第9話 身体共に疲れてきた

凛子は、会社の業務内容に誇りを持てず、目標もなく、ただただ営業先で歓迎されない態度を取られる環境にも、絶えられなくなってきた。


掃除をしている業者がきては、あの方のほうが社会にどれだけ貢献しているか等を考えネガティブになっていた。


会社に戻れば上司から『今日はどうだった?今月目標クリアできそう?できそうになかったらどうする?』と、永遠に同じ問いをされる。


それは、勤務時間が過ぎた夜中でさえもLINEを通じて圧をかけてくる。


LINEを返さなかった翌日には『どうして返事をしなかったのか?』という問いから、始まる。


他社も、こんな感じなのか不安になったある日、snsで、#生保レディと検索する。

案の定、同じような目にあっている人がほとんどだった。

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