第169話四人の従者:後半

 渋々、と言った風ではあったが了承して外へと出ていったフィトゥスを見送っていると、数分も待たずにアーテは再びやってくる。


 改めて見てみれば身長はエルピスと同じくらいだろうか、年齢は聞いたところによると16歳らしく丁度この世界に転生する前のエルピスの年齢と一緒だ。

 この世界の16歳と向こうの世界の16歳はもはや全くの別物なので話が通じるか微妙だが、それでも歳の離れたトゥームや異性であるトコヤミやアケナと比べればエルピスに取っては話しやすい相手である。


「──やっぱり俺様が一番乗りか! そうだと思ってたんだよ。よろしくエルピス様!」


 馴れ馴れしいとも言える距離感だが、彼なりにこれがエルピスと接していて一番楽な言葉遣いなのだろう。


 エルピスもそれを特に咎める事はせず、むしろ普段のフィトゥス達とは全く違うその言葉に使いにいっそ新鮮さすら感じ始めていた。


「その椅子に腰掛けて。よろしくアーテ君」

「おいおいよしてくれよエルピス様、君なんて付けられるほど若く無いぜ俺」

「ごめんごめん、16だからそれくらいかなと思ってさ」


 16歳となると敬称もまた不確定な年齢である。

 君なのかさんなのか、少年なのか青年なのか。


 アーテと呼べばそれで全て済む話なのだが、エルピスには出会ったばかりの相手に対していきなり下の名前を呼び捨てにするほどの度胸もない。


 そんなエルピスを見透かしてか、はたまた長い話が嫌いなのかアーテの方からエルピスに対して言葉を投げかける。


「それでなんだっけか、信頼する方法だったな。

さっきの自己紹介でも言った通り芯が通ってない奴は嫌いだ、へにゃちょこで他人の意見にだけ頭縦に振って、思考を放棄して生きてるのか死んでるのか分からない奴が俺は一番嫌いだ」


 半人半龍ドラゴニュートらしい性格だ。

 己の中に一本の太い軸を持ち、それ以外からはどんな影響も自らが選んだものしか絶対に受け取らないという確固たる意思。


「好きなのはかっこいい人だ。

イロアス様を初めて見た時俺様はあんな風になりたいって思った。

 そしてエルピス様、貴方を見た時も俺様はこんな風になりたいって思った。

 エルピス様がどう思ってるかは知らないが、誰かの為に苦手なことをしてでも動けるのは俺からしてみればかっけぇ事だ、そんなことを出来るエルピス様の話なら俺は乗る」


 父と比べられる事はエルピスは好きではない。

 どうしても未だにエルピスは父を超えられているとは思えておらず、だからこそエルピスは自らの引き合いに父が出てくることを嫌う。


 だがアーテの出した父はエルピスが最も好きな父の姿で、それに似ていると言われてしまえばそんな事など気にならないほどにエルピスからしてみれば嬉しい事である。


「お前良い奴だな本当に」

「知ってるぜ。だけどよエルピス様これだけは約束してくれ」

「いいよなんでも言ってくれ」

「自分の命は大切に。これは本当に大切な事だ。

俺様はエルピス様の為に命を賭ける、だがエルピス様は俺様の為に命を捨てちゃダメだ。約束してくれ」


 従者が主人の為に命を捨てることなど当然だが、主人が従者のために命を捨てる事などあってはならない。

 まるでエルピスの行動を見てきたかのようにアーテがそういうのは、ヘリアからある程度の話を聞いているのは勿論あるが一番は法国で暮らして来た経験からだ。


 あそこは神の徒が多く、自らが死んでも他者の為であればその死は有意義なものであるという考えのものが異様に多かった。

 そんなところで育ったアーテからしてみれば、自らの命を大切にしない人物はこの世界に多くいる。


「分かった。だけど俺の腕の中で人が死ぬのは絶対に許さない、手足がもげて腹が千切れて脳が溢れようともそう簡単に死なせない。

自分の命を守り切った上でアーテの命も助けてみせる」

「おお言い切ったねぇ! そういうのは大好きだ。

分かった、そうなったら生かしてくれ、エルピス様の盾なり剣なら矢なりなんならなってみせる。

 それじゃあ俺はこの辺で、次はそうだな……トゥームの爺さんでも呼んでくるわ」

「ああ、頼んだよ」


 太陽の様な、というにしては日差しが少し強すぎる気もするが、少なくともエルピスの中にはもうアーテに対する信頼が生まれていた。

 どこに行っていたのかふらりとニルが現れると、ニコニコしながらアーテへの評価を下す。


「良い子だったねあの子。分かりやすいしハッキリしてる、敵にしたら嫌だけど味方に居たら気持ちがいいね」

「アーテはアルヘオ家に使えてる両親から生まれた子供だから、人一倍父さんへの憧れが強いと思ってたんだけど何処かで俺もアーテの信用を買えてたみたいでよかったよ」

「──失礼します」


 アーテが部屋を出てまた少しもたっていないのに、トゥームは部屋にやってくるとエルピスに対して挨拶をして進められるがままに椅子に腰かける。


 もう戦闘訓練が始まったのか火薬と魔力のにおいがその体にまとわりついており、ヘリアの訓練のきつさがその姿を見ただけで理解できた。


「アーテに呼ばれてやって来ました、いやぁヘリア殿の訓練は手厳しい、老体には答えますな」

「トゥームさん、ご謙遜はおやめください。随分と楽しそうな顔をしてらっしゃいますよ」

「ふぁふぁふぁ、血が違っておるやもしれません、この拳が敵を求めておりますわい」


 両の拳を見せつけるようにしてトゥームは自らの体力をエルピスに見せつける。

 なんともまあこの年まで練り上げてきたものだ、幾度とない骨折は彼の手を徐々に変形させていき、もはやその手は鈍器と変わらない。


 元人だからこそエルピスは彼が今までかけて積み上げてきたものがはっきりと理解することが可能で、そんな彼に逞しさも感じていた。


「心強いです。トゥームさんにはいくつか質問を、それが終わったらすぐに訓練に戻っていって大丈夫なので」

「そんなものでよろしいのですかな? わしから忠誠を得るのは難しいですぞ」

「まぁ正直無理かなって思ってます。トゥームさん人間だし、そんな急に好きになれって言われても無理ですよね」


 あっさりとそう言い放ったエルピスに対して、トゥームは少し苦い笑いを見せる。

 亜人種と人間の価値観の違い、それは細かいものではあるのだが、確実に人と亜人との区別となっているその違いを超えてエルピスはまるで自分が人間であるかのようなふるまいをしたのだ。


 転生者という話は聞いていたし確かにそれらしいふるまいも多いが、こういったところを見ると髪の色など見なくとも改めて転生者なのだということがわかる。


「確かに亜人種の様にころっと好きになるのは難しいかもしれません。

 ですが私も墓暴きと言われた謎を追い求める冒険者。

 ならばこそ最高位冒険者というネームバリューは私にも十分通用致します、攻めるならそこかと」

「そうですね……ではその謎は僕には有りそうですか?」

「ええ十二分に。エルピス様は何か大きな秘密を隠していそうで楽しみです」

「それは良かったです。次に何か迷宮探索以外に趣味は?」

「趣味ですか…そうですねぇ釣りや絵描きは少々。

帝国は娯楽が少ないので時間がかけられるものは好きでした」


 闘技場などはあるものの、普段から戦闘に身を浸してきたトゥームからしてみれば人同士が戦っているのを見ても特に感じることもなく、家で暇なときはもっぱら時間のかかる作業を行っていた。


「なるほど、良いですね釣りは俺も結構好きですよ」

「なら今度行ってみますか? 龍の森の泉には大きな主が住まうらしいですし」

「良いですね。ありがとうございます、お手数ですがトコヤミさん呼んできて頂いても良いですか?」

「お任せください。ではまた今度」


 去っていくトゥームの背を見送りながらエルピスは今のところ順調に話が進んでいることに安堵する。

 今日一日で信頼関係を築けるはずもなく、今日はその足掛かりさえ作れれば御の字であった。


 お茶を飲みながらトコヤミの到着を待っていると、長い黒髪がひょっこりと体より先に現れふらふらと揺れているのが目に留まる。


「お呼びです? トコヤミ入りますです」

「アケナさんも来たんですね」

「妹が何か失言をしては行けませんから。居ないものとして扱ってくださいまし」


 口ではそういっているが、しっかりとエルピスの見えるところに座っているあたり妹が心配なのだろう。


 こういった面でも信頼を得るのは早めにこなしておきたい課題の一つで、時間をかけても仕方がないかと頭の上に疑問符を受けべるトコヤミとの受け答えを始める。


「それで用とはなんです?」

「トコヤミちゃんと仲良くなるにはどうすれば良いかの相談かな」

「それなら無理です。私は弱い人が嫌いです」

「トコヤミ! 貴方口の聞き方を──」


 力を至上とするものが多い亜人種を相手にしているのだからこんなこともあるだろうとは思っていたが、思っていたよりもそのタイミングは急に訪れた。

 

 注意を入れようと立ち上がったアケナを手で制したエルピスは、トコヤミに疑問を投げかける。


「ええっと……俺そんなに弱く見える?」

「エルピス様犠牲者出した、トコヤミなら一人も殺させない。だからエルピス様弱い」


 痛いところをついてくる。

 確かにエルピスは多数の犠牲者を発生させたし、なんと言われようとも仕方のない完全な失態だ。

 トコヤミならばあの出来事に対して対処できるのかとも言いたなってしまうが、そんなものはどう考えても無理な話であって自らの力を過信しているトコヤミの妄言に過ぎないともいえる。


 だがエルピスにとってみれば信頼を落とすようなことを自らがしたのは事実であり、それを責められても反省はあろうと文句はない。


「そっか。なら何か俺に挽回するチャンスをくれないか?」

「普通なら無理。だけどエルピス様イロアス様の子供だから私が現実を教えるです。

殺さないよう気を付けるですよ?」

「トコヤミが失礼な事を! すいませんエルピス様」

「大丈夫ですよアケナさん。怪我させない様に気をつけますから」


 頭を下げ必死で妹の言葉を訂正しようとするアケナを止めるが、アケナの顔色はそれによってさらに悪化していく。

 アケナはここに来るまでにアルへオ家本家の執事やメイドの強さに加えて、もちろん主人であるエルピスの戦歴も確認している。


 その戦績はもはやアケナがどうにかできるようなものではなく、妹に万が一の可能性があると考えると血の気が引くような思いは背中に冷たい汗を流させた。


「心配するのはエルピス様の方だよ…です?」


 /


「思ってたより早かったですねエルピス様。もう少しくらい後かと思ったんですが」


 外に出てきたエルピスを一番最初に迎え入れたのは、ボロボロになったフィトゥスである。

 彼もエルピスと同じようにいつかは執事やメイド達との戦闘が発生すると予想していた人物で、まさかトコヤミがその相手だとは思ってもいなかったが驚きはあっても疑問ではない。


「んー、まぁ俺もその内あるとは思ってたから丁度いいかな。信頼がこれだけで得られるのなら楽なもんだよ」

「力加減ちゃんとしてくださいよ? 家壊されちゃったら堪りません」

「任せてよ。これでも俺結構強くなったんだから」


 強くなったからこそ気を付けてほしいのだが、エルピスが障壁を家と森に展開したのを目にすればフィトゥスにはもう文句をつける余地もない。


 気が付けば周りには訓練を中断してエルピスの戦闘を見ようとする召使い達の姿も見られ、噂程度にしか話を聞いていないエルピスの戦力を見ようとしているようである。


「武器持たなくていいです?」

「刀持ったら殺しちゃうからね。ほらかかっておいでよ」

「舐められるのが一番嫌いです──ッ!」


 それほど距離も開けていない両者は軽く準備運動だけすると開始の合図もなく戦闘を開始する。

 トコヤミが駆け出してその距離をゼロにして腰から取り出した刀をエルピスに向けるが、それでもエルピスは魔法を使うそぶりもなければ武器を取り出すようなそぶりもない。


 まるでトコヤミの動きがわかっているかのようにトコヤミが振るう刃より先によけるエルピスに対して、なんとか追いつきながらトコヤミも自らが持つその刃を当てようと努力するが何度攻撃しようともその攻撃が当たることはない。


 十数回目の攻撃によってようやくエルピスの肌に刃が近づくものの、感知もできず目視もできない障壁によってその刀は完全に止められる。


「なっ!? 一体どうやってるです?」

「障壁を鎧みたいに着込んでる、枚数はそうだなぁ……今は五万枚くらい?」


 エルピスが指先で触れるとその全容が明らかになり、エルピスの周りに箱型の障壁がうっすらと見えた。

 どう見ても枚数は一枚だけなのだが、一度武器を当てたトコヤミはそれが嘘ではないことを知っている。


「いくらあろうと削ぎ落とせばいいだけです」


 トコヤミがそう口にすると同時、そのオレンジの目が徐々に赤みを帯びていき素早さも力も加速度的に増していく。

 その力は先ほどまでの比ではなく取り囲む召使い達もその猛攻にエルピスの体を案じ始めていた。


(転生者じゃなくて先祖返りなのかな。能力は単純な身体能力増加だと思うけど)


 心配する周りとは違ってエルピス自体は非常に冷静で、トコヤミの攻撃も再びエルピスへ届きにくくなっていく。


「エルピス様やってますねー、正直相手になってませんが」

「かなりトコヤミちゃんも強いですが相手が悪いですね。イロアス様を相手にしている様なものですよ」


 心配する召使いたちの中には、この二人のような例外も存在する。

 フィトゥスは秘密を知っているしリリィは己が一度戦っていることもあり、その実力の底知れなさを知っている。


「──はぁっ!」


 徐々に剣には殺意がこもり、届かない攻撃を続けている自分にトコヤミは苛立ちを覚え始める。

 ストレスをそのまま吐き出すように声を吐露するが、焦れば焦る程にエルピスは遠ざかっていく。


「これで〜どうですっ!」


 技能も使い、卑怯な手も使ってみるがそれらすべてにエルピスは対処しきる。

 以前までのエルピスならばもう少し被弾は多かったはずだし、もう少し無駄な行動も多かった。


 だが久しぶりに見るエルピスはその力を無駄なくしっかりと使用しており、フィトゥスの頭の中に食べ歩きをしているレネスの姿がふんわりと浮かぶ。

 

 仙桜種と訓練を行ってきたエルピスはこの半年で確かな力を手にしていたのだった。


「百年かかっても無理そうですね……試しに攻撃してみます?」

「やめといた方が良いんじゃねぇのかぁ? 俺様は知らねえぞ」

「僕が保証するよ大丈夫、本気の魔法打ったって貫通しないから」

「それじゃあ遠慮なく。駆けろ〈雷撃ライトニング〉」


 あまりにも一方的な試合に魔が差したフィトゥスが軽く魔法をエルピスに対して撃ってみると、その雷撃に自らの魔法も加えてエルピスはトコヤミに流す。

 

 援護を行ったつもりがそれも利用して攻撃されてしまい、ぶち殺すと言いたげなトコヤミの目に見つめられてフィトゥスはそっと視線をずらす。


「フィトゥス詠唱破棄出来るようになったんだね、でも僕魔法攻撃効かないから撃つなら物理技がいいかも」

「敵の魔法を利用するとはエルピス様も中々面白い事をなされる、さすがは最高位冒険者。イロアス様よりももしかすれば強いかもしれませんね」

「認めないです。障壁で身を守り逃げるだけの貴方がイロアス様より強いなど──っ!」

「分かった、ほら解いたよ」


 吠えるトコヤミに対してエルピスは目の前で障壁を開放し、それに気づくのが一瞬遅れるとエルピスの首に吸い込まれるようにして刃が突き刺さる。


「殺った!?」

「やってないよ」

「──っっ!! ヴぉえっ!?」


 障壁を破ったとしてもエルピスの体は龍神の鱗によって守られており、多少の攻撃力では薄皮を向くことすら不可能だ。

 驚きで一瞬動きが止まったトコヤミの腹に対して拳を叩き込むと、その圧倒的な膂力に耐えられず口から胃液が漏れ出し辺りに酸性の特徴的な臭いが漂い始めていた。


「エルピス様女相手に容赦ねぇな」

「私なんか昔骨折られてますからね、しかもその後投げ飛ばされてますし」

「男女平等なのはクリム様に似たんですかね?」


 凄惨な現場にも見えるがこうなってきた原因はひとえにトコヤミの力不足だ。

 アケナもそれを理解しているからこそ手を出すことはせず、周りにいる人物たちも特に何かをするわけではない。


 その後数回の攻撃を行ってすべての行動が無意味だと判断したトコヤミは両腕を上げて降参の意思を見せる。


「分かりました認めます、これ以上は私も手を抜けませんし」


 完全な強がりで半泣きになっている彼女に対し、周りの大人達は気まずさに何も見ていなかったと訓練を再開する。

 増長し、もはや自分こそ最高の戦力であると思っていたトコヤミは、そのプライドを完全にへし折られてしまった。


「ごめんねみんなの前で晒すような風にして。他の人にも俺の実力を知っておいて欲しかったからさ」

「──べつに気にして無いです」


 そんな相手に対して謝罪の言葉を述べるのだからエルピスも意地が悪い。

 本人に悪意はないがその言葉でトコヤミは顔を真っ赤にし、ニルからの回復魔法だけを受けると早々にその場を後にする。


「あっちゃあ、あれやっちゃいましたね」

「まぁ仕方ないでしょう。一週間もあれば関係は修復可能です」


 果たしてゲロを吐くほど殴った相手に対して好感が抱けるのか。

 やってしまったと後悔するが、レネスとの戦闘訓練でいつもどちらかが戦闘不能になるまで戦っているエルピスの癖はもはや治せないほどに染みついてしまっている。


 後で何か贈り物でもして期限をとろうと思っていると、いやそうな顔をしながらトコヤミがこちらに近づいてきた。

 何をされても文句は言えないなとエルピスが覚悟を決めているとトコヤミは小さく声を吐き出す。


「──力は認めますです、これからよろしくお願いしますエルピス様」


 どうやらエルピスの考えていたことは杞憂だったようで、彼女からの信頼をどうやら勝ち取れたらしいエルピスはその言葉に安堵する。


 ありがとうと一言返せば彼女は一度だけうなずくと、また訓練に戻っていくのだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る