第457回『修正は追加料金があるべき?』

プロットやシナリオの直し要請。

この業界では当たり前の出来事です。

この直し、いつOKになるのか分からないのが普通です。

1稿でOKになる時もあれば、プロット10稿、シナリオ10稿なんてことも。

10倍の量を書くことになるのです。

だけど、ギャラは同じ。


直し1回に付き、追加料金が発生するシステムがいいです。

でも、そういうことになったら、初稿だけ脚本家が書いて、直しは経費削減のために監督やプロデューサーがやることになりそう。

そして脚本を書いた脚本家は脚本協力や原案扱いになったり。


そしてこの延々と終わらない直しの繰り返しは、スケジュールもまったく見えなくなります。

案件の終了が1か月先なのか、1年先なのか。

他の案件との兼ね合いが非常に難しいです。

そもそも実現するのか……というのもありますね。

そして何より、直せば直すほど悪くなるパターンが多いことです。

初稿の形が一番理想的なのです。(修正じゃなく修整は必要ですけれど。)

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