第456回『脚本どおりに映像化されることは、(ほぼ)ない』
映画を見ていて、監督と脚本を担当する人が別々の場合、完成した映像作品って脚本家が書いたものとは違うんだろうなと思ってしまいます。
大なり小なり改変されるので。
大の場合は、ストーリーやキャラがまったく別物になっていたり。
小の場合は、細かいセリフや小道具など。
監督が事前に脚本に手を入れたり、撮影現場でいろいろ変わったり、編集で変更したり。
事前に監督から改変することを教えてくれることもあれば、知らないままの時もあります。
改変されることによって、面白くなる場合もあれば、そうでない時もあります。
どんな場合でも、脚本家はどうすることもできません。
「××の部分が良かった」などと好意的なことを言われても、自分が書いていない部分は複雑な心境です。
逆に否定的なことを言われたら、「あの部分は自分は書いていないです」と言い訳してしまいます。
というわけで、皆さんも映画を見る時は、脚本どおりに作られていないんだと思ってください。
ただし、ほぼ脚本どおりに作られるということが、ごくたまにあるんです……自分の場合でも。
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