第100話 100話記念スペシャル!ちょっとサービス!
異世界あるあるが100話に到達しました!
皆様に感謝です!
そんな感謝の気持ちを込めて、少しサービスです。
と言ってもちゃんと話の流れです。
● ● ● ●
温泉が湧いた。
それも良質の湯だった。
温度は少し高めだが、少し工夫すれば適温で温泉を満喫できるのではなかろうか。
工房の隣に温泉。ロマンを感じる!しかも露天にしたら解放感が!
「ねえクーンったら!工房の中にも臭いが入り込んで臭くてたまらないのだけど!」
俺の気分がマックスの時にヤーナの声が聞こえた。
ヤーナが御冠。俺のテンションは急降下。
そして別の所からも苦情が来た。
「クーンさん、申し訳ないのですが従魔があの臭いを嫌がっているんです。何とかなりませんか?」
ここに来てマースからの苦情。
俺とした事がつい見落としていたぜ!
わんこは鼻が利くんだった。そりゃあきついよな。
【ちょっと待て主よ!確かに鼻は利くがこれしきの臭い我は耐えられる!】
シロが何か主張している。
だが温泉を満喫するのは諦めたくない!じゃあどうしたら?
「別の所に温泉施設以外を移転させる?」
温泉は駄目だ。これだけは譲れない。
さすれば・・・・ここを温泉旅館としてオープンさせるのはどうだろう。
「あのマースさま、お言葉ですが誰が温泉旅館を管理するのでしょうか?それにこのお湯ですが、掃除が大変そうに感じます。」
マース居る所にフロリーナあり。
フロリーナからの指摘。
「そこはほら、募集するとかクランメンバーから希望者を募るとか?」
「旅館業を営むにはそれなりに知識と経験、そして荒くれ共を撃退できる胆力が必要です。」
胆力って・・・・
結局俺は露天風呂を諦め完全に囲ってしまい、換気は工房や獣舎に影響が出ないように工夫する事になった。
後の温泉複合施設【以一当千】の誕生の瞬間だった。
え?結局温泉宿やっちゃうの?
・・・・
・・・
・・
・
温泉複合施設【以一当千】
クラン【以一当千】拠点の敷地に温泉が湧出した事により温泉を楽しみたいという希望者が続出、最初は温泉のみの営業だったのだが、隣に白磁器を製作する工房があった事から主に貴族・富裕層が工房を見学するようになり、そのうちの一人が自分で絵付けをしたいと言い出した所、では絵付けをやってもらい、その作品を焼いている間に温泉を楽しんでもらう。だが温泉でこの客が寝てしまい、仕方がないのでこの客を、できたばかりのクランの宿泊施設で休んでもらった所、これは更に評判を呼び、客の強い要望により宿泊しながら温泉を楽しみつつ、白磁器の絵付けや・・・・この頃には近くにフェンリルや天馬がいる事が分かっている獣舎もあり、従魔に騎乗する体験を楽しんだりする事が出来るようになっている。
当初は非常に好評だったのだが、後に・・・・
「・・・・なさいよ。ねえ、聞こえている?」
あれ?俺はどうしていたんだ?
「ヤーナ、温泉複合施設【以一当千】本日の客入りは?」
「クーン、あんた疲れているのね?たまには休みなさいよ、ほら丁度温泉も出来上がった事だし!そ、それともわ、私と・い、一緒には、入る?」
俺は夢でも見ていたのだろうか?
しかし何だか続きが気になったのだが。
・・・・
・・・
・・
・
ヤ、ヤーナがバスタオルに身を包んだ状態で温泉に入ってきた!
まだ出来立てだから誰も入っていない。貸し切りだ!
「は、恥ずかしいからジロジロ見ないでよ!」
いや、年頃の男の子だもん、同じ年の女の子のこんな姿、見てしまうよ?
「先に湯に入っていてよ!!」
そう言われ俺は先に湯に入る。
その後ヤーナが入ってきたのだが、
「絶対にふ、振り向かないでよね!」
おかしい。どうして振り向いたら駄目なんだ?
俺は少し移動しつつ、思わず振り向いてしまったのだが・・・・
ヤーナの肩が露出していた!胸元は・・・・ここの湯は白く濁っているから見えないのだ!
だが何だこれ?ヤーナのうなじとか・・・・
俺は何だかボーっとしてしまったようで・・・・
「く、クーン!し、しっかり!」
何か言っている気がしたが、駄目だこの温泉は臭いがきつくて、ふらふら・・・・
・・・・
・・・
・・
・
あれ?あれれ?此処は何処だ?
「やっと気が付いたのね!クーン、あんたのぼせて湯の中で気を失っていたのよ!ここまで運ぶの大変だったんだから、感謝しなさいよね!」
そう言ってヤーナが出て行った。
俺も起き上がるが身体にかかっている布が落ち、そして俺は素っ裸だった。
● ● ● ●
如何でしょうか?
結構重要な内容があったのですが、近いうちに色々と・・・・今後にご期待?下さい。
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