応援コメント

第31話(下)運命の扉、大願の終着点」への応援コメント

  • 理想を教えてくれた相手が、それを捨てて暗殺に陰謀に……と成り果てていた。
    だから理想を教えてくれた相手に、刃を向ける。
    だってそういうことが「正しい」と教えてくれたのだから……。
    やはり最後まで「鏡」でしたね……。

    そして砕け散る鏡。
    それに映るは、最愛の女性……。
    アーネは生き延びさせられましたが、これからどう生きていくのか。

    面白かったです。

    ではではノシ

    作者からの返信

    四谷軒様、コメントありがとうございます!

    本作の第一章におけるクライマックスシーンでございました。

    アルノーが、美しいものだけ見せ続けたいと願った幼馴染は、その通り美しい思想と理想を胸に抱きました。
    その綺麗でまっすぐな思いを守ろうと、己は泥を踏み締め血に汚れて。
    そしてその理想が、まわり回って結局はアルノーの死因になりました。

    二人とも、優しい世界を願っただけなのですが。
    致命的なまでにすれ違い、晴れの舞台であるはずの戴冠式で、望まぬ形で因果が収束してしまいました。

    第一章の終幕までもう少し、お付き合い頂けると幸いです。
    ご高覧、誠にありがとうございましたm(_ _)m。

    編集済
  • 涙がこみあげてくる……。
    この最期は切なすぎます。

    アディが介入しなくても、狂いかけていたアルノーでは理想通りの国を作れていたか分かりません。
    それでも大切なものを犠牲にし続けてきた彼の作る国を見てみたかったですね。

    作者からの返信

    プロエトス様、この度は拙作にコメント頂き、大変ありがとうございます!

    アルノーの野望は、ここに終着しました。
    戦略的には、概ね思い通りにいったのですが……。
    足元を掬われたと申しましょうか、足場固めをしくじったと申しましょうか。

    仰る通り、アディが決起しなくとも遅かれ早かれアルノーは、トんでいたと思います。
    もっと冷徹な人格であれば違ったのでしょうが、革命を成すにはアルノーは優しすぎました。
    アーネを早いうちに引き入れて、支えて貰えれば違ったでしょうけれど。
    そうしなかった時点で、彼の天命は決まってしまいました。

    その上で彼の治世があったとすれば、法と武力を背景に、窮屈ながらも民にも開かれた国政があったのかな、と。
    その場合でもどのみち、貴族院と対立を起こしそうではありますが。

    改めまして、ご高覧頂き、誠にありがとうございましたm(_ _)m。

  • 切な過ぎる最期になってしまいましたが、最後の最後でアルノーとアーネが分かり合えたことが救いかな、と思いました。
    本当にどこで道を間違えてしまったんだ……とやるせないですね。アーネのために頑張ったのに、こんな……

    作者からの返信

    椎野 紫乃様、コメントを頂きありがとうございます!

    両者にとって、望まぬ結果になってしまいました。
    アーネも「最期は共に」と、覚悟を決めていたのですが……。
    アルノーがアディの言葉で正気に戻っていたことも大きかったです。
    何のために剣を握ったのか。
    その原点に立ち返った以上は、アーネを道連れにする選択は選べませんでした。

    もっと時間があったら。
    もっと話し合えていたら。
    初めから巻き込んでいれば。
    想いを交わせていたならば。
    ほんのちょっとの出来事で、ここに至る悲劇を回避できたのかなあと思います。
    物語上でも、今後様々な場面で語られることになると思います。

    今回もご高覧頂きまして、誠にありがとうございましたm(_ _)m。

  • アーネのために、全てを投げ捨てたようなアルノー、心から助けたかったのだろう。そして、アーネ、一緒に死ぬことは、贖罪のつもりだったのか……。

    作者からの返信

    相ヶ瀬モネ様、コメントありがとうございます!

    最期はきっと、救いたかったのだと思います。
    全ての始まりは、アーネへの想いからでしたので。

    アーネも、せめて最期は共にと、覚悟を決めていたと思います。
    こんな結果になってしまったとしても、彼女にとってアルノーは、特別な存在でしたから。

    最後の最後まで、肝心な所ですれ違ってしまったと申しましょうか。

    今回もご高覧頂き、ありがとうございましたm(_ _)m。

  • 最後の最後で・・・アルノーさんは戻ったのか😢
    しかし、この結末はあまりにも・・・😭

    作者からの返信

    ハナブサ様、コメントありがとうございます!

    最後の最後で、アルノーは正気に戻りました。
    戻らなければ、隙を見せずに済んで、あるいは助かったかもしれません。
    代わりに彼の最愛の者が、死んだのでしょうが。
    その場合でも、後に後悔し絶望して自害しそうなので、結局は同じ運命でしょうけれど。

    ことこのタイミングでは、アルノーはどうあっても駄目だったかもしれません。

    編集済
  • アルノーに死の予感はありましたが、まさかこんなにあっさりと成せてしまうとは思いませんでした!?

    アディがこのまま王、というよりも女王となるでしょうか。アルノーのやってきた事は、上手くやれば間違えていなかったと思いますが…最後は身内にやられてしまいましたか。。。やはり、ロクな結果にならないのですね。。。

    作者からの返信

    海藻ネオ様、コメントありがとうございます!

    物語のクライマックスとなる回でした。
    何故弟子達がアルノーの前に立ちはだかることができたのかは、また後ほど。
    一応ほのめかしはあったのですが、この時点だと本当にチラッとしか描写してないんですよね……。
    伏線の丁度いい塩梅って本当に難しいです。

    行いはともかく、理想としたものについては、少しだけ残ることになるかもです。


  • 編集済

    うわあああ、もう涙止まらんです😭😭😭
    切なすぎる、こんなのありなんですか😭😭😭
    物語はまだ続いているようなので、きっと何かコペルニクス的転回があるはず、てか何とかお願いします濱丸先生‼️‼️‼️アーネがこれ以上悲しむのを見るのは耐えられません😭😭😭

    ところで、この素晴らしいお作品はカクヨムコンに参加しないのですか?
    私、星入れるつもりマンマンで待機しています
    よろしければその辺のことをお知らせください

    作者からの返信

    みかぼし様、コメントありがとうございます。

    涙、ありがとうございます。
    実は書きながら私も泣きました。
    大好きな二人だから、その生き様に妥協しませんでした。

    この後、アーネは後ろ盾が無くなって色々大変になります。
    次章はそれがメインになります。
    でもちゃんとご都合主義無しの、でも救いのあるお話を予定してます。
    本当のラストまでは、結構長いのですが。

    それと、返信が遅れてすみません。m(_ _)m
    実はカクヨムコン、出ようかどうかで悩んでました。
    話題を振って頂けて、出ることに踏ん切りつきました。
    その前提で今後も頑張って活動していこうと思います。

    とても嬉しいコメントを頂けて、意欲が上がりました。
    本当にありがとうございます。m(_ _)m

  • コメント失礼致します。
    ああ、ああ……これはつらいです。感情が揺さぶられて、言葉が上手く出てこない……。悲しいけれど素晴らしいです。素晴らしい、その一言です。
    今は感謝の証をお渡しして(どうして、こんなに充実した読書体験をさせていただいているのに、もっと早く差し上げなかったのでしょう)、気持ちが落ち着いてからまた読み進めようと思います。

    作者からの返信

    紫波すい様、コメントと沢山の⭐︎を頂き、ありがとうございます!

    色々とお褒めのお言葉を頂けて恐縮の至りです。
    書き手冥利に尽きる思いですm(__)m

    アルノーにとっては、容赦の無い悲しい結末になってしまいました。

    1章のメイン部分は次でラストで、残り34話までは後日談のような構成となっております。
    お手隙の時間などございましたら、戴冠式編ラストシーンを見届けて頂けたら幸いです。

    ちなみに最終回のような流れですが、まだお話は続いたりします。

    編集済
  • 前回のラストから嫌な予感はしていたのですが……、まさかまさかの。
    この別れは切ないですが、でも彼ならばこの選択をするのもうなずけます。彼の夢と理想と目的の先にはいつも彼女がいたんですよね……。
    もっと早くに互いの気持ちを確かめ合うことができたなら、とままならない思いでいっぱいですが、せめて最後は彼に救いがあったのかなぁと。

    作者からの返信

    朝倉様、コメントありがとうございます。

    実は本作(の1章部分)、初稿は割とハッピーエンド系でした。
    リメイクにあたり、キャラ造形を突き詰めた結果こういう流れとなってしまいました。

    「早く腹を割って話し合えば」というのはまさしくその通りで、今回の擦れ違いの主要因でした。後に作中でも、もっと明け透けな言い方で言及されたりする予定です。