439_【謝罪の技術】相手に許してもらえる効果的な謝罪の仕方 #話術 #言葉

「女優のマリリン・モンローは『野球のことは何も知らなくてごめんなさい』と言ったとか。大丈夫、野球のことを知らなくても生きていけます」


「やっほー、役立つ知識を伝える世界一の美女サクラです! 今回は『【謝罪の技術】相手に許してもらえる効果的な謝罪の仕方』です。よろしくお願いします」


「読者様は失敗し経験はありますか?」


「え? 『ある』ですか。そうですよね、誰しも失敗というのは経験します。私だって毎日失敗しています」


「そんな失敗をした時に必要になるのが、謝罪です」


「失った信頼を取り戻すためであったり、迷惑をかけた償いとして謝罪は必要です」


「ですが読者様、ただ謝ればいいと思っていませんか?」


「実は、謝罪の仕方によって、相手が許してくれるかは変わります」


「なので、今回は誠意の伝わる効果的な謝罪の方法をお伝えしたいと思います」


「ミスをして、ただ謝っているだけのもったいない読者様に是非、活用していただきたいです」


「それに、ミスは誰にでも起きます。覚えておいて損はないですよ」


「参考文献はアメリカのオハイオ州立大学が行った研究となります」


「研究者は755人を集めました。会社の社員がミスをして、部下が謝るという舞台を用意しました。その中で参加者には上司を演じてもらいました」


「部下役の人は6種類の謝罪をして、参加者にはどの謝りかたが心に響いたのかチェックしました」


「①、ひたすら謝る。申し訳ありません、ごめんなさい、すみません、などの言葉を駆使して何度も謝ります」


「②、同じミスをしないことを誓う。今後同じようなミスをしないことを宣言することで誠意を見せます」


「③、自分の責任を認める。ミスをしたことを認めます。過失なり過信なりを認めて、反省します」


「④、問題の解決策を提示する。どうしてミスしたのか伝えて、同じミスが起きないような対策を立てます」


「⑤、問題は何だったのか説明する。ミスをした原因を探って、伝えます」


「⑥、後悔していることを伝える。ミスをして、辛い、苦しい、申し訳ない気持ちを伝えます」


「さて、読者様はどの謝罪が効果的だと思いますか?」


「謝り倒したり、解決策を提示したり、反省していることを伝えたり、様々な謝罪があります。はたして、効果がある謝罪とは何なのでしょうか?」


「分析の結果、一番効果がある謝罪はーー」


「自分の責任を認める!」


「問題が起こったら、潔く自分の非を認めましょう。すると、上司や同僚の怒りが和らぎます」


「ミスしたら、すぐさま『自分がいけなかった』『私の監督が甘かった』など、責任を認める発言をしましょう」


「これで許してくれるに違いありません」


「自分の責任を認めることは頭一つ効果が高かったのです。しかし、他にも効果がある謝罪もあります。それは、問題の解決策を提示する、でした」


「自分の責任を認めることに比べたら効果は落ちますが、十分怒っている相手に通用します。是非、活用しましょう」


「で、謝罪というのは一言で済ませるものではありません。組み合わせてもいいのです」


「つまり、ミスを認めて、次に問題の解決策を提示しましょう」


「ダブルで謝罪をすれば、怒っている相手も冷静になってくれます。むしろ、誠実な態度を見せることで、評価が上がることでしょう」


「ミスを認めて、解決策まで提示する。確かに、こんな誠実な対応をされたらミスを許しちゃいます」


「効果的な謝罪がある一方で、まったく効果のない謝罪もあります。それは、ひたすら謝る、です」


「謝り続けても相手の溜飲は下がりません。まったく効果はありませんでした。研究者によりますと、するだけ無駄、とのこと」


「謝り続けるのだけはやめておきましょう。無意味です」


「その他の、同じミスをしないことを誓う、問題は何だったのか説明する、後悔していることを伝える、の三つは効果がないわけではありませんでした」


「しかし、取り立てて効果があることもありません」


「責任を認めた上で、解決策を提示しても、相手が怒っていた場合にだめ押しとして使いましょう。優先度は決して高くないです」


「責任逃れをしようと言い訳するのはみっともないです。ミスをしたら、自分の責任を認めてましょう」


「さらに、問題の解決策を提示するとパーフェクトです。是非、覚えておいてください」


「ただ、ミスをするとテンパります。中途半端に覚えていると、どの謝罪が効果的か思い出せないかもしれません。間違った謝罪をしないようにしっかり覚えておきましょう」


「せっかくの知識も活用しませんと意味がありません。咄嗟に謝り続けることのないようにしましょう」


「ミスにミスを重ねたら、とってももったいないよね、という所で今回のまとめです」


「研究者は755人を集めて、部下の謝罪のシミュレーションをしてもらったよ」


「すると、謝罪で一番効果があるのは、自分のミスの責任を認めることだったよ」


「次いで、問題の解決策を提示するだったよ」


「ダブルで謝れば、効果抜群だよ。ミスった時は是非、活用しようね」


「それと、ひたすら謝るのは意味がないよ。きちんと説明しないと相手は納得してくれないよ」


「ミスは誰にでも起きます。注意すれば防げたものから、どうしようもないものまでミスは起きます」


「自分は絶対にミスをしないと思っても、ミスは起こります。なので、ミスをした時の謝罪の方法は覚えておきましょう」


「読者様も相手に許してほしいですよね」


「ということで、今回は『【謝罪の技術】相手に許してもらえる効果的な謝罪の仕方』でした。知識の足しになれば幸いです」


「ありがとうございました。高評価、コメント、リクエスト、お願いします」


「次回の『【謝罪の魔力】謝れば信頼度がアップする』で、会おうね! 目指せ、知識の完全制覇。バイバイ」



参考文献

An Exploration of the Structure of Effective Apologies

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