第140話 完結は明日までお預け

 ついに完結してしまう「伝書猫」の最終話前を書き終わり、最終話を明日のお楽しみにとっておくことにした、そんな本日。


「もう、頭の中がサイコパスで、ヤバイ……」


 ええい、もう一時じゃないか! 缶ビールを開けてしまおう。しばしお待ちください。


――ぷしっ。ぐびぐびぐびっ!


「うめぇー!染み渡るぜー!」


 おっと、失礼いたしました。無茶苦茶美味しかったもので、つい。でも、コンテストの文字数内に収まりそうで良かったというのが本音です。そして何より楽しかった。もう、ほんと、アドレナリンが出まくって、楽しかった。こんなアドレナリンが出ること、今まであっただろうか。


「パパとイチャラブする時くらい?」


 あ、いってみたらほぼ毎日あるような気がした。


「いいや、違うって、それとは違うアドレナリンだって」


 思わず声に出してしまいました。おほほ。それはまた別の話でした。それにしても、24万字のなかで、全然真相に辿りつかず、こんなに書きたいままに書いていいのだろうかとか、文字数内に入るのだろうかとか、いっぱい考えたけど、なんとかなった。まだ最終話を勿体ぶってとってるけど、それはきっと文字数内に入ると思います。


「人生無駄なことなんて何にもないんだねー!」


 あぁ、また深夜の大きな独り言が出てしまった。実はわたし、というか最初からこの妄想日記を読んでくれている方はもう知っているかもですが、劣悪なブラックイベント会社で若かりし頃、三年ほどMCをやってまして。その会社は小さな地元だけで活動している会社なんですが、その会社の女社長がものすごいスパルタで。


 MCというのは結婚式やイベントで司会をする人のことなんですけれど、そういうのって、時間配分がシビアなのですよね。出演者さんや話をする人によっては、長かったり短すぎたり。それを上手に取りまとめて予定の時間内で収めるのが大事なわけで。もうそのパワハラな女社長に鍛えられた? というよりもパワハラに耐え抜いた「石の上にも三年」が染みついていて、大体これくらいの話はこれくらいの時間になるというのがなんとなくわかるのです。


 それはその会社を辞めてからだいぶ経った頃に趣味でしていた、イベントのオーガナイザーをしている時も大いに役に立ちました。舞台監督は別にいるけれど、時間配分は主催者の私がしていました。


 仕事をやめて、専業主婦になり、虚無の時間を小説を読み漁って、動画配信で映画を見て生きてきた時間も、この話を書きたいから、これくらいの感じでと思ってイメージしたら、なんとなく、「太めの単行本一冊読むくらいのボリューム」、「映画にしたら二時間もの」というイメージで脳内再生くんがコーディネートしてくれたようです。ありがたやー。君は私とともに修行のような苦しい時間を生きてきた、最高のパートナーです。


 なんのこっちゃ、な徒然日記になってしまいましたが、ここ最近、文字数を気にし過ぎていた私に「なんで僕のこと信じなかったの?」と言っている脳内再生くんの声が聞こえます。


「まさに、君を信じなくってごめん。でもどっかで信じていたよ?」


 そんな本日はもう背中がパンパンです。そうそう、この感じ、なんかたまりません。明日はぐったりとしながら、最終話を書いて、二話同時にアップすると思います。本当に楽しい時間でした。小説を書くって、こんなに楽しいのですね。もう、本当に楽しかったです。もっと早く小説を書くことに出会えれば良かったと思いつつ、虚無の時間があったからこそ、先人の素晴らしい作品に出会えたと思うので、なにも無駄なことは人生にはないと思いました。


 子供たちから、五分読書の話を書いて読んで聞かせてと言われているので、何か一個くらい書くかもしれないけれど、長編の楽しさが忘れられない私は、また何かカクヨムからポチッと応募できる作品を見つけて、長編書きたいです。ガッチーズも手直しして出したい。


 「伝書猫」に素晴らしいレビューをくださったカクヨムさんに感謝して。まだ後残り二話を、仕上げたいです。まるで近況ノートのような今日の妄想日記をお読みいただき、誠にありがとうございました。





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世界中の人が自分の人生を誰にも左右されることなく、幸せに生きれる日が早くきますように。祈りを込めて。




――――黙祷









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