第17話 黄金色した魔王?(2)

「うぎゃ、うぎゃ」と大騒ぎ、驚愕する僕の事が、彼、奴は……。



 そう、黄金色した魔王の奴は気になるのか? 奴は僕の方へと、『ブゥ~。ブゥ~』と、己の翼、羽の音を恐ろしく。威圧的に鳴らしながら。徐々にではあるのだが、向かってくる。くるからね。


「くるな! くるな!」、


「こっちへ~」、


「僕の方へと向かってくるな!」と。


 僕自身も一応は、黄金色した魔王に対して威圧的、荒々しい口調、声色で「くるな!」と、何度も怒号を吐いてやったのだが……だけではない。ないのだ。


 僕を先程蠅王ベルゼブブの魔の手から救ってくれた。巨大な生物、者も。


「わりゃ、あああ~。うりゃ、あああ~」と。


 先程の僕と一緒で、黄金色した魔王の背後から。彼が持参、持つ、魔道具、落雷、ビリビリ麻痺ラケットと、僕が只今名付けた。魔道具で攻撃してくれるのだが。



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