第105話 土曜日の日常生配信
今日は土曜日。習い事の送迎に大忙しの1日である。ピアノに始まり、またピアノへ行き、さらにその後もピアノへ行ってからの皮膚科。からの、ピアノ。
何回ピアノ行くんだー!
四人もやっていたら、そうなってしまう。で、そのあとお昼ご飯を食べて、塾にさっき一番ちゃんを送りに行って、この後は、四番五番の絵画教室という名前のお遊びクラブへ送り迎えである。長い。まだ1日は長いぞ。現在午後三時。このあと夕飯の買い物へ行き六時までに夕飯を食べさせて、一番二番がまた塾。自分で今書いてる『伝書猫』の設定みたいに近い場所をぐるぐるぐるぐる。回り続ける土曜日なのだ。
てか、みんな自転車で行けば良くない?
毎回思うけれど、準備がギリギリになっちゃうので、致し方ない、なわけないし! もう本当ピアノくらいは各自で行ってくれたらいいのに。でも送ってしまう甘々なお母さんなのだった。
それで、今日はどこで書物をする時間ができるのかな? と思ったけれど、こんな忙しい時もあったんだね、ということを記録してこその日記だと思って、隙間時間に妄想日記にやってきた。
と、ここで次の送迎がやってきたので、一旦指を置き、また送迎が終わったら戻ってきます!
「四番五番ー! あれ? 五番がいない。五番は?」
「公園行ったんじゃない?」
「はぁ? なんでまだ帰ってきてないの?!」
「知らなーい」
「もう! 二人分鞄持って! あ、帰ってきた。遅いぞ五番! じゃあ行くか。車乗ってー」
「今、二十四分」
「三十分からじゃん! 急げー!」
「お母さんはいこれ作ってきたよ」
「ん? 花飾り、上手じゃん! って、まずは行くんだってば。早く早く、それそこの机に置いて、もう早く車に乗って!」
***
「ふぅ」
というわけで、送ってきました。絵画教室は一時間なので、これで四十分くらいは時間が取れそうです。
さてと。あれ? 何を書こうかな? まだ何にも書いてない気がするぞ?
いや待てよ。もうつらつら生配信ばりに書いたんじゃないか?七百文字くらい。あ、七百四十文字書いてた。
そして家には誰もいない……。こ! これは! ミステリーの続きをかけるチャンスではないか! 静かすぎる我が家だし!
なんということでしょう。書物する時間がない土曜日だと思ったのに、時間が少しできてしまいました。これは、もう書くしかない。
と、いうことに気づいてしまったので、本日はかなり短めでこの辺にしておきます。毎週こんな感じの土曜日の我が家ですが、いよいよ一番ちゃんが受験生なので、塾への送迎がさらに大変なことになってきそうです。がんばれ一番ちゃん!
本日もなんでもない我が家の土曜日をお読みいただきまして、誠にありがとうございました。普通の毎日が過ごせることに感謝しかない今日この頃です。
早く世界中の人たちが安心して暮らせる世界になりますように。
――黙祷。
神様、みんなの祈りが世界中に広がっています。
もう直ぐにでも、戦争を終わらせてください。
お願いします。
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