24:Cohabitition

今日が三日目、旅行最終日。とは言っても、ただ帰るだけだ。

やはり夏というのは、こんな感じでどこか行ったりするのが良いな。楽しいし、思い出にもなる。また今度どっか行きたいな。今度は海とか行きたいかもな。とは言っても、大量の課題がある。同じクラスの人がいると、少しは進めやすいかもしれない。


帰りの電車内。やはり、旅行の帰り道と言うのは少し寂しさがある。少し疲れた気もするが、ありがたいことに今は夏休みだ。明日も明後日も休み。最高だ。


ちなみにみづきはまだ日光に滞在するらしい。そして、ついでに連絡先を交換しておいた。


何事もなく無事に家に着いた。帰ってきて早々、今日から山下さんの家で住むことになる。


鍵を預かっているので、自分で開ける。

「ただいま〜」

「おかえり」

と、返事が帰ってきた。

「お疲れ様〜、旅行どうだった?」

「まあ、楽しかったかな」

なんだろう、夫婦ってこんな感じなのだろうか。とか思った。


空いている部屋があったらしく、そこが俺の部屋となった。

やはり、女子とひとつ屋根の下と言うのは緊張するな。


「じゃ、ちょっと早いけど、夜ご飯食べよっか。何か食べたいのある?」

「うーん。何でもいいかな、と言うか作ってくれるのか?」

「うん」

「自信はないけど俺も作ろっか?」

「じゃ、一日交代で作るって言うのはどう?」

「山下さんが、それでいいなら俺は構わないけど」


こんな感じの流れで、家事の当番決め等をした。

住まわせて貰ってる訳だから、俺にもやれることがあるならやるべきだろう。


結局この日は山下さんに作って貰った。夏ということで冷やし中華だった。相変わらず美味しい。


色々緊張しながらも同棲初日は終えた。

やはり自室は居心地が良い。変に気を使わなくて良いからな。


一緒に住んでるとか周りには言わない方が良いのかな。

言っても絶対からかわれるしな。


それにしても日光にあんな施設があるとは知らなかったな。

そうだ、薬を飲んでおかないと。


飲んでから数十分経った。すごく眠い。この薬飲むとめちゃくちゃ眠くなるな。もうダメだ。寝よう。

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