★★ Very Good!! 北斎の生涯を通じて、江戸時代の人々の暮らしぶりが伝わってきます! 秋茜 内容としては、北斎とその娘の伝記なのですが、芯となるそのストーリーを軸に、江戸での暮らしぶりが丁寧に描かれています。 特に言葉遣いや、感情の動きなどは、いかにもきっぷの良い江戸っ子気質が表現されています。ポンポンと出てくる言葉のキャッチボールは爽快ですよ! レビューいいね! 3 2022年1月6日 22:01
★★★ Excellent!!! 目の前に江戸が蘇る 釣舟草 しっかりと考証がなされていることがわかります。登場人物のセリフ回しからも、江戸っ子のチャキチャキした気質が伺えます。滝澤馬琴と葛飾北斎、そして娘お栄の物語。ときに愉快だったり、しんみりしたり、江戸の情緒豊かな作品です。面白いのでお勧めです! レビューいいね! 3 2022年1月10日 17:06
★★★ Excellent!!! 面白い! 面白い! かっつん 読み手の皆さん、これ面白いですよ! 文章、題材、テンポ、エントリー、全部良かった! 武将ものでない歴史小説だから、注目されづらいかもだけど、北斎と栄を題材にしてるのは個人的にツボ これ伸びるかな レビューいいね! 2 2022年1月14日 19:53
★★★ Excellent!!! 孤高の絵師とその娘。その娘もまた孤高なり。 四谷軒 この国を代表する絵師――葛飾北斎の名は有名です。しかしその娘、お栄という絵師まで知っておられる方は少ないでしょう。私の偏見かもしれませんが。 本作は、北斎のみでなく、そのお栄にもスポットを当てているのが白眉だと思います。 そのお栄が、北斎の生涯をまるで浮世絵の如く、ぱらりぱらりと捲るようにその過去のシーンを切り取って回想し、物語は始まります。 そしてこの時代の江戸の情景――その洒脱なところも汚いところも見たままをえぐり取ったかのような描写が見事ですね。 一幅の画のようであり、そうかと思えば長尺の、どこまでもつづくパノラマのように広がっていくこの物語、ご一読してみてはいかがでしょうか。 レビューいいね! 5 2022年1月16日 07:41
★★★ Excellent!!! お上手です!ぜひ出版をお願いします @ytera2100 北斎、お栄の人物像や時代背景の描写に感服しました。文のリズムが心地良いです。 レビューいいね! 2 2022年1月31日 16:22
★★★ Excellent!!! いよいよ佳境か、作者の粋がさえわたる 千聚 江戸の町を時空を超えて俯瞰した物語は、読者をトラベラーにしてくれる。 永泉とお栄の恋物語も、胸に沁みてホロリ。 レビューいいね! 2 2022年2月4日 06:58
★★★ Excellent!!! 高水準の小説。読み応えあるのにリズムよく、スイスイ読まされる 瀬緒 遊 語彙力、表現力はじめ基本的な文章力がとても高い作家さんと思いました。知識も考証もとてもしっかりしているのに、投稿小説にありがちな「ここ必要なところだから書いとかなきゃ・・・って感じで頑張って書いてるわ・・・」などとは感じさせません。キャラも生き生きとしていてとても自然に読め、小説としても面白いです。北斎の死後、娘のお栄がどうなったかははっきりしていないようですが、この作者さんの想像力でどのような最後にしてくれるか楽しみです。 レビューいいね! 0 2022年2月23日 10:58
★★★ Excellent!!! 江戸のリアルも、江戸情緒も 清瀬 六朗 リアルな江戸時代後期の江戸を感じさせながら、登場人物の気質やことばづかいから、私たちがずっとたいせつにしてきた「江戸情緒」も存分に伝わって来る作品です。 現実に江戸の社会に生きた人びとの息づかいまでが伝わって来る筆致は最高です。 レビューいいね! 0 2022年3月27日 21:36
★★★ Excellent!!! 画工たちの息づかいまで聞こえてきそうな生き生きした描写が出色! 久里 琳 画狂い北斎と、その血を色濃く継いだ娘・お栄の日常。その異才ぶり、破天荒ながら画には真摯、画への執着は他の追随を許さず、、北斎の偉大な画業の秘密の一端が窺えます。 語り口調は江戸っ子らしく諧謔に啖呵に憎まれ口まで、活きのいい科白は唾も飛んできそうな勢い。すぐ目と鼻の先で見ている心地がします。 脇を固めるのは、現代に名を残す戯作者や画工でいずれも一癖あって、役者揃い。 達者な文章で江戸時代へと連れていってもらえます。江戸の市井と、不世出の奇矯な画工に出会う旅を、楽しまれてはいかがでしょうか。 レビューいいね! 2 2022年4月3日 22:57