081_3分のスクワットで体脂肪が減るぞ #筋トレ #肉体 #ダイエット
「ジョセフ・ジュベールの著『パンセ』には『知識がなくて想像力を持っている人間は、足がないのに翼を持っているようなもの』とあります」
「やっほー、賢明なる読者様。読むと人生が変わる知識を提供する世界一の美女サクラです! 今回は『3分のスクワットで体脂肪が減るぞ』のお話をしたいと思います」
「では、よろしくお願いします」
「読者様はスクワットをしますか?」
「え? 『いきなり、スクワットなんてどうした』ですか。確かに唐突でしたね」
「ですが、知っていますか? スクワットを3分やるだけで体脂肪が減るといううことを」
「3分の運動で体脂肪が減るなら、とんでもなく効率的ではありませんか。これで読者様もスラッとしたボディになれますぜ。へっへっへ」
「お嬢さんにだけ特別だ。今ならスクワット3分で綺麗になれますぜ、ぐふふ」
「少々調子に乗ってしまいました。胡散臭い演技はここまでにして、本題です」
「鹿屋体育大学の行った研究で判明しました。94人の少年少女を集めて実験を行いました。あっ、失礼しました、少女はいません。少年だけ、ノーロリータです」
「平均年齢は13.7歳と子供を対象にしたものです」
「まず研究者は少年たちの運動能力や、身長、体重などのデータを計測しました。ショタ好きがいたら、大喜びな内容ですね」
「次に少年たちを二つのグループに別けました」
「一つ目は、スクワットをしてもらうグループです。スクワットの回数は100回です。時間にして3分です」
「スクワットをですね、いつものスポーツの後に行ってもらいました。対象の少年たちは普段からスポーツをしている学生です」
「いつもの練習の後に、追加でスクワットをしてもらった、というわけです」
「回数は週に4回~6回行ったそうです。スクワットには重りなどは使わずに、自重のみで行いました」
「結構きつそうです。練習が終わった後にスクワットですから、たった3分とはいえ、過酷でしょう」
「少年たちがしていたスポーツは卓球、バレーボール、陸上競技、弓道です。これらの練習の最後にスクワットをしていました」
「しかもスクワットは太股が地面と平行になるまで、腰を落とさなければなりませんでした。ちょっと膝を曲げるような軽いスクワットではありません」
「ひゅー、研究者はキ・チ・クです!」
「鬼畜と言いましたが、無理矢理やらせたり、脅迫したということは決してありませんよ。即刻、前言撤回です」
「私なりの冗談ですから、本気にしないでくださいね」
「もう一つのグループは何もしません。いつものスポーツをするだけです」
「スポーツの種類は野球、サッカー、水泳、剣道などです。極々一般的なスポーツです」
「スポーツ後のスクワットを8週間続けてもらい結果を確認しました」
「するとですね、スクワットをしたグループは体脂肪率が4.2%減少していました」
「スクワットをしなかったグループに体脂肪率の変化はありませんでした」
「面白い結果です。スクワットをしないグループは運動そのものはしていますが、体脂肪率は減らなかったのです」
「どうやら、スクワットには体脂肪率を減らす作用がありそうです」
「他にもですね、太股の筋肉がスクワットをしたグループは成長していました」
「スクワットが太股に効果があるのは納得です」
「足の筋肉も16%アップするという結果も出ました」
「さらに、ジャンプ力もアップしていました。だいたい3%です」
「やはり、ジャンプには太股が大事です。太股が成長したため、ジャンプ力もアップしたのでしょう」
「筋肉の厚さもスクワットをしていたグループは増えていました。だいたい3%ですね」
「いやはや、スクワットの効果が恐ろしいですね。体脂肪を減らして、筋肉も増やしてくれる。アスリートの強い味方です」
「研究者は様々なデータを調べましたが、両グループで有意な差がなかったものもあります」
「たとえば、身長と体重です。両グループとも増えていました。成長期ということもあって、増えていてもおかしくありません」
「スクワットで痩せるのは無理っぽいですね」
「瞬発力も差はありませんでした。うーん、残念」
「さすがにスクワットも万能ではありません。ただ、太股の筋肉は人間の体で一番大きな筋肉です。筋肉を増やしたり、基礎代謝を上げる効率がいいのは間違いないです」
「え? 『スクワットに効果があるのは分かった。でも、それほど効果的とは思えない』ですか。むむ、鋭い読者様ですね」
「確かに体脂肪は減りましたが、4%かそこらでは見た目に違いはありません。『スクワットをしたから当然だよね』という主張はわかります」
「わざわざスクワットをする意味があるの? と言われてしまえば、即答は難しいかもしれません」
「ですが、思い出してください。この実験の参加者は普段からスポーツをしている少年たちです」
「元々、痩せ型か細身の標準的な体型の少年です。基礎代謝が高いのです」
「この研究が面白いのは、普段から運動していて、さらに太っていなくても体脂肪が減るということです」
「もちろんジャンプ力の改善なども期待できます」
「今回の実験の対象が少年でしたが、大人かつ運動不足の人でもスクワットをしたら体脂肪が減ってもおかしくはありません」
「一般体型の人の体脂肪が減って、太っている人の体脂肪が減らない道理はありません」
「しかも1日3分、スクワット100回でいいのです。簡単ですし、道具も不要です」
「読者様も、暇を見つけてスクワットをしては、いかがでしょうか?」
「ではでは、今回のまとめです。ショタを集めて、いつもの運動の後に追加でスクワットを100回してもらったよ」
「すると、体脂肪率が4.2%減ったそうな」
「ジャンプ力、筋肉の厚み、足の筋肉がアップしていたよ」
「筋肉は何歳になっても増えます。何より手軽に始めれますので、日頃運動不足を感じている読者様はスクワットから始めてみましょう」
「それに、スクワットには美脚も期待できます」
「体脂肪も減らせて、美脚になれる。一石二鳥でござる」
「ということで、今回は『3分のスクワットで体脂肪が減るぞ』のお話でした。読者様の知識になれば幸いです」
「お付き合いいただきまして、ありがとうございます。高評価や応援コメント、質問やリクエストも待ってまーす!」
「次回の『082_お手軽に男性の魅力を上げる方法が判明した』で、お会いしましょう」
「もしくは、読者様の気になるお話でお待ちしております。バイバイ」
参考文献
Effects of Body Mass-Based Squat Training in Adolescent Boys
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます