ネオ様、コメントありがとうございます!

    この回、昔から構想にあって、早く書きたいとずっと思っていたエピソードでした(ゲス)。

    その後彼がどう扱われるのかっていうのは、二章を書き進める上で外せないお話だったかなと思います。
    そして順当にいけば、アーネ達のように英雄視することは無く、むしろ逆の見られ方をするだろうと。

    その辺を突き詰めた結果、今回のようなエピソードになりました。

    かなり深掘りをしただけに、反響も割と頂けて、とても嬉しい回でした。

    編集済
  • 歴史は勝者が自分たちにとって都合のいい箇所を切り取る物ですが、こうも外野が無神経に偉そうにベラベラと捲し立てて他者の傷を土足で踏みにじるのは腹立たしいことこの上なしです。この醜態を目の当たりにしたアーネが敵を退けられるのかと気になる幕引きですね。

    作者からの返信

    焔コブラ様、コメントありがとうございます!

    アルノーの意思を受け継ぎ、悪政を是正し平等な世界を作るという夢を掲げるアーネ達に、余りにも厳しい現実が待っていました。
    色んな思惑が重なり、アルノーは求心力を高めるためのスケープゴートとなってしまいます。

    大衆の目前で、都合良く人物像を歪められた訳ですが、当事者であり身内であるアーネ達はたまったものではありませんでした……。

    この逆風吹き荒れる現実に、アーネ達はどう向き合っていくかが、今後の重要なテーマになっていきます。

    編集済
  • 歴史は、結局誰かの視点で切り取った面だけが残るもの。勝者の視点からみたアルノーが、こう描かれるのはやむなし……

    とはいえ、残されたものには、あまりにも残酷な突きつけられ方でありました。

    作者からの返信

    沖ノキリ様、コメントありがとうございます!
    先日は素敵なレビューを頂き、誠に恐縮ですm(_ _)m

    今回の記念絵画、王宮御用達の画家が描いておりますので、色々と恣意的な要素がございました。
    アルノーへの私怨もかなりありますが、国をまとめる大義名分があるからタチが悪いのです……。

    アーネ達には試練が続きます。
    差別の無い平等な国を作るためには、このマイナスの状況からスタートしなくてはならないんですよね……。

    ただでさえアルノーとのすれ違いを、目の当たりにした後でしたので、難しい状況です。

  • ううっ、これはなかなかしんどいですね、アーネさんには。

    当事者ではない第三者が好き勝手なことが言えてしまいますし、たしかにアルノーさんは悪人扱いされてもおかしくない行いをしてしまいました。

    彼の信念は自分がどこへ堕ちようとも、その後どんな扱いを受けようとも構わない。でも残された者たちのことまでは考えられなかった余裕がなかったのかもしれませんが。つらいですね……。

    作者からの返信

    朝倉様、コメントありがとうございます!

    アーネ達には、酷なことになってしまいました。
    色々考えたのですが、やはりどうあっても「あいつは悪いこともしたけど、考え自体は良かったよな」と一般人が考える訳が無いなあ、と。
    突き詰めた結果こういう展開になってしまいました。

    アルノーは生前、粛清や改革を断行して、貴族院や王宮の恨みを買ってた立場ですので、そちらからはむしろ、体のいい共通敵となってしまったという事情も、事態を加速させました。
    王室建て直し真っ只中のアディでは、庇うにも限度があり……。

  • アーネ達にとっては、キツいセレモニーとなりましたね…

    ――と、思う一方で、直接アルノーと関わりのなかった「その他大勢」のひとびとからしたら、アルノーはジェラールをはじめとした多くの人々の命を奪い、国を乱し王都を荒らした大罪人、というべき存在なのですから、まあそうなるよねーむべなるかなむべなるかな、ふふふ、みたいに思うところもあり。はい、我ながら性格の悪い見方だとは思いますが。
    いかなるバックボーンあってのこととはいえ、結果だけ振り返れば――酷ではあっても――妥当なところだよなぁ、と。いつかはこの状況もひっくり返り、名誉が回復される日が来るのかもしれませんが…

    作者からの返信

    遠野例様、コメントありがとうございます!

    そうですね……、アーネやアディは当事者だったからこそ、アルノーの真意を汲むという選択ができたのですが。
    アルノーの正体や理想は、国の統制の名の下、国民には正しく伝えられませんでした。
    その結果が今回のパーティーです。

    この辺り、賢しらな貴族院・王宮が「国が混乱するから公表控えて」とアディを押し切ったのですが、その方策自体も決して(悪意や保身の有無はあれど)間違っているわけでは無く……。

    どのみちアーネ達は、この民意について遅かれ早かれ向き合わなければならなかったのかなあと思います。問題が顕在化した時期としては、かなり最悪のタイミングですが。

    編集済
  • こんばんは。

    「貴族からも騎士からも、守りたかった民衆からさえ、忌むべき背国者と揶揄されて。」
    皆から、牛頭の悪魔、と扱われ。
    違う、と否定するアーネの声も虚しく、空疎に大広間に吸い込まれていく。
    アルノー……。哀れです。

    作者からの返信

    加須 千花様、コメントありがとうございます!

    アルノーを哀れんで頂いて恐縮です。
    第一章におけるアルノーの行動を考えて、尚且つ彼のバックボーンを闇に葬る決断を国がしていた場合、こうなってしまうのかな、と……。

    遺志を継ごうとする者からすれば、堪ったものではないのですが。

    この事態をアディが止められなかった(知らされていなかった)ことは、後々結構重要になっていくと思います。

  • お邪魔致します、最新話……!
    絵画、アーネさん達にとってあまりにも残酷で……アルノーさんの想いとその最期を見届けた私にとっても、思わず「違う」と呻きたくなるものでした(それだけ物語の中に入り込んでいるということです)。
    再び戦いが始まってしまうのですね。国は、女王は、アーネさん達は、どうなってしまうのでしょう……。

    作者からの返信

    紫波すい様、コメントありがとうございます!

    あれを違うと、残酷と言って頂いてありがとうございます。
    作者としても、(書いた張本人のくせに)救われる思いです。

    アーネにとっても、とても残酷な絵でございました。
    むごいことではありますが、あの絵画こそが、王国がアルノーに下した評価そのものです。
    第二章を書ききるうえで、結構な重要回でした。

    息つく暇無く戦いに入ってしまいましたが、そちらでもアーネは試練を迎えそうです。
    こちらは分かりやすく、風使いさんのせいですが。