第114話 コロナワクチン三回目

 PTAの会議をすっかり忘れるような衝撃的な電話。


「和響さん、今日コロナワクチン三回目ですけれど、来院されないんですか?」


「え?! 予約してないですけど?」


「三回目は、市役所の方で予約をして、お手紙で行っていると思うのですが?」


「あ、手紙ですか、きましたけど、でも、私予約の希望出してないですよ?」


「ですから、市役所の方で予約は完了していまして。来られますか?」


この時すでに六時五十五分。もう塾に送りにいく時間だった。


「えっと、じゃあ、すぐに向かいます」


と、塾の送迎を終わって徒歩五分の病院へ。


「三回目のつもりなかったので、封筒開けてもいなかったです」


「え?! どうされますか?!」


「うーん、じゃあ、打った方がいいですよね、ワクチン無駄になっちゃうし」


「いやあ、それはこちらではなんとも。どうします?」


「……はい、じゃあ打ちます」


そして、気乗りはしなかったけど、ワクチンを摂取した。するとLINEが。


〈今日七時からですけど、大丈夫ですか? PTA来られますか?〉


しまったー! 朝から気にしていたはずなのに、忘れていたー!


〈すいません! 今、コロナワクチン打って待機中なので、半までには行きます!〉


またもやってしまったのであった。


土曜日も忙しいけど、月曜日も忙しすぎる。送迎地獄な夕方。そこにきてのPTA!


でも、本当は知っている。


問題は、そこじゃ無くて、書きたい小説を集中していたから忘れていたということを。



タイトルにつけたことが問題だと思わせぶりに書いてすいません。


本当は、第三章に追加したいお話を書いていました。


同じPTAの仲良しな友達に、どれを見れば私の書いたものが読めるか教えてと言われたけれど、絶対言わないでおこうと思いました。



なんだか、右肩が痛み始めてしまったので、近況報告のような日記ですが、本日はここまでで。



お読みいただきまして、誠にありがとうございました。




でも、最後は黙祷します。

そこは、もう、外せません。



――黙祷。



世界が平和になりますように。

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