第180話 立ち止まる日
書きたい衝動はあるけれど、少し立ち止まった、昨日。おいおい、昨日の日記かよ? というか、昨日はもう書いたじゃん? と言うことで、本日の日記を書いております。
「むっちゃ自由だ。なんだこの自由な時間の感覚は!」
自信を喪失、したかもしれない昨日は、読めていなかった作品を読み読みしてきました。読めば読むほど、カクヨムさんの想像力の豊かさに脱帽し、かたや自分の想像力を俯瞰して、あぁ、想像力が乏しいかもしれないなどと悩んでいました。
でも、やっぱり物語を書きたい。
つまんないお話かもだけど、書いてる時は楽しいし、書きたい。
だったら、それでいっかもね。そう思った昨日なのでした。
「なんで難しい謎解きを六千文字で描けるんだ!? すごすぎるっ!」
何度この言葉を言ったことか。そして、脳裏に焦げ付いて消えない「泥棒返し」もう三番ちゃんからは、泥棒返しは書かなくてもいいよ?と言われてしまい、逆にね!逆に!ムキになってしまっております。
しかも、五分で読書の『五分で解決、名探偵あらわる!』って、五分で解決する話を応募しなきゃいけないのかと、また悩み始めてしまい。
「五分で解決する事件と、解決する探偵の話を書かなきゃなのか?」
つい口に出してしまったら最後。
「うおー! 五分で解決してない話ばっかり書いてるけど、これいかに!?」
なんてことになってしまいました。
まずもって、自信を喪失の自信とは、一体なんぞや? 私が思うに、自信とは、自分を信じることができる力。小説を書くと言う行為において、自分を信じることができるって、なんだか難しそうな気がします。
だって、それって、自分の作品が素晴らしいって、自分で思うこと? なのだとすれば、信じて書いていても、読んだ人にはそうじゃないかもしれない。
ただ、真剣に、小説を書きたいと思って書いている自分には自信があります。指にマメが出来るほど、物語を書きたい自分がいるからです。でも、自分が書いた物語に自信を持ってるかと言うと、そうでもなくて。もっと、上手に書きたい。もっと心の響く様なものが書きたい。もっともっともっと! と思ってしまいます。
現状に満足なんかできない。
だから、自信喪失は、いい兆候なのかもしれません。
「楽しいだけじゃなくって、たまには自分を切り離して客観的に作品を読んでみた方がいいよ!」
自信を喪失しなければ、書くのが楽しいで突っ走っていたかも。
あ、この場合の自信は「私の作品すごくよくない?最高じゃない?」って自慢したい気持ちの自信と違って、「私は物語を完結して書ききれる!」の方の自信だったんですよね。そこに、「この物語は本当に面白いのか、否か」の視点が加わってしまい、楽しく書いて完結しているだけではいけないんだと、今更ながらに考えてしまったと言う、そう言うことだったんです。
書くのは楽しい。
妄想するのも楽しい。
書く以上、私の中にある何かを表現したい。
メッセージを折り込みたい。
それだけで楽しく書いていたけれど、果たしてこれは読んでくれた人にとって読む価値があったものかどうか。それを考え出したら、自分の書いたものを信じる力が減ってしまったんだと思います。
全然よくない作品かもしれないけれど、伝えたい何かがあって、書いた自分がいて、それを最後まで書ききったなら、今はそれだけでよしとしてもいっかな。
そんなレベルの自分を今はありのまんま受け入れて先に進もうと思いました。
そうやって、自分と、自分が書いた作品と、向き合って進んで行けるのは、とっても幸せなことかもしれません。私は、家庭にも、経済的にも、と言うのは専業主婦で今のところいれると言う事ですが(この先教育費がどんどんかさむのでいつまでいれることやら!)、物語を書く時間があります。それはなんと幸せなことかと思いました。
そうそう、関川君のお話はもともと企画参加作品で、今週はその企画の最終回に当たります。だから、今週は関川君のお話の更新はないかもしれません。最終回を迎える、企画に参加している皆さんの作品を読むのが第一優先でしたいことだからです。関川君のお話、のめり込んでしまうから、読む読むしたくなくなっちゃうのです。
そんな自分が、自分の人生の中でしたいことを謳歌できる人生に感謝して。
今回もお読みいただき、誠にありがとうございました。
***
そんな些細なことで悩める自分は幸せな環境にいるのだなと改めて思っています。
世界中の人が、些細なことで悩む日常を送れる様になりますように。
平和への祈りを込めて。
――黙祷。
世界から戦争というに文字が過去のものになりますように。
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