288_浮気が起こりやすい職場 #恋愛 #ビジネス

「アメリカのロックミュージシャンであるジム・モリソンは『どの世代も、新しいシンボル、新しい人間、新しい名前を求めている。みんな前の世代から離婚したがっているんだ』と残しました。古臭い慣習なんて、こりごりですよね」


「やっほー、人生の悩みが減っているに違いない読者様。知ってて損のない知識をデリバリーする世界一の美女サクラです! 今回は『浮気が起こりやすい職場』のお話をしまーす」


「では、よろしくお願いします」


「読者様はパートナーが浮気をしていないか、不安になることはありませんか?」


「合コンに行っているのではないか? 同僚と食事でもしているのではないか? そんな眠れぬ夜を過ごした読者様もいらっしゃるかもしれません」


「なので今回は、離婚が起きやすい職場を調べた研究を参考に、浮気が起きやすい職場を紹介したいと思います。実は職場によってかなり違うんですよ」


「研究を行ってくれたのは、スウェーデンのストックホルム大学の研究者です。パートナーが浮気しやすい職場にいるかどうかの判断にしてください」


「研究者はデンマークで集められた国民統計データを使用しました」


「デンマークでは1945年から、国民のデータを集めていまして、人口統計学的、社会経済学的、市民地位的に情報を入手することが可能です」


「そこから、1945年以降に生まれて、仕事についており、1981年から2002年の間に結婚をして、離婚を経験した男女、という条件で調査しました」


「その結果、男性は10万2453人、女性は11万3252人が条件に当てはまりました」


「そこから、さらに職場別の離婚率を調べたわけです」


「さて、読者様はどのような職場が離婚が起きやすいと思いますか?」


「恋愛が好きそうなパリピが多い職場ですか?」


「それとも、反対に大人しい人が多い職場でしょうか?」


「結果はですね、異性の多い職場でした!」


「やはり、出会いが多い職場だと浮気が起きやすく、離婚に発展しやすいことが判明しました」


「まあ、当然と言えば当然ですね。浮気しようにも、相手がいないと始まりません。異性の多い職場で、浮気が発生してもおかしくないです」


「要するに、離婚が起きやすい職場は、浮気が起きやすい職場ということです」


「では、具体的にどのような職場で浮気が多いと思いますか?」


「読者様は異性が多く、出会いの多い職場に心当たりがありますか?」


「IT? 医療? 教育現場? 小売店? 広告? 建設? レストラン? 行政機関? それとも別の職場なんでしょうか?」


「結果はですね、ホテルやレストランが離婚率の高い職場でした!」


「一般的なホテルやレストランは従業員の男女比が偏ることもなければ、年齢も偏ることがありません」


「それに、浮気は何も同僚と発生するのではありません」


「そう、お客様と浮気することもあるのです」


「お客様が入れ替わり立ち代わりのホテルやレストランでは、自分の好みに合致する人とも出会いやすいです。既存のパートナーよりいい異性が見つかる可能性が高いのです」


「故に、離婚率が高いのです」


「逆に、離婚率が低い職場も判明しています」


「それは、農業、製薬、図書館でした」


「農業では、自分の畑で作業をするので異性との出会いは少ないです。出会いは販売する時くらいです」


「図書館は農業に比べれば人との出会いがあるかもしれませんが、図書館では静かにするのが基本です。ナンパなどは起こりにくいでしょう。それに、働いている職員の数も圧倒的に少ないです。出会いが少なければ、浮気は起こりにくいです」


「もし、読者様のパートナーが農業や図書館で働いていたら安心ですね」


「面白いことにですね、同じ職場でも男女で離婚率が違う場合があるのです」


「たとえば、建設業界です。建設業界では、男性の離婚率は低いのですが、女性の離婚率が高いことが判明しました」


「というのも、建設業界は男性が比較的多い職場です。そのため、女性は多くの出会いがありますが、男性は出会いが少ないです。男女比の偏りが結果にモロに表れました」


「ちなみに、異性がいる職場で働く人は、同姓しかいな職場で働く人より、離婚率が70%高いことも判明してます」


「異性との出会いの多さによって、離婚率に影響が出る結果となりました」


「相対的な異性との出会いの多さが、離婚と大きく結び付きます」


「読者様も気を付けてください。異性の多い職場にいるパートナーは、浮気しているかもしれません。読者様ご自身も、異性の多い職場にいると、浮気したくなっちゃうかもしれません」


「修羅場だけは迎えないでくださいね」


「他にも、離婚に関するデータが出ていますので、紹介します」


「たとえば、16歳~22歳の間に結婚した人より、40歳以降に結婚した人は離婚率が40%低いです」


「大都市圏以外に住んでいる人は、大都市圏に住んでいる人より離婚率が30%低いです。やはり、出会いの数が大きいのでしょう」


「子供がいるかも関係します。子供が二人いる家庭は、子供がいない家庭に比べて離婚率が40%低くなります。まさに子は鎹ですね」


「また、学歴も離婚率に影響しています。高学歴の人は低学歴の人より離婚率が半分です」


「頭がいいほうが、計算ができます。この人と結婚したら、幸せな家庭を築けるかどうかをより多くの知識から判断できます。結婚前に未来を予測できるのでしょう」


「離婚したくなければ、勉強しましょう」


「実は職場以外の要素でも、離婚するかが決まるんだよ、って所で今回のまとめです」


「デンマークの国民統計データを使用して、どのような職場が離婚に発展しやすいか調べたよ」


「すると、異性が多い職場は出会いが多く、浮気が起こりやすかったよ。結果として、離婚に繋がるみたい」


「特に、ホテルやレストランは危険だよ。離婚したくないなら、ホテルやレストランで働かないほうがいいよ」


「逆に、農業、製薬、図書館で働いている人は離婚率が低かったよ。出会いが少ないからだよ」


「読者様も、パートナーの浮気が気になるのなら、異性の少ない職場に転職してもらうようにお願いしようね」


「……まあ、浮気は起こるときは起きるので、気を付けても意味ないかもですが」


「それと、今回の研究では性格が考慮されていません」


「読者様はホテルで働く人と図書館で働く人の性格が同じように分布すると思いますか?」


「おそらく、違うでしょう。そのような、元からの性格を考慮していないので、浮気しやすい人がホテルに行って、浮気しにくい人が図書館に行ったのかもしれません」


「それに、この調査は1981年から2002年を対象にしています。出会いの大半が職場の時代です」


「現代では、マッチングアプリで簡単に出会えるので、職場以外でも簡単に異性と出会えます」


「ですので、職場に異性が多いか気にするより、パートナーと話し合って浮気をしないように関係を深めるほうが賢明でしょう」


「関係が良好なら、異性に靡かないはずですから」


「ということで、今回は『浮気が起こりやすい職場』のお話でした。読者様の人生の潤いになれば嬉しいです」


「最後まで、ありがとうございます。高評価、コメント、お願いします」


「読者様が『あれが知りたい』というリクエストも受け付けてます!」


「次回の『広告を見ると不幸になる』で、会いましょう!」


「もしくは、読者様が気になるお話でもいいですよ。目指せ、知識の宝物殿。バイバイ」



参考文献

Higher divorce risk when mates are plentiful? Evidence from Denmark

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