★★★ Excellent!!!
時代逆行型ハラハラドキドキサスペンス! 銀鏡 怜尚
ごく普通の女子高生が、謎の人物に命を狙われ、死の淵に立たされた瞬間、なぜか時代を逆行して、自分とは違う人物になりかわります。
タイムスリップするものは散見されますが、行く先々で不幸で理不尽な境遇に立たされ、命を狙われ、その中で自分が何をすべきか暗中模索する。
様々な時代で、様々な人物が登場し、そして主人公の渡り歩いた時代の人物と、不思議な関係を持っていたりしていて、それが複雑に絡み合いながら、謎の解明に迫っていきます。でもすんなり解明するわけではなく、それどころか謎が謎を呼び、ますます難解になっていきます。
孤独で年端も行かぬヒロインが、最後にたどり着いたゴールとは何か?
常にジェットコースターのごとく息もつかせぬ展開で、しかも最後の最後まで展開が読めません。
よくこんなストーリーを考えたものだと感服しております。
読み始めたら最後。ラストが気になること請け合いです!
ぜひご一読ください!