第12話 モンスターハウス
以前と違い、今回は無傷だった。
ロイヤルオークの主はエリクシールをドロップしてくれたし、オーク達がハイポーションをドロップしてくれたことで、しばらく回復で困ることは無さそうだ。
今日は余裕があったので、すぐ宝箱を開けた。
例によって天の声が聞こえる。
『スキルチケットを入手しました。以下のスキル一覧から好きなスキルを一つ選んでください。
Sランクスキル
神級風魔法、神級火魔法、神級土魔法、神級水魔法、神級氷魔法、神級雷魔法、神級治癒魔法、神級錬金魔法、神級製薬魔法。神級召喚魔法。
Aランクスキル
詠唱破棄、無詠唱、収納魔法、隠蔽、鑑定、探知、探査。
Bランクスキル
風火魔法耐性、火魔法耐性、土魔法耐性、水魔法耐性、氷魔法耐性、雷魔法耐性、毒耐性、麻痺耐性、魅了耐性、身体強化、魔力強化。
Cランクスキル
加速、並列詠唱、視力強化、聴力強化、敏捷強化、筋力強化、器用強化、防御強化。
Dランクスキル
剣術、槍術、斧術、弓術、格闘術』
俺は迷わず敏捷強化を選んだ。
スキルポイントは10000も貯まっていた。
それを割り振る。
今回武術言語への割り振りを見送った。
武術言語の威力は大きいが、スキルポイントの消費が激しい。
それに身体能力を上げると乗算で上昇するから身体能力を上げた方が効率が良いことに気がついた。敏捷については死活問題だったので極振りした。
【スキル】
武術言語Lv5 レベルアップに必要なポイント 3000
巫術Lv4 レベルアップに必要なポイント2500
剣術Lv10 レベルアップに必要なポイント550
身体強化Lv20 レベルアップに必要なポイント1050
敏捷強化Lv30 レベルアップに必要なポイント1550
所持スキルポイント 2000
今の能力【空気が読める】のレベルは18まで上がった。
【スキルレベルの効果】
【HP】125+(武術言語94x身体強化25)=2475
【MP】0+(武術言語0x身体強化0)=0
【魔力】0+(武術言語0x身体強化0)=0
【筋力】88+(武術言語66x身体強化18)=1276
【防御】87+(武術言語65x身体強化17)=1192
【敏捷】17+(武術言語13x身体強化3x敏捷強化10)=407
【器用】24+(武術言語18x身体強化5)=114
【スキル効果】
武術言語+75%<1節>+50%<2節>
身体強化+20%
敏捷強化+60%
敏捷はかなり向上したが、他のスキルと比べるとやはり心許ない。
かと言って敏捷だけでなく他のスキルにもスキルポイントを振りたい。
圧倒的にスキルポイントが足りない。
ポイント稼ぎができたグレートベアの階層主のような所があれば。
そんな思いをしながら、俺はやはり前回と同様、先には進まずロイヤルオークの階層を彷徨った。
そんな時。
「!?」
俺は驚いた。
見慣れない部屋、青い扉のドアを開けると、そこには無数のロイヤルオークがいた。
かなり広い部屋で、その数20。
俺は巫術で一掃した。
火の巫術は20匹もいるロイヤルオークを一瞬で消し炭に変えた。
稀に運よく生き残るやつもいたが、剣で止めを刺す。
ついでに俺はようやく火の入った肉を食べることができた。
これで胡椒や塩があったなら。
それはあまりにも贅沢な話だな。
水は相変わらず魔物の血に頼っている。
いい加減普通の水が飲みたい。
だが、俺の顔はニヤけていたと思う。
これはモンスターハウスと言うやつだろう。
ダンジョンには大量の魔物に溢れる部屋がある。
普通はトラップなのだが、俺にとってはうってつけのポイント稼ぎの場所だ。
俺は2日ほどモンスターハウスと安らぎの間を何度も行き来した。
結果、俺のレベルは20になり、スキルポイントも荒稼ぎした。
今のスキルバフ込みのステータスは。
【スキルレベルの効果】
【HP】136+(武術言語102x身体強化41)=4318
【MP】0+(武術言語0x身体強化0)=0
【魔力】0+(武術言語0x身体強化0)=0
【筋力】96+(武術言語72x身体強化29)=2184
【防御】95+(武術言語71x身体強化29)=2154
【敏捷】19+(武術言語14x身体強化6x敏捷強化15)=1279
【器用】26+(武術言語20x身体強化8)=186
【スキル効果】
武術言語+75%<1節>+50%<2節>
身体強化+30%
敏捷強化+80%
各ステータスの上昇量が凄い。
敏捷度と器用度は低いが敏捷の方は敏捷強化でなんとかなった感じだ。
器用さについてはやはり効果がよくわからない。
現状これで良しとするか。
俺はロイヤルオークの階層から次の階層へと進んだ。
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