傘を失くしたのでヤンデレダウナー美少女の傘に入ったら……

~~~~お知らせ~~~~


明第1回「G’sこえけん」音声化短編コンテストに参加しています!

こちらの参加作品はこれです!


https://kakuyomu.jp/my/works/16817139555866901095/episodes/16817139555901197734


完結しました!


皆さん! 力を貸してください!

どうか、読者選考に残れるよう、レビューや応援、一言でも良いのでコメントなどなど!!!


何卒宜しくお願い致します!!!!!!


よろしくお願い申し上げます!!!!!



~~~~~~以下本編~~~~~~


……あれ、君……


こんなところで、どうしたの


早く帰らないと、雨も強くなるっていう予報だよ……


傘、無いの?


そう……持ってきたのに、失くしちゃったんだ


そっか……


…………


ねぇ、私、おっきな傘、持ってるの


だから、入らない?


良いよって……遠慮して、誰か残ってるの?


でしょ……?


なら、私の傘に入れば、家まで送る……


……別に、もう用事もないし、暇だから……


うん、じゃあ、甘えてください


……


//少し歩き


災難、だったね……こんな日に、傘失くしちゃうなんて


傘立てに置いといたんでしょう?


なら、誰かが取っていっちゃったのかも……


だって、こんな日だから、自分を優先して取っていっちゃう人も、いるよね……


その人はきっと、ラッキーだって思ってるはずだよ


……君は、あんまりかもしれないけど


それは、後で探せばいいよ……とりあえずまずは、君のお家に帰らなくちゃ……


……ん? あ、うん、君のお家にまずは行こうよ


どっちにしたって、君の傘がないんだから、君を返してあげなくちゃ……でしょ?


……別に私は大丈夫、だから……


ん? あ、そうだね、相合傘、だね


それが、なに?


気にしないのか?


ううん、私は別に……


君は気にするの……?


うん、でもしょうがない……


それよりも、もっとこっち、近寄って


肩が離れてると、どっちかが濡れる


ね、ほら……


…………


ん……


雨の日、イヤ……?


私は、そこまでじゃない


だって、雨も好きで降ってるわけじゃない、と思うから


それに……


ううん、なんでもない……


……君は、そういう、陰気そうなの、あんまり好きじゃないもんね……


どちらかと言えば、明るくて……


眩しいくらい……


……私とは、大違い……


だから……好きな子も、凄く明るくてクラスの人気者のあの子だもんね


いや、聞いたわけじゃない、けど……見てればわかるよ……?


凄くわかりやすい、と思う……


だから……あ、ここだよね、君のお家


うん、まぁ、知ってる


じゃあ……あれ、肩、結構濡れて……寒い……


え、上がっていいの……? そっか、君、優しいもんね


じゃあ、お言葉に甘えて……


//玄関ドア開閉


ん……


ふふ……広くて、静かで、良いね……


じゃあ……


//無声囁き

ごめんね?


//押し倒し


あ、抵抗、しないで……びりびりってするやつ、首に押し当ててるから


……なんでこんなことするのか、まだわかってないね


私……実は、あなたのことが好きなの


知ってた? そうだよね、知らないよね、知ってるはずなんかない……


私のことなんか、あなたは、あなたはなんにも知らない……


だから、私があなたの傘を隠しても、都合よくあなたの隣に現れて相合傘しても、なんにも感じないんだもんね……


……私、あなたに好きだってメッセージ、一杯送ってたよ?


あなたにずっと視線を送ってたし、あなたに喋りかけようともした……


けど……全然、振り向いてくれない……


なら……私にできるのは、もう、こういうことしか、ないから……


んふふ、ふふふふふふ……


私、最低だよね……


でも、いいんだぁ……あなたを愛してるってだけで満たされるの


だから、愛させて?


大丈夫、あなたはなんにもしないで、ただ寝っ転がってるだけでいい……


んふふ、ふふふふ……


抵抗しちゃ、だめ……スタンガンもあるし、何かしたら大声上げる……あなたに、無理やり家に連れ込まれた、って……


ごめんね? でも、こうするしか……こうするしか、もう、私には選択肢が無いから……


んふふっ……ふふふふっ♪


私の傘に入ったのが運の尽きだったね……


逃げたい? だぁめ


//低音有声囁き

私のモノになるまで解放してあげない

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