第361話 光差す

 音楽番組でノリのいい応援ソングみたいなのが流れてくる。


年末って音楽番組多いよね。


それはそうと、その歌は『希望がどうたら』『努力がこうたら』『光差すうんたら』と歌っている。

※歌詞引用にならないための表現であって、馬鹿にする意図はありません!


 多分。


そして多分この人は馬鹿にしている、おくさん。


「みんな『光差す』って好きねぇ」

「そうだね」

「どうせ毎朝布団の中で『光差すな!』って思ってるくせに」

「えぇ……」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る