第三章

第68話 間章

本日4回目の更新です。お気を付けください。

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「どうしたのだ木下氏よ。唐突に我が家にくるとは」


「聞いて。黒鉄さん」


「もちろんだ。好きなだけ話すがいいぞ。木下氏よ」


「推しが言ったの『今、例え酷い言葉を浴びせかけられたとしても、昨日かけられた優しい言葉がなくなるわけじゃない』って」


「素晴らしい格言だ。だれか有名な人物の残した言葉なのか?」


「おそらく、推しのオリジナル」


「信じられん。前世でどれほど徳をつめばそんな言葉がでてくるのか。もしや推しは、ヘレンケラーか誰かの生まれ変わりなのか?」


「たぶん、そうだと思う」

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