58 ニンニクが食べたい

 こんにちは。


 人は体が欲しているものが食べたくなるというのですが、私は最近ニンニクが食べたくて仕方がないのです。

 ニンニクが食べたいという衝動は一体、何が不足しているんでしょうか?


 ネットで調べると、疲労回復・血行促進・冷え解消・免疫力アップ・動脈硬化予防と出てきました。

 また逆引きで調べると、硫黄が足りていない時ににんにくを食べるといいと書いてあった。また同じ項目にアブラナ科の野菜とも。


 きのう菜の花を食べたい話をしたばっかり。 やっぱり私は硫黄が足りていなんだろうか?


 硫黄が足りないと、ニキビ・水虫などの皮膚炎や吹き出物になりやすいそうで、爪や脱毛、関節動脈硬化も関係がありそう。また有害なミネラルをデトックスするのに必要で、足りないと肝臓への負担が大きくなると。

 ……うーん、肝臓なんだろうか?


 まぁ今日は菜の花をニンニクでソテーして食べました。食べた後に調べて上記の事を知ったわけですが、重なっている辺りがなんか……体の出している信号っぽくて怖いですね……。肝臓は沈黙の臓器ですから(汗)

 私はお酒は飲まないんだけどな。ついでに言うと煙草もしない。うーん。


 と体のSOSっぽく受け取っていますが、テレビでおいしそうにコーヒー飲まれたら速攻コーヒーが飲みたくなるし、出汁の効いた料理を食べられると出汁が摂取したくなる。すぐに脳が同じものを欲しがってしまうから、私はどこかでニンニク料理の映像を見ただけかもしれないのだけれど。そういえば先日、アイドルの子がペペロンチーノを作っているのを見ておいしそうだなぁと思っていたなぁ……それかもしれない。


 本当に人間の体ってすごく上手に出来ているけれど、欲望にも引っ張られる。厄介ですねぇ。

 甘い物を控えたいのに食べてしまうし。体が必要な物だけをチョイスしてくれたらいいのに。


 これが今はニンニクなのだけれど、夏になるときっとぬか漬けに変わる。

 これは言わずと知れた塩分が欲しくなっているんでしょうね。何をしていてもぬか漬けのことを考えてしまうくらい、ずっとぬか漬けの事を考えている。去年の夏は、お風呂に入っても湯船でずっとぬか漬けの事を考えていたから、あれも異常だったなぁ。そう思うと、今はぬか漬けから解放されているので脳は休まっているのかもしれない。(まぁ毎日は食べていますが)


 なんでニンニクを食べたいとい思っている事にクローズアップしてしまうかと言うと、うちの家はそんなにニンニクを食べる家庭では無かったのです。

 お肉を焼く時にちょっと使うくらい。

 母親があまり好きではないようで、あまり食卓に上がることが無い食材でした。食べた後に口がモタモタするのが嫌みたいです。まぁ、その感覚も分からなくもない。

 だから、なんで今さらニンニクなんだろう?と。 

 チョコレートや生クリームや餡子は常に食べたいと思い続けているのだけれど、ニンニクなんて事今まで覚えが無くて。


 今晩はちょっとニンニクを摂取できたから、少しだけ落ち着いた。

 でも、まだまだベタいけれど。これは、飽きるまで摂取欲が止まらないやつではないだろうか。食べたいのに、又は食べているのに満たされないって辛い……


 ひぃちゃんは最後の二カ月ほど、食べられなくなってから、こってりしたものが食べたいって言っていたなぁ。クリームパスタ系とかエビフライも言っていたなぁ。甲殻類も食べたかったはず。エビのビスクを買っていたから。で、私がお取り寄せをしたと話した牡蠣。(牡蠣は食べていた)

 食べたいものが食べられないって辛いねぇ……。体や脳が欲しているのに、その味や栄養素で隙間が埋まらないんだから。

 今世の中の情勢の事も、三月がやって来てしまう事もあって、ひぃちゃんの事をよく考えしまう。

 ひぃちゃんなら、きっとこの事態を重く受けとめながらも、SNSに自分が素敵だと思う事を流していたんだろうなぁとか。私はそこまで強くないから、タイムラインをチラ見するくらいしか出来ていないのだけれど。

 

 話が飛ぶけれど、攻撃されている方の国の方が「攻撃が始まって最初は怖くて引きこもってしまっていたけれど、今は動かないといけない。だから戦う」と言っているインタビューを見て、そかもそれがか弱そうな女性の方で。

 人間という物は大切な者を守る為に強くなれる生き物なんだなぁと思った。

 

 だれか頭がおかしくなった独りよがりのプーさんに、足りていない栄養素を摂取させてあげてください。

 核戦争も視野に入れた命令を出したって……もう、その国の人たちは目を覚まさないといけない。独裁者に付き合わされて罪を犯すのは割に合わないって。

 そっち側に良心のあり冷静な判断が出来る人々が残っている事を祈ります。


 私のニンニク欲は、この訳の分からない、自分ではどうしようもない不安が、普段は特に欲しない珍しい物を欲しがっている要因かもしれないですね。

 

 

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