ヤンデレテレパシー美少女に追い詰められて
あ!
あなた、彼女が欲しいんですね?
ここにいますよっ♪
……あれ? どうかしました?
私が誰か?
私はですね、どこにでもいる普通の美少女ですっ♪
でですね、彼女が欲しいって、今思ってましたよね?
嘘はいけませんよ? それに滅茶苦茶疑ってますね?
もう~信じてくださいよ~、私があなたの彼女になるって言ってるじゃないですかっ
どうして?
んー……私があなたのことを好きだからじゃダメですか?
ねっ、結婚を前提にお付き合いしませんか?
……なんでそう拒絶ばっかりするんですか?
何も言ってない? いいえ、思いましたよね
ダメです、私と心の底から付き合いたいって思ってくれなきゃダメです
いきなりでそんなことは無理?
……そんなことないと思いますけど?
だって、一週間前の朝7時31分にあっちの道でばったり会った時に私が落し物しちゃってそれを拾ってくれましたよね? それだけで運命だと思いますし、その時あなたは「あぁ滅茶苦茶可愛いお嫁さんにしたいこんな子と結婚したいな絶対に幸せにしたい」っていきなりプロポーズしてくれたじゃないですか
覚えがない?
//低音
酷い
それから私、ずっとあなたのことを追いかけてたのに……
ずっと家の近くにいて、あなたの考えてること、してること、全部追いかけて好きなコトを全部調べたのに……
ねぇ……いいじゃないですかぁ……どうせ誰も良い人いないんですから、私とお付き合いしましょうよぉ
……今、逃げようって考えましたね?
どう逃げるつもりですか? 振り返って逃げて、右に走っていくつもりですか? でも残念、そちらに逃げても私が先回りできますし左に逃げたところであなたの声はずっとずっと聞こえてますから逃がすことなんて絶対にあり得ません
……あら、どうしました? なんだか心が乱れてます、心臓の鼓動がうるさそうですね
//低音無声囁き
いっそのこと止めてみます?
……冗談です♪ あなたが疑問に思ってるのは、どうして考えてることがわかるのか、でしょう?
んふふ、実は私、読めるんです
//甘く無声囁き
あなたの、こ、こ、ろ♡
だから今考えた、「嘘だろ? わけわかんねぇ」って言うのもわかりましたし、本当は私のこと、変質者とかヤバいやつって考えてるでしょ?
あ、またヤバいって思いましたね?
//低音無声囁き
酷い
あは……わかってても辛いですね
いっつも私はあなたのことを考えてたのに、あなたは全然……
//低音無声囁き
私のこと、考えてくれないんですね
……仕方、ないですよね、うん、これは仕方ない、今からあなたをお薬で気絶させてお持ち帰りして縛って監禁して毎日愛でてあなたが心の底から私だけを考えて私で満たされるまでずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと愛してあげなきゃいけないんですよねそうですよねなんで逃げるんですか怖い?怖くないですよ怖くない怖くない怖がるなッ!
ハァッ、ハァッ、ハァッ……!
もういいです、とりあえず眠ってください……私を嫌うあなたの感情なんて見たくないです
あ、逃げようとした
//低音無声囁き
心を読める私から逃げられるとでも?
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