記録: Confidentiality:クラウド・ホライゾン、ビギニング
昨日のことのようにも、遠い過去のようにも。
過ぎ去りしは忘れがたく残っている。
空の只中にもいた。
どんなにか思う。
変わるとはなんだろう。
どこへ連れていってくれるんだろう。
それが良きにしろ悪きにしろ、上にしろ下にしろ、内にしろ外にしろ、分かち難いものはあるにはある。
もとに戻れないとしたら、それはどんなに尽くしても考えくてはならないのに。
してしまった。
傷跡みたく、尾を引いてゆく。
どこまでも、いつまでも。
気分は昂って、頭の中はめぐるましく回転しすぎているのか沸騰寸前なのか限界ギリギリだった。認識がハッキリなのかは定かではない。
尋常ではなかったのだ。
かいたのは少しだけ。
他の人がかかないことをかいた。
自分ではどういう意味なのかあやふやで、しっかりとは把握していなかった。
時間が経つと、みんなからの反応が変わっていた。
わたしのかいたことに影響されているようだった。
どこをどうみても、その界隈ではみんながみんな、前見たかかれたものとは違っている。
ぜんぶが、そのように見えている。
世界が裏返っているような諸感覚の知覚がある。
研ぎ澄まされたほどクリアーだった。
わからない衝動で貪るようによんでゆく。
影響は膨らみ、表現はその各々で最善を尽くしていた。
どこにも世界が見え隠れしていたのだ。
何日か続き、突如、携帯ラジオから電話のように話しかける声。
すぐイヤホンを投げ捨てるように抜き去った。
心臓が終わりなきようにバクバクいっている。
一体全体何が起こっているの?
世界は同じ世界なのだろうか?
このときはこれぐらいしか思えなかった。
これは本当のこと。
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