203 ヒット作品と教養

 こんにちは。


 先日友達が、大ヒット作品の鬼を切るお話を「結局見ないまま(現在まで)来てしまった」という話をしていたのだけど。その時「(ヒットするだけあって)普通に面白いよ~」という話をしたのだけど、ふと昨晩、もっとオススメをしておいたら良かったなぁと思い直した。


 というのも、話題になった事柄や作品を知っている事って教養の一つだなぁと思ったから。

 この先、漫画でもアニメ、または面白事件などを絡めてSNSなんかでも、パロディーが出てくる確率は高いだろう。元ネタを知っている人が多ければ多いだけ、ネタにしやすいのだから。

「あのお話のあのエピソードだ」とそれを気が付いて笑えるかどうか、と言うのは教養の一つだと思う。

 べつにそれに気が付かなくてもいいのだけど、楽しいと感じるチャンスが増えるに越したことは無い。


 知っているか知らないかで、理解の深さが変わったり、興味や面白味が変わってきたり。その中で特に笑いは瞬発力が必要な事が多くて。もちろんじわじわ来る笑いもあるのだけど、それも自分の中に種(教養)があるから笑いになる。


 どうして昨日ふと思ったかと言うと、とあるアニメを見ていてパロディーシーンがあったから。

 巨人のうなじを削ぐアニメのパロディだったのだけれど、舞台となるファンタジー世界の街並みや敵キャラをタイタンと呼ぶところだけにとどまらず、鳥が飛んでいたり、お話の最後に主人公の変身が解けた場面でもキャラデザがパロディー元の世界観になっていて。

 そういえば……と思い返すと、先週も色んなチルドレンが使途と戦うヒット作のパロディーをねじ込んでいて、主人公がマダオもびっくりの劣化碇指令ポーズをしたり、よくよく考えたら主人公の担当声優さんがチルドレン作品でも同じような髪型のキャラクターで登場してたわ!と思ったらじわじわ面白くて、そこまで考えたら、巨人アニメでも同じ声優さんが巨人になれる役で出ててその辺りも擦っての最後の変身が解けたときの横顔だったのか!と思うと、またじわじわして。そんな笑いも私の中に種があったから、ちりばめられた遊び心を見つけることが出来たのです。


 一時期アニメでもバラエティーでも、大ヒットハリウッドのヒーローものを擦ったパロディーが良く出て来る時期があって。あの頃私は、映画を見ていなかったので、ふんわりとは分かるから「あー、あれだよなぁ~」とは思うのだけど、笑うまでは行かなかった。

 作品を見ているかどうかは、重要な事なんですよねぇ。知っている+仲間意識みたいなものが笑いを誘うと言うか。

 まぁ、作品だけに関わらず、世界の情勢や誰もが知っているスキャンダルとか事件とか、もちろん大味でもいいから世界史や日本史なんかも。知っているに越したことは無い。

 そもそもヒットしている時点で、そこそこ面白いようには作られているはずだから、自分のセンスに合致するかどうかは別として見て損はないはず。


 なので「あー、もっとオススメしておけばよかったなぁ~」となったわけです。

 一度摂取したパロディー元ネタは、ずっと有効だもんなぁ。だって銀行員の大ヒットドラマを見ていたから、香川さんが真面目な顔で溜めの演技をするだけで今でも面白いし。


 また友達とその話になったら、もっと熱を入れてオススメしてみよう。なんだったらコメンタリー好きの私は映画のディスクも買ったし、一緒に見よう(笑)


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