79 菜の花のぬか漬け

 こんにちは。


 一応閲覧数が少ないとはいえ、人の目に触れる所に書いているのだから、暗い話ばかりじゃなくて軽い話も書いてバランスを取らないとなぁ~と思ったりするわけですが、どうしても今の世界情勢が私にそれをさせてくれなくて。

 

 でもまぁちょっと、どうでもいい話をします。(なんだよ、どうでもいいって)


 今年の春の私の一番の収穫は「菜の花のぬか漬けはおいしい」という事です。

 いやー、本当に美味しくてほぼ毎日食べています。もともと菜の花が好きな上に、ぬか漬けに合う食材だったので、そりゃ、そうなります。


 でも、どうやって漬けるのが一番いいか、という問題があって。

 

 きのこ類やでんぷんをα化しないと食べられないものなどは、一度過熱しないと食べる事が出来ないので迷うことは無いのですが、生でも食べられる食材となると、生のまま漬けるか茹でてから漬けるか、または一度塩漬けてしてから漬けるかという問題が出てきます。(根菜の場合、干す選択肢も一応あるけど)


 まさに菜の花はどれでもいける。どれが一番おいしいのかという知的好奇心で結局全ての方法を試して見ました。

 多分ネットで検索したら答えは出て来るんですよ?短時間で解決する気もするのだけど、それは私自身が美味しい食べ方が分からなくて、お手上げの時しか使いません。

 

 試したのは

・塩茹でてから冷まして漬ける

・生のまま漬ける

・全体的にフォークで刺して傷つけてから塩漬けを一日してから漬ける


 の三パターン。

 漬け方は、ガーゼに包んで冷蔵庫で漬けます。


 まず茹でてから冷蔵庫で三、四日。おいしいのだけれど他と比べると、仕上がりの色が悪い。いや、悪いというと響きが良くないのだけど、綺麗な緑色ではなくなるというだけで、食品として悪いわけではないのですが。

 柔らかくて、ほのかな粘り気を感じる食感も美味しいし、癖のない食べやすいお漬物です。


 生のままは、とにかくムラができる。漬かっている所と漬かっていないところの差が大きい。

 太い茎の部分や、葉に守られた蕾の部分はほぼ漬からない。一週間たってムラがあったので、そのまま漬けるはお勧めできないです。

 ただ、生で漬けると鮮やかな緑色がある程度保たれ、見た目が春っぽい。また、ほのかに辛子のような香りがしました。


 で、最後塩漬け後にぬか漬けにする。

 ムラを防止するのにフォークで穴を開けまくって、塩を振って冷蔵庫で一日。もっと大量に水が出るかなぁと思ったけれど、キャベツや白菜の様には水は出ませんでした。それを絞って、ガーゼに巻いて三日。

 ムラは生のままよりはかなり解消されていましたが、それでも蕾の中の方はまだムラが少し残っていました。

 色は咲きかけた黄色い花の色まで残っていて、見た目にとても美しい。食べた時の辛子のようなツンとした香りも美味しくて良いのだけれど塩辛い。少な目の塩でこれだから、私には合わないかなぁ。

 でも辛子のような香りが楽しみたい方は、塩漬けを本格的に重しを乗せてしおしおにした後漬けるのが良いのかもしれません。


 で結局私は茹でてから漬ける方法が一番いいという結論になりました。


 これを読んでいる方の中でぬか漬けをしている人はいないでしょうが……おすすめは茹でてからですよ。

 今しかない野菜だから、もっと大量に買って冷凍しておこうかなぁ……。

 ぬか床の味付けと乳酸菌を元気にするのに使っている柿の皮も、冷凍して保存していたのだけれど、もう使い切ってしまって、秋の間にもっと冷凍しておけばよかったなと思っています。

 あと、りんごの皮はお勧めしないです。りんごは存在感が半端なくて、隠し味になれない個性派だという事がよくわかったので……。柚子よりバジルより主張が激しいんです。意外じゃないですか?


 まぁこうやって、結局色々と研究してしまうんですよね。きっと先人が残してくれたレシピや失敗談など、調べたら出てきそうなんだけど。

 性格なんだから仕方がないですよね……。面倒なのになぁ。失敗の方が多い人生。まぁ、それも私の業だから仕方が無いか。


 ひぃちゃんなら、もっとやりそうだなぁ~

 茹でるより電子レンジが良いよ、とか生を冷凍してから塩漬けにしたら細胞が壊れて漬かりやすいよ、とか実験してそう。私よりも差異やお手軽さを突き詰めるのがひぃちゃんのような気がする。

 彼女とも漬物談義したかったなぁ~




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