　こんにちは。

　なんだか世界がきな臭い動きをしていますが……あえて別の話。

　私が少女漫画でがっかりするラストが「結婚ラスト」です。

　少女漫画なので、結婚にキラキラした希望を持っている女の子が読む割合が高いのだから仕方がないし、一つのゴールでもあるし、お話もキリが良いからどうしようもないのだけれど。

　それは最近だけじゃなくて、子供のころからモヤモヤしていました。

　この頃はディズニープリンセスの相手も王子さまじゃなくなったり、プリンセス自体も活動的になったりして、昔のような時代じゃなくなってもまだ結婚最終回があるのか……と。泥棒や少数民族がプリンセスのヒーローになる時代なのに、まだ結婚でハッピーエンド感を出して終わるのか……と。

　実は長年読んでいた漫画のラストが結婚だと知り、最終巻が発売されてもずっと読めていないお話があったのです。最近ようやっと毛嫌いしていても仕方がないなと意を決して読んだのです。

　確かに結婚最終回でした。でもそれは、区切りをつけるためのイベント的結婚で、第二章みたいな感じで連載が継続されると知りました。

　すぐに読めば知る事が出来たのですが……読むのも調べるのも嫌で、放置していた結果がこれです。

　続編！大歓迎です。あー、凡人の作者さんじゃなくて良かった……と偉そうで申し訳ないけれど、そういうほっとした気持ちもありました。（実際は作家さんが拒んでも出版社側から指定されることもあるでしょうしね。一概に作者の発想では無いと思います）

　この私の結婚最終回を毛嫌いする理由って、この間書いた漫画家デビューのアドバイスの話の中に、思い当たることがあったのですが、私は何かを成し遂げたことよりも、成長したこと（人が変わったこと）にクローズアップしてほしかったんだなぁと。

　その辺りは女脳と男脳の違いが、もしかしたらあるのかもしれない。

　確かに結婚に至るまでに主人公たちは成長したのかもしれないけれど、それを覆い隠すほどの、結婚と言う大きなイベントでの達成感で、ハッピーエンドを演出してしまう。問答無用のハッピーエンド。

　しかももし成長が「ちょっとしたことでヤキモチを妬かなくなった」とか「私だけのものになりました」そういうのだったら最悪。

　女脳じゃないんでしょうねぇ……

　関係ない話ですが、エロ小説を書くのに女性がターゲットだと男性は金持ちだったり、人気職業にしないと興奮しないそうで。

　パイロットとか新進気鋭の会社社長とか。王族だったら最強だし、持ち物も不動産やクルーザーもっているとかそう言う事も、情報を事前に盛り込むらしい。

　男性がターゲットの場合は、女性の身体的特徴を書くといいらしいですが。おっぱいが大きいとか、顔がかわいいとか。

　人気職業？金持ち……そりゃ結婚するならそうかもしれんが、はぁ？と思うので、私はやはりちょっとずれている。

　ともかく、微々たる成長なのに中身のないハッピーエンドで誤魔化されるのが、読後感が悪い。途中が面白かったとしても、最後に残る味が悪い。私が子供のころから感じていたのはこれなんだと、今頃やっと気が付きました。

　いや、読んでいる作品のキャラクターには幸せになって欲しいから、結婚してほしいと思いながら読んでいるんですよ。それでも、ラストに結婚を持ってこられると冷めるんですよね……天邪鬼ですかね。

　これを読んでいる方の中で、結婚ラスト大好きな方がいたらごめんなさい。

　全ての作品がダメと言っている訳ではなく、結婚させときゃ幸せでしょ、という押し付けられた感がある作品が嫌いなのです。

　こればっかりはやはり好みなんでしょうね……どう感じるかの違い。

　とりあえずは、私の読んでいた作品が連載続行でよかった～！

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