第28話 歌ってみます!
ボクの頭を優しくなでるラムネ先輩。
【コメント】
:これはてぇてぇ
:浄化される
:耐えるんだ!配信終了まで!
アイン/Ain
:ズルい
<ラムネ>『こんな妹ほしかったなぁ~』
<ゆ い>『だ、抱き着くの!?』
:カメラァ!
:イラストォ!
:アニメェ!
:要求多すぎw
<ラムネ>『癒される』
:キャラ崩れてるw
:クール系だったラムネちゃんが
:だがこれでいい
<ゆ い>『ら、ラムネ先輩!いい加減離れてくださいよぉ』
<ラムネ>『お姉さん悲しいよ...ゆいちゃんとの距離を感じる』
:キャラブレブレww
:いつものラムネちゃんどこ??
:そうなるのはわかる
<ゆ い>『じゃ、じゃあ、ラムネお姉ちゃん?』
ゆいはコテンと首を傾げ上目使いでそういう。もちろん無意識である。
<ラムネ>『うっ!』
:死んだな
:名前付きでのお姉ちゃんはやばい
アイン/Ain
:怖いもの見たさで私もそう呼んでほしい
:やめとけw
<ゆ い>『わわっ!無言でなでないでよぉ//』
:カワイイ
:てぇてぇ
:ズルい
アイン/Ain
:私もそこに混ぜて!
:おっと
:おれたちが
:許さねえ
:連携ヤバw
<ゆ い>『や、やめっ....ヒャンッ!』
<ラムネ>『い、今の声』
<ゆ い>『み、耳はだめぇ//』
:カワイイ
:ああああ
:うっ
:耐えれない
:ははは!体が半透明になったが助かったぜ
<ラムネ>『カワイイ』
<ゆ い>『ちょ、ちょっと!?』
またゆいを撫でまくるラムネ。止むころには配信が始まって20分ほどたっていた。
◇◇
<ラムネ>『そ、それじゃあそろそろ歌い始めようか!』
<ゆ い>『う、うん』
:歌枠で20分歌わないでいるの草
:そんなに経ってたん!?
:今来た!何曲経過した??
:まだ0
:へ?
:アーカイブ絶対見る
<ラムネ>『ここに入っている曲なら何でも歌っていいからね!』
そういってラムネ先輩は端末を渡してきた。カラオケでよく見たタイプのもので、カラオケチェーン店と提携しているのだとかなんとか。
<ラムネ>『私から歌うね!』
そう言ってラムネ先輩はボカロの有名楽曲を歌いだした。その曲はサビで高音の跳ね上がる箇所が多くあり、歌うのが中々難しいと言われているもの。それを難なく歌い上げるラムネ先輩はセカプロの歌姫。その名にふさわしい姿だった。
<ラムネ>『ありがとうー!準備運動ってところかな?』
:準備運動でこれはスゴ
:俺これ歌ったらへとへとなんやけど
:まず声出ないんだけど
<ラムネ>『ゆいちゃんは何歌うの?』
<ゆ い>『最近の曲ばっかりだからなぁ』
そういってボクは最近公開された、新しいボカロが歌う楽曲を歌い始めた。
:え、スゴ
:ほんとに素人?
:ギャップすこなんですが
:ho!!
<ラムネ>『....こりゃ、教える事無いかも』
:本日の新たな事実
:ゆいちゃん歌めちゃうまい
アイン/Ain
:ゆいちゃん!私とデュエットしよ!!!!
普段のゆいとは一変した大人でダークな歌詞のこの曲を歌うゆいに一同聞き入るのだった。
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