045_【初心者歓迎】瞑想で体と心の痛みが和らぐ #瞑想 #肉体

「やっほー、読者様のプラスになる知識を提供する世界一の美女サクラです! 今回は『瞑想で体と心の痛みが和らぐ』のお話をしたいと思います」


「では、よろしくお願いします」


「読者様は瞑想をしたことがありますか?」


「え? 『そんなことして、無駄でしょ』ですか。いえいえ、瞑想は科学的にも効果が証明されている、素晴らしい活動なんです」


「気分が落ち着いたり、ストレスが軽減したり、集中力が増したり、睡眠の質が上がったり、様々な効果があるのです」


「本当にメリットのある行為なんです!」


「そんな中から、今回は瞑想で心と体の痛みが軽減する研究を紹介したいと思います」


「どうぞ、心して聞いてください」


「イエール大学は被験者を募集しました。この際、左利き、英語を流暢に話せない、以前に瞑想の経験がある人を除外しました」


「また、神経障害か精神障害の人も除外しました」


「つまり、健康かつ瞑想の初心者を集めたのです。条件付きの募集で集まった人数は17人でした」


「被験者には最初、30分間の瞑想の練習を受けてもらいました」


「何も知らない被験者に最低限の瞑想の知識を授けたのです」


「その後ですね、被験者に二つのテストを行いました」


「一つは肉内的苦痛を伴うテストです。腕に温かいものを当てる、もしくは腕に熱いものを当てるテストです」


「温かいものの温度は40.5℃~44℃です。腕に触れても温かさを感じる温度です。熱いものの温度は45℃~48℃です。この温度になると、痛みを伴います」


「火傷はしなくても熱いものは熱いですからね。痛いの、間違いなし」


「もう一方のテストは精神的苦痛を伴うテストです。ネガティブな画像とニュートラルな画像を見てもらいした」


「ネガティブな画像は、切断された体の画像などです。思わず眉をひそめたり、つい目を逸らすような画像となります」


「ストレスを伴う写真ということです」


「ニュートラルな画像は、椅子などの家具の画像です。一転して平和ですな」


「被験者はテストを受けている間に、二つの指示を与えられました。まずは、『自然にしていてください』というもの。特に指示らしい指示ではありません」


「何もしていない、通常時に痛みを受けるのです」


「もう一つの指示は、『今の状態を注意深く受け入れてください』です。いわゆる瞑想の指示でです」


「当然ですね、瞑想の効果を実証するテストですから、瞑想をしてもらわないと始まりません」


「研究者は通常時と瞑想時でどのような違いが出るか調べたのです」


「違いを調べるために。被験者にはテストの間、fMRIを使って脳がどのように反応しているか確認しました」


「fMRIとはfuncional magnetic resonance imaafginfの略で、日本語では機能的磁気共鳴画像法となります。脳が活動している時に血流の変化などを画像にしてくれる機械です」


「要は、脳の活動を視覚に落とし込む技術です。脳の反応を見る機械ですね」


「被験者に肉体か精神に痛みを与えて、通常時と瞑想時で脳の活動に違いがないか確認したんですね」


「脳内活動は誤魔化せません。誰の目から見ても一目瞭然です」


「その結果、被験者は肉体的、精神的、どちらの苦痛でも瞑想をしている際には苦痛が軽減されていることが判明しました」


「被験者は『瞑想中は痛みと嫌な気分が少なくなる』と話しています。さらに瞑想中の脳の活動を調べた結果、痛みと嫌な気分に関連する脳の部位の活動が有意に減少していること発見しました」


「瞑想には主観的にも客観的にも痛みを軽減することが証明されたのです」


「どの程度軽減したのかと言いますと、熱いものを当てられても温かいものを当てられているように感じたとのこと」


「『痛い』が『温かい』になったんですね」


「いやはや、素晴らしい結果です。この結果は様々な場面で活躍するに違いありません」


「単純に怪我をした時に使えば、痛みを軽減できます。恋人に振られた心の痛みを軽減できる可能性もあります」


「生活を送る上で『痛み』は切っても切り離せないものです。常に付きまとわれるなら、少しでも軽減したいと思うもの」


「痛みと上手く付き合うためにも瞑想の技術は必須ですね」


「しかも、思い出して欲しいのが、被験者は瞑想のズブの素人である点です。以前に瞑想の経験がある人は除外されています」


「つまり、読者様も瞑想を今すぐ始めれば、痛みを今から軽減できるのです」


「気になる点を上げるとするなら、被験者の数が17人と少ないこと。非常に小規模な実験であることです」


「とはいえ、瞑想の効果は別の研究でさんざん証明されています。この研究の成果が的外れ、ということはなさそうです」


「それでは今回のまとめです。瞑想をすると、肉体的苦痛と精神的苦痛の両方を軽減できる」


「しかも瞑想の初心者でも効果がある」


「是非、読者様も瞑想をお試しくださいな」


「瞑想には様々なタイプがあります。呼吸に意識を向けるスタンダードな瞑想。体の各パーツに意識を向ける瞑想。体を動かす瞑想。他人を思いやる瞑想もあります」


「自分に合った瞑想を探してみてはいかがでしょうか?」


「ちなみに私は、場所ごとで瞑想の種類を別けています。家にいる時、散歩中、仕事場、それぞれで違う瞑想を行います」


「ひとつに絞る必要はありません。できるものからやってみるのいいですよ」


「瞑想をして、痛みに強い人間になりましょう」


「ということで、今回は『瞑想で体と心の痛みが和らぐ』のお話でした。読者様の参考になれば、私はとても嬉しいです」


「最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございます。高評価や応援コメントはどんどんお願いします。質問やリクエストも待ってまーす」


「それでは、次回の『マインドフルネスで学校の成績が上がったよ』で、またお会いしましょう。バイバーイ」



参考文献

Let it be: mindful acceptance down-regulates pain and negative emotion

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