第253話 おくさん風邪編:なう
大学時代のこと。
あのおくさん(当時はおくさんではない)が、まさかまさかの風邪を引いた!
鬼の霍乱! 青天の霹靂! 天変地異!
その日昼から講義だったので友人と徹夜でゲームしてた僕は、たまたま朝八時半過ぎも起きていて彼女からSOSを受け取ったのだ。
『「風邪なう」とか言われたら「余裕そうだな」「実はお前元気じゃねぇのか」「舐めてんのか」「水風呂沈めてマジに風邪引かすぞ」とか思いませんか? 私は思います。では聞いて下さい』
『風邪なう』
僕はリアクションに困る友人達を他所に
『すぐ行くから長文打ってないで寝なさい』
と送った。
牛丼(第141話参照)がボソッと呟いた。
「お前プロの処理班じゃん」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます