第149話 次の企画は...?

<ラムネ>『結局何をやるんですか?』


<アイン>『マネちゃんが発表して〜』


<マネちゃん>『え、じゃあゆいちゃんお願いします』


<ゆ い>『え、え〜...六道さんお願いします』


<六道>『俺かよ...』


何故か企画を発表する権利をたらい回しにし始める一行。


『早くしてください』


<六道>『あ、申し訳ない。それじゃあ企画を発表させてもらう。今回やる企画はこれだ!』


六道がタイトルコールを始めるとモニターにでかでかと企画名が表示された。


<六道>『出張版!六道・ゆい先生によるお料理教室第二弾だ!』


前半にも出ていた企画だが、十分すぎるほどの盛り上がりを観客達は見せてくれる。


<アイン>『画面の前!そして会場に来てくれている人!中にはこう思った人もいるんじゃない?“録画じゃね?”って』


<ク ロ>『なんと今回は生で調理の様子をお届けするよ!』


<シ ロ>『生で調理するということはかなり簡単で短い時間で作れるものになりますね …』


<ラムネ>『作る品目はなんなんですか?』


<マネちゃん>『今回は凄く簡単だけど個性が出る料理を皆さんに作ってもらいます!それは...』


マネちゃんが言葉をためると会場全体にドラムロールが響く。そのドラムロールが会場を転げ回った後、その黄色い長方形の料理の写真がメインステージのモニターに画面いっぱいに表示された。


<マネちゃん>『玉子焼きです!』


<アイン>『対戦ありがとうございました』


<ゆ い>『あ、アイン先輩!?諦めるの早すぎませんか?』


<アイン>『だって無理じゃん!巷で私の料理センスがなんて言われてるか知ってる?』


<六道>『兵器』


<しゃちょー>『ダークマターを超えた何か』


<マネちゃん>『ロシアンルーレット100』


<アイン>『え、そんなにボロくそに言われてるの?』


実はアインが知っていた呼び名は兵器だけ。今この3人があげた以上に呼び名があるのだが...それはまだ今度話すとしよう。


<六道>『まあ、アインの呼び名は別に置いといて、今回はただ料理をするだけじゃないんだよな?』


<マネちゃん>『ええ!その通りです!今回審査員のゆいちゃんと六道さんに合格を貰った人順で、新衣装お披露目です!』


<しゃちょー>『因みに、最下位の人は衣装無しだ』


<アイン>『はい、GGでした〜』


<六道>『諦めるの流石に早いぞ?玉子焼きだぞ?』


<マネちゃん>『六さん六さん、この人ゆで卵作れない人』


<六道>『あー...頑張って』


<アイン>『最後まで庇ってよ!?』


<マネちゃん>『最下位の人にも商品ありますから...ね?』


<アイン>『私が勝つこと考えてるかシンプルに疑問なんだけど』


<マネちゃん・六道>『考えてない(です)』


<アイン>『ちくしょう...何も言い返せない...』

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