三題噺.085:UFO、音、りんご

 赤子と共に入水せんとする人を見て、地球侵略なぞは些事となった。私は自前のUFOで森から林檎を運び、街を焼き払う光線の、子が泣かぬ無音の最小出力で切り分ける。断面は焦げたが母子は笑みながら食してくれた。

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