第17話 初めての「ぶっ殺すぞ」

 ……殺してやる。


 セミの鳴き声がうるさい。まるで頭の中で蝉が鳴いてるみたい。頭蓋を割らんばかりに鼓膜を震わす虫の声すら私を嘲笑してる様で、アスファルトを踏みしめる足も自然と乱暴になる。


 学校が夏休みに入って、この地獄から解放される……つかの間忘れられると思った。歓喜した。


 でも現実は違った。


 虐げられる者に逃げ道なんてない。助けてくれる人なんてない。挫けるか、強くなるか、それしかない。


 憎きクラスメイト達が待つゲームセンターまで荒々しい歩調で急ぐ。奴らが要求した菓子パンを一刻も早く届ける為じゃない。

 コンビニに寄った時一緒に買ったカッターナイフ……数分後これを握ってる時、私は少し強くなれてるだろうか……


 何度も揺らぎかける決心。良心と良識が私の強い憎しみを揺さぶるけど、それを踏みつけるように強く地面を踏む。もう下ばかり向くのは辞めるんだ。

 耐えたならいつか終わりは来るだろう……でも、耐え続けた時間は失われたままだ。

 取り返す。私の尊厳、奪われ続けた時間。例えそれでこの先を全て棒に振ることになっても--


 殺意に濡れた視線を向けて前へ前へと足を運ぶ私の視線の端に……


「ん?」


 白い何かが公園の中で荒ぶってた。


「…ん?」


 一旦通り過ぎてから数歩戻って公園を覗く。

 遊具で遊ぶ子供たちの中で手足を投げ出し人目も憚らず謎の乱舞を披露するなにか……


 ……あれって、もしかして噂に聞く『くねくね』?あの見たら気が狂うっていう…

 どうしよう見ちゃった。


 子供達の母親達がドン引きしながら距離を取っている。白い視線の中で堂々と奇怪な動きを続ける精神力はとても人間とは……


 ……あ、人だった。


 突然ピタリと止まったその白いのがこちらを振り向く。のび太くんみたいな顔した眼鏡の男の子だ。


「…恥ずかしいんで、見ないでもらっていいですか?」


 ……恥ずかしいならやるな。


 突然周りに話しかけてくる不審者に母親達が子供を連れて逃げるように公園から走り出した。まぁ、正常な反応だと思う。


 取り残された私とくねくねもどきの間に気まずい沈黙。

 私もこんなことをしている場合じゃない。

 コンビニのレジ袋をぎゅっと握りしめてその場を後にしようとした私に、蝉の声に混じって声がかけられた。


「あの!」

「………………」


 正常な判断力を持っていればまず取り合わない。まぁ…内にどす黒いものを抱えた私は正常とは言い難いかもしれない。


「……今のダンス、どうでした?」

「………………」


 ダンスだったんですか今の?


 *******************


 この忙しい時に厄介そうな奴に絡まれた。


 公園のベンチに並んで腰掛ける私と名も知らぬ少年。どういう状況なんだろう。


 少年はダラダラと汗を垂れ流しながら荒い息で天然水を気持ちよさそうに飲んでいる。

 それもそうだろう。くねくねと見紛う彼はこの真夏に真っ白な長袖のジャージを上下着込んでる。こんな格好であんなに激しく動いてたら死ぬ。


 これがイケメンだったら絵にもなったんだろうけど……


 残念な眼差しを隣で向ける私に彼はふぅと息を整えてから改めて私に問いかける。


「僕のダンスどうでした?」

「……なんのダンス?」

「さっきの。見てたでしょ?」

「あれ、ダンスなん?」


 遠慮のない私の言葉に少年はひどく傷ついた表情。仕方ないじゃん、音楽もなしに1人であんなに暴れてたら酔っ払いかなんかと勘違いされて補導されても文句は言えない。


「何してたの?こんなところで」


 関わらない方がいいに決まってるのに私は彼に絡んでいく。もしかしたら臆病な自分が自分で決めた決心に二の足を踏んで時間を稼ごうとしてるのかもしれない。


「……レッスン」

「なんの?」

「だから、ダンス」

「……」

「僕、アイドル志望なんだ」


 ダークサイドに堕ちかける、てか堕ちてる私の心の中に間抜けな疑問符が生えだして暗く湿っぽい感情の毒気を抜いていく。


「なんだって?」

「アイドル」


 ………………


 私は隣の少年をよく観察する。

 分厚い瓶底メガネに、汗で張り付いた薄い前髪、ガリガリの体、低い鼻に一重まぶた。


 いや、別に容姿がどうだからどうという訳じゃないけど……私だって人のことを言えるほど優れてはない。


「……へぇ」

「その目で言いたいことは分かった。失礼だな君は、人が一生懸命にやっているというのに!!そうやって頑張ってる人を馬鹿にしてっ!!」

「何も言ってないから。被害妄想酷いな…てか、自分でそう思ってるってことでしょ?なんでアイドル目指してんの?」

「思ってないわ!!」


 さっきからうるさいな。


「目指しちゃ悪いかい?地味な男にはアイドルになる資格がないって?」

「……だろうね」

「ぐさっ!?」


 別になるなってわけじゃない。なれないんだ。それって資格がないってことでしょ?

 嫌がらせでもなんでもない。現実だ。

 誰にだってできることとできないことはある。残酷なんだ、この社会は……


「なれると思う?鏡見て、どうぞ」

「……初対面なのに酷いな君は」

「初対面でダンスの感想訊いてくる君は変人だね」


 また気まずい沈黙。これどうしよう……


 ……なんだか馬鹿馬鹿しくなってきた。

 人がこんな気持ちで日々過ごしてるのに呑気な奴も居たもんだ。こいつはこんな気持ち知らないんだろう。

 虫も殺せなさそうな顔だ。誰かを殺そうなんて、考えたこともないんだ。


 ……羨ましい。


 私も何も考えずに、未来とか将来とか、馬鹿馬鹿しい空想に思いを馳せてみたい……


「……なんでアイドル目指してるのかって?」

「え?言いたくないならもういいよ。てか、私もう行くし……」

「君は僕の容姿を見てアイドルなんて無理だと決めつけた」

「いや……まぁ……容姿だけじゃないけど……」


 顔やダンスだけが必要な要素だとは思わないけど少なくともさっきのダンスでステージに上がったら殺される。


「……僕みたいな人だからこそ、アイドルという肩書きが必要なんだ」


 …………?

 生きていく上でアイドルという肩書きが必要な場面がどれくらいあるんですか?


「……てたいんだ」

「え?」

「モテたいんだ!!」


 ………………………………


 ますます馬鹿らしくなってきた。てか、こいつに時間を使ってる自分に腹が立ってきた。


 なんかすごーーい深い事情があるのかなって一瞬でも思ってしまった。


「彼女が欲しい!!」

「勝手に作って、どうぞ」

「だからアイドルになるんだ!」

「アイドルになったら余計作れなさそうだぞ?」

「いや彼女じゃなくてもいいから、女の子にチヤホヤされたい!童貞を捨てたい!」


 クソ野郎だ、こいつ。

 アイドルなんだと思ってんの?


「…………モテたいからアイドルになるんだ」

「うん」

「その為にこのクソ暑いのにダンスレッスンしてたんだ」

「うん」

「馬鹿だね」

「どれだけ人に笑われたかが、努力の量を証明してくれる」

「それも実を結ばなければ、ただの道化だけどね。ていうか初対面の女子に堂々と童貞を捨てたいとか言う精神性が怖くなってきたわ」


 距離取っとこ。


「君で捨てたいとは言ってないから、僕は堀北〇希みたいなのが好きなんだ」

「どうせブスだよ」

「そこまでは言ってないけど……」


 話してるだけで疲れる奴だ。

 …………私何してるんだっけ?


「僕は馬鹿かい?」

「馬鹿でしょ。アイドルになろうがならなかろうが、モテないものはモテない」

「一般人よりは輝いて見えるでしょ?」

「まず自分磨いて。輝いてる人がなるのがアイドルだから」

「……いいじゃないか。石ころでも……」


 突然声音を低くして彼は真っ青な空を仰いだ。

 夏空を切なそうに見上げる少年--イケメンなら絵にもなったかもしれないけど、陽光に白く光る分厚い眼鏡は追い詰められた犯人みたいだ。


「確かにアイドルは輝く宝石の世界だけど……産まれた時から田んぼの石ころだって、輝く努力をして、もがいてもいいんじゃないか?」

「……」

「何もせずにただ現状を甘んじて受け入れる……必要以上に傷つくことは無いかもしれない。でも、いつまで経っても現状からは抜け出せない」

「……」

「どんなに滑稽だって、笑われたって、何もしない人よりもがいてる人の方がかっこいいに決まってるよ」

「……」

「何かを変えるには、自分でなにかするしかないんだから。どうでもいいやって投げたり、自暴自棄になったり…それより童貞を捨てる為に少しでも自分を持ち上げる努力をする。この芋臭い自分をメッキで塗り固めて少しでもかっこよくするんだ」

「……」

「だから、どれだけ笑われたって、僕はアイドルになる」


 …………かっこいいこと言ってるつもりかもしれないけど根底にあるのは性欲だから。


 ……………………


 もがいてる方が、か……

 何もしなければ何も変わらない。

 私も……


 手に提げたコンビニの袋の中を覗く。殺意に濡れたカッターナイフが視界に入る。


 これは、もがいてることになるの?

 逃げてるだけじゃないの?


 ずっといじめられて、逃げてきた。

 耐えて耐えて、いつか環境が変わるのを待ってた。でも、中学を卒業しても、高校でも変わらなかった。

 私は今、人生を投げようとしてる……自暴自棄になってる……

 それより、もがいて、少しでもいい方に……


 努力したら、変わるの?


「……」

「どうかした?」


 俯いてる私に彼が心配そうに声をかけてくる。

 童貞捨てる為にアイドル目指す奴の言葉に感化されるなんて、なんかヤダ。



「--居た」


 砂色の地面を見つめた私の鼓膜にそんな冷たい声が飛び込んできたのはその時。

 夏だっていうのに、その声は簡単に私の体温を奪っていく。声を聴いただけで条件反射で脚が震え出した。


宇佐川うさがわ、なーにこんなとこで油売ってんのよ!」


 私の方に3人の女子が歩いてくる。その先頭に立つ女が私を蛇のように睨みつける。


 --有吉ありよし


 中学の時から、ずっと私をいじめてる女……私が、殺そうと決めた女……


 重たい頭を持ち上げ前を見る私の三つ編みを有吉が乱暴に掴む。


 光を呑み込む漆黒の黒髪はうねるようにカールしている。よく手入れされていて気品すら感じた。

 大きくて切れ長な目はモデルみたいで、背も高くてスタイルもいい。


 私や、隣にいる冴えないモブ男とは違う。人の前に立つ人間。弱者を虐げらることが許された人間--


「なんだ?こんなとこでデート?」

「きゃははっ!まじ!?これ彼氏?」

「ウケるー。なんだよー、結愛ゆあ彼氏居るんなら紹介しとけー?」


 取り巻き達に笑われて居心地が悪そうな眼鏡君。

 有吉は縮こまる彼を不愉快そうに睨みつけた後に私の三つ編みを引っ張って無理矢理立たせた。引っ張られた頭皮が悲鳴をあげる。痛みに釣り上げられるように自然と脚が立ち上がった。


「おい、パン買って来いって言ったよね?何してんの?あたしらのお使い無視して公園で遊び呆けるとか、いい度胸じゃん?」

「あーあ、美奈子みなこ怒らしちゃった」


 肉を打つ乾いた音。ヒリヒリと痛みが頬に広がる。張り手をもらった。


 …………ああ、やっぱり。

 私が忘れようが、逃げようが、地獄は地獄なんだ。私はこの地獄でずっと……


 違うでしょ?


 終わらせるんだ。取り返すんだ。

 殺せ。


「シカトかよ!!はぁ!?」


 間近で凄んで見せる有吉が私を地面に蹴っ転がす。盛大に膝を擦りむいて、砂に擦れた傷口が削れる。

 痛みが--向けられた敵意が--理不尽が、自然と転がった袋に手を伸ばし--


 …………


 這い蹲る私と、ベンチの上の彼と目が合った。

 やめてよ。見るなそんな目で。どうせ私は滑稽だ。あんただってそうでしょ?努力したって夢なんか叶いっこない。

 馬鹿な努力を重ねるただの道化--


 --どれだけ人に笑われたかが、努力の量を証明してくれる。


 …………


「いつまで寝てんの?立てよ。お仕置の続き--」


 私の髪を掴もうとする有吉の手を払い除ける。激しく打ち合った手が大きな音を立てる。有吉が「痛っ!」と手を引っ込めた。


「……触らないで」

「は?」

「……触らないで」

「……なんだって?聞こえない」


 公園内を不穏な空気が包む。明らかに3人の表情と空気感が変わっていく。

 心臓が痛い、張り裂けそう。怖い。手足に力が入らない。

 でも……

 胸の中に1本立った芯は、殺意よりしっかり立ったままだ。


「触んなっ!!!!」


 蝉たちの奏でる夏の音をかき分けて炸裂した私の怒号。

 こんな大声出したのは始めてだ。


 沈黙に沈む場。

 静寂を切ったのは有吉の嘲笑。


「……あ?てめぇ今なんて--」


 もういい。

 うんざりだ。聞きたくない。

 殴られるのも蹴られるのもお金取られるのも雑用押し付けられるのももううんざりだ!

 ここでボコボコにされるのも、この先も地獄が続くのも--


「うっせぇんだよっ!!!!」


 足元が爆発するみたいな感覚。

 閉じ込めていた封が飛び上がって中から飛び出したのはいままでの鬱憤。それが起爆剤となり跳び上がるように立ち上がった私の渾身の右ストレートが有吉の顔面を貫いた。


 ……人を殴ったのなんて、初めてだ。

 今ならマイク・タイソンにだって勝てそう……


「てめぇっ!?」

「美奈子!?大丈夫!?てめぇなにして--」

「うるせぇぇっ!!喋んな金魚のフン共がっ!こいつがいないとなんにもできないくせに調子に乗ってんじゃねぇぞ!!てめぇらの顔も潰してやろうか!?舐めた口聞くんじゃねー!ぶっ殺すぞ!!!!」


 取り巻き達ドン引き。眼鏡もドン引き。私もドン引き。


 ぶっ殺すぞなんて初めて言った。


 大声を張り上げて荒い息を吐く私の目の前でよろよろと立ち上がる有吉。

 こいつが……っ!今まで……っ!!


 公園の外からも視線が集まってる。でも、関係ない。

 公園で変なダンス踊るヤツだっている。関係ない!


「こらぁっ!!」

「ぶっ!?」


 立ち上がろうとする有吉の横っ面にもう1発。中腰の有吉がまた後ろに吹っ飛ぶように倒れ込む。


「ちょっと!?お前やりすぎだぞ!?美奈子に謝れ!!」

「喋んなって言ったろうがっ!!あぁっ!?」


 拳を振り上げながら取り巻きに向かっていくと「ひぃっ!?ごめんなさいっ!!」と怯えきった様子で丸くなる。


 取り巻き達に抱き抱えられながら上体を起こす有吉。

 鼻の頭を抑えた手から鼻血がダラダラと垂れ流されてる。涙に濡れた瞳は敵意満々に剥かれ私を見ていた。


 やりすぎたか……?凄い鼻血……


 私がしゃがんで有吉と視線の高さを合わせる。ビビって退る取り巻き達に反して有吉は1歩も退かずに気丈な態度を貫いた。


「…………宇佐川、お前タダで--」

「--もう1回鼻潰してやろうか?それとも目ん玉とお別れするか?あ?口の利き方気をつけろよてめぇ。今日から私がご主人様だ」

「……っ」

「返事は「ワン」な?」

「……う、宇佐川--」

「ワンだろうがァっ!!!!」


 グーパンは可哀想だから張り手にしといた。パァンと炸裂する気持ちいい音。

 顔を弾かれた有吉がうるうると臨界点に達した涙を貯めてこっちを見てる。


「……焼きそばパン買って来い」

「……っ、あ……ぅ……」

「買って来い」

「………………っ、ヮ…ワンっ!!」


 *******************


 こんにちは、橋本圭介です。

 今日公園で女の子と知り合ったんですけど……


「……3分以内な?1秒遅れるごとに指1本」


 カッターナイフを掲げて女子達を脅すこの子はどうやらヤクザの娘のようです。

 突然豹変したいじめられっ子の暴走に為す術なく気の強そうな女の子達が逃げるようにパシリに向かいます。怖いです。僕も怖いです。さっきまでお話してた人と同一人物でしょうか?夏だと言うのに震えが止まりません。


 ベンチの上で戦々恐々としてた僕に、なんだか気だるげな視線を寄越す女の子。さっきまでの大人しそうな雰囲気はどこへやら……まるで何十年と死線を超えてきた殺し屋です。


 夏の日差しにつやつやと輝く三つ編みを揺らしたその少女は僕に向かってなんだかニヒルな笑みを浮かべて


「……君、名前は?」


 て訊いてきました。怖いです。


「……は、橋本圭介です……」

「橋本君か……アイドル、なれるといいね。応援する」


 ……………………


 あれ?さっきと言ってること違う……


「私、宇佐川結愛」

「あ、はい…結愛さん……」

「なに下の名前で呼んでるの?」

「あひぃごめんなさぃ…………」


 もう亀のように丸くなりたいです、ていうか逃げ出したいです。指詰められる怖い。


 ガタガタ震える僕に宇佐川さんは今度は優しげな柔らかい笑顔を向けてくれました。

 ……不覚にも少し可愛いって、思ってしまいました。


「……またダンス見せてよ」

「……あ、はい」

「じゃあね……」


 ……何が彼女の心境を変えたんでしょうか?何が彼女を極道に変えたんでしょうか?それとも最初から内なる極道だったんでしょうか?


 颯爽と公園から去っていく彼女の背中をぼんやり眺めて考えましたが、心当たりはないです。

 僕に振り返ることもない彼女の背中はかっこよかったです。

 可愛かったりかっこよかったり、不思議な人でした。


 ……ところで焼きそばパン買いに行った3人はいいんでしょうか?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る