59 トイレットペーパーホルダーカバー

 こんにちは。


 一応、記録しておこうかな……。

 菜の花のぬか漬けはめちゃくちゃ美味しかったです。

 今、ヘビーローテーションしている食材が蓮根・長芋・大根・にんじん・カマンベールチーズですが、その中に入れたいくらいおいしかったです。一年中食べたいですが、春にしか手に入らないから残念です。

 ぬか漬けをしている方は、やってみてください。ガーゼにくるんで冷蔵庫で三日程度です。


 ところで現在、物書きもしないで頼まれた縫物をしているのですが、今日は重たい腰を上げ、新しい物を作りました。

 いや、ずっと頭の中ではどうやって作ったら出来上がるのかを、ずっとシミュレーションはしていたんですよ。新しく1から作る時はまず考えて何度も頭の中で作らないと、実際には作れ出せない。

 1から作り方を考える時は、不思議なもので同系の作業をしていないとダメなんです。

 考える脳の場所が違うのか小説を書いたり料理をしたりなど、裁縫と遠い事をしていると全く脳内で作業手順や、仕上がりの問題点などが構築できないのです。


 なので、まったく違うものを縫いながら考えていました。

 縫物だったら違うものを作っていても、なぜだかシミュレーションが捗るんですよね……ほんと不思議。

 布を触っているというアドバンテージがあるんじゃない?と思うのだけれど、洗濯物を畳んでいてもそれは出来ないし……裁縫をしながらだと作り方だけじゃなくて、仕上がった後、使用時の問題点なんかも想像できるというのが、本当に不思議。

 

 今回作ったのはトイレットペーパーホルダーカバー。長ったらしい名前……

 でも、これ以外に名前が無いんですよ。トイレットペーパーのホルダーで終わらず、そこにカバーをつけるという……見慣れた布小物ですが、言葉にすると、なんだかまどろっこしいですね。

 似たような布小物に、ドアノブカバーとか、電話カバー(受話器カバー)なんてものもありますが、その辺りはもう平成の初期でほぼ絶滅したのではないでしょうか?……私は作ったことが無いし、自宅で使ったことも無いですが。

 しかし令和になっても、トイレットペーパーホルダーカバーはまだ生きています。これは絶滅しない。理由はトイレットペーパーのストックを釣り下げておけるという手放しにくい使い勝手があるからでしょうか。


 あと私の創作界隈の作家好きの方は、トイレをギャラリーの様に使っている方も多くて、全てを好みの空間にしたいというのもあったり。

 トイレットペーパーホルダーって、大体が白か銀色で無機質ですからね。


 という訳で、リクエストを受けてカバーを作ってみたのですが。

 仕組みは簡単だけど、使用中ペーパーの上に乗る布を下部分(釣り下げるストック部)と縫い合わせてしまうと、重みで引っ張られてピンっと立ってしまいそうだなぁとか、頭で組み立て脳内で使用して想像したり……そう言う事を実際に作る前にしてみます。

 あーでもない、こーでもないと、考えながら一応出来ました。

 一度も買い出しに行かずに、必要なものが揃っている私の作業部屋はそこそこすごいな……と思いながら。

 ちょうどいい幅のサテンリボンもあるし、バッグの底に使う用の板もあるし、キルティング綿もアイロン接着の糊も、接着芯ある。もちろんボタンも。

 試作を作るには十分な品ぞろえ。

 

 とりあえず丁度いい感じの棒をどこかで入手したら完成なので、棒を探さないと。そんな都合の良い棒があるかなぁ?とそこが今のところ心配事。でも無かったら百均でかぎ編み棒でも買ってきて代用かなぁ……今の試作品はかぎ編み棒を使っています。最終的には木の編み棒を買ってきて切ってもいいかも。

 人ってこういう時、考える葦……というと言い過ぎですが、工夫をする生き物なんだなぁと思う。

 工夫や想像力って大切ですね。あのイマジンの事を書いた日からずっと頭の中でイマジンが鳴ってる。

 想像してごらんって。そして、 All You Need Is Loveに代わって、It's easyってジョンが言う。

 

 聞こえ方が今までと違う。

 なんて想像すること、させる事が簡単じゃない世の中になってしまったんだろうと。


 トイレットペーパーホルダーカバーの仕上がりは簡単に想像できたのになぁ。同じくらい、核配備が出来る法案をわざわざ通してしまったら良いことが起こらない想像も簡単だと思うのだけれど。


 想像して、工夫して、良い未来に変える努力が出来るのが人なのだと思うのだけれど。

 私は人では無い何かの話をしているんだろうか。


 そんな事を繰り返し考えながら裁縫をした日でした。

 今日で2月も終わりか……


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