(二)-11

 恵美里は小さく悲鳴を上げたが、新田には聞こえていないようだった。そして新田は立ったままの恵美里の胃の辺りに顔をうずめてきた。

 新田の吐息がブラウスを通じておなかに当たり、気持ち悪かった。

 五分くらいそうしたあと、新田は恵美里の腹から顔を話すと、「脱げ」と命令した。

「泊めて欲しいんだろう」

 新田はそれしか言わなかった。

 結局下着も靴下も全て脱がされたあと、恵美里は新田に求められるまま体を許した。

 新田は絶頂に達するとそのままソファで寝てしまった。それなので、恵美里は寝室にある新田のベッドに入り、眠ることができた。


(続く)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る