ロベールは、何か罠を張っていそうですね。襲撃されることは分かっていたのですし、賢いロベールがここでアルノ―の思い通りにはやられないだろうと思っております(どっちの味方だ)! 今はどうでもいいことを聞いてくる師団長にも、一応答えてあげるところが意外と律儀というか。可愛い面をみました。笑 それに、信頼できる手駒の部下もいるようですね。
アルノ―の道場のお弟子さんたちも、色々と案を出したりと頼もしい様子。アルノ―はその中でもって一人で色々と仕掛けているので忙しそうです。
皆に認められて、望まれて王座に。確かにそれが王となるベストですよね。
アディの存在がどこかで効いてきそうです。
作者からの返信
保紫 奏杜様、コメントありがとうございます。
お察しの通り、アルノーとロベールの駆け引きは、もう少し続いていきます。
この国の騎士団、島国ゆえ国を跨いだ戦争の経験が少なく、正規軍同士のぶつかり合いのノウハウがあんまり蓄積されていないのです……。
師団長が頼りないのも、その辺りが原因で、宰相自ら出張らなければならない状況でした。
ロベールは有能故に、議員に官僚に司令官に参謀に、意外となんでも兼任します。
その結果、強力なトップダウンの組織となっておりました。
アルノーも武人としては中々ですが、いかんせん意見を軍全体に波及させる権力は無かったり。
増鏡で手勢を増やしたのは、その辺のカバーのためでもあります。
実はアーネやデュオ達には、それを鑑みた英才教育を施しているので、かなりの負担減になってたりします。
アルノーの真の計画に組み込んでいたら、今頃は王宮内でも手が付けられない勢いになってたかもです。
言及のあったアディ、実は次話で登場します。
彼女もまた、国を揺るがす大きなうねりの中に、飲み込まれていきます。
今回もご高覧頂き、誠にありがとうございましたm(_ _)m。
これは…宰相は本当に逃げたのでしょうか。アルノーは勝利を確信しているようですが、彼の読みも完璧ではないでしょう。こうやって逃げることを想像して予め予想して東の船の逃げ道を塞ぐ、なんて事もしていないし。思考に穴なんていくらでもあるから、気をつけなくてはいけないですね。
作者からの返信
海藻ネオ様、コメントありがとうございます!
ロベールが逃げて、慌ててアルノーが追撃、と言う形になったのですが。
この場面、実はお互い、罠を仕掛け合った結果だったりします。
アルノーの勝利の確信は、それを根拠にしたものだったりします。
滅茶苦茶油断してそうに見えるのは、その通りかもしれません。
具体的に何を仕掛け合ったかは、二話後〜三話後で判明する予定です。
準備も相応にしていただけあって、アルノーが思い描く通りに事が運んでいるように見えます。
アルノー自身もそれを確信している風ですが、果たしてそう簡単に事が運ぶかどうか……。
単純に終わって欲しくないという思いと、成就させて欲しいとも思う気持ちで揺れております(笑)
さて、宰相もただ逃げるだけで終わらせるつもりはないと思うのですが、どうなることやら……!?
作者からの返信
海雀様、コメントありがとうございます!
ここまではアルノー優勢でした。
でも序盤戦なので、どう転ぶか分からない状況のまま、局面は次のステップへと向かいます。
そこへ向かう経緯も含めてアルノーの思惑通りなのですが、ロベールも考えていることがありそうで……。
という感じで、二人の読み合い化かし合いがメインになっているのですが……。
ちゃんと知略戦の様相を呈しているか、読者様の印象が気になって仕方無い回でもあります。
執筆中は一番カロリー使ったパートなので、続きを含めて、違和感無くお届け出来ていると嬉しいです。
(コメントを読みまして)なるほど、確かにこのシーンのアルノーさん、ライトっぽいですね! イメージがより鮮明になりました。
重厚なファンタジーの世界観がかっこよくて好きです。
作者からの返信
綾森れん様、コメントありがとうございます。
またもお褒めの言葉を頂き、光栄の限りです!
流行りではない作風のため、受け入れられるか心配していたので、ここまで読んで頂き本当にありがたいです。
この辺りのアルノーは、宿敵との戦いということで割とダーティー気味というか、悪役的なエッセンス強めに書いてます。
ロベールの行先は港。アルノーが水術使いであることを考えれば、海に面した場所へ行くのは自殺行為に等しいはず。
それでも行ったということは、ロベールはアルノーに対抗しうる"何か"を持っている、ということでしょうね……何かとアルノーと似通っている面がありますので、ロベールさんも実は凄腕の水術使いだったり? なんて想像してしまいます(っ´ω`c)マッ...
作者からの返信
輪廻様、改めましてコメントありがとうございます!
そして考察が鋭いです。
現状、アルノーの水術の腕前を把握できている人間はいないのですが、ロベールだけはアルノーの正体について、ある推測をしています。
その上で敢えて港に走ったのは、当然目的があるからでして……。
アルノーも、「海から逃げる以上、凄腕水術師の手下を連れてるに違いない」くらいの目算は立てているのですが……。
対峙の時が迫りつつ、次回以降へつながって参ります。
今回もご高覧頂き、ありがとうございましたm(_ _)m。