ちょっとひと休みしたいあなたへ送る、ノスタルジック怪奇ファンタジー。
度重なる不運により仕事を辞めた、元声優の上原ありす。
その日の夜、突如道に落ちていた人形に話しかけられた。
人形に導かれるようにして訪れたのは、古い雑貨屋『サテン・ドール』。ありすはここでも、だれもいないのに会話やすすり泣きを聞いてしまう。
――そんなわけない。これは幻聴だ。
不運が重なり、いよいよメンタルに異常をきたしたのだ。
思い悩むありす。
だが『サテン・ドール』の店主・岩佐はそんな彼女に思わぬ事実を告げる。
「それはモノに宿った魂の声です」
モノの声を聴けるようになったことをきっかけに、ありすはこのレトロな雑貨店でバイトを始めるのだが…。
ちょっとひと休みしたいとき
すこしおつかれのとき
なんだかうまくいかないとき
そんなときにこそ読んでほしい、
ほっこりノスタルジックな怪奇譚です。
怖さレベル:★
(第3章のみ★★)