養護教諭のヤンデレお姉さんに毎日お世話になるワケ

//引き戸開け


あら、いらっしゃい♪


んふふ、今日はどうしたのかな?


今日も怠くてつらいの?


わかった


それじゃあ、奥のベッドに横になってていいわよ


//ベッドに入り


気怠いんじゃ、寝てた方が良いからね


……ん? どうかしたの?


毎日来てすみません?


あら、どうしちゃったの?


良いじゃない、毎日授業サボれるなんて


んふふ、そんなに心配しなくても良いんだよ


//無声囁き

あなたは、こうやって毎日保健室に来るのが普通だもん


ね?


さて、一応熱は測っとかないとね~


それじゃあ、体温計、さしてあげる……


大丈夫、私が君の脇に入れてあげるからね~……


……はい、それじゃあ、少しだけ力入れててね


……あれ? また何かあるの?


ふぅん……? なんで毎日ここに来ちゃうのか?


君はそんなこと心配しなくても良いのに……


あれ、それとも……切れてきちゃったかな?


んー、だとしたらかけ直さなきゃかなぁ……


ん、体温はー、36.5℃ね


あらら、これは高熱だよ?


え? 平熱?


いいえ、違うわ


//無声囁き

これは、高熱……君はれっきとした病気なの


//無声囁き

だから、保健室に来るのは当然……保健室に来て、私に看護されるのは当然


それじゃあ……今日も、手当て、始めよっか


君にかけてたおまじないも切れてきたみたいだし、今日はいつもよりももっと愛をあげなきゃね


あぁ、だめだよ、起き上がったら


君は病気なんだから、ムリしないで休まなくちゃ


君は永遠に私のところで休まなきゃ、ダメ、なんだよ……?


//以下囁き


ほら、凄く辛い、今、凄く辛いでしょ?


なんでだろう? なんで辛いんだろう……?


そうだね、そうだったね


君はとある病気にかかってたんだよね


私から離れたら、凄く辛くなってきちゃうの


体が熱くなって、しんどくて、切なくて、もどかしくて


だから、毎日教室を抜けだして、保健室に来て、二人きりになっちゃうんだよね?


でも、二人きりになってるだけだと、まだ足りないよね……?


どうしたら、良かったんだっけ……?


君は、いつもどうしてもらってた……?


あれ……答えられないのかな……?


そっか……


それじゃあ、今日はいつもよりも、もっと強く愛してあげなきゃだね


君の、上に、乗っかって……


足を絡めて、お腹もぴったりくっつけて、胸も押し付けて……


押し倒されると、落ち着いてくるね


……あれ、なんで抵抗してるのかな


おかしいね? 凄くおかしいね?


そしたら、もっと、もぉっと強くしなきゃダメみたいだね


もっと、お姉さんの声、聞こっか


大好き、だよ


君が初めて保健室に来た時に催眠をかけてから、ずっと、ずぅーっと大好き


好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き、好き……


毎日毎日、こうして愛してあげても、君から愛を受け取っても、まだ足りない、もっと欲しい、もっともっと、体調が良くなるまで、愛し合いたい……


それで、君はなんの疑問も持たずに保健室にきて、お姉さんに愛されて、少しだけ眠って、全部忘れて帰っていく……


毎日楽しいよね


お姉さんに愛されて、いつの間にかお姉さんに全部奪われて、だけど君は毎日来ちゃう、保健室に通って、私に言われるがままにベッドに横になって、貪られて……


これからも、こうしていたい、よね


ほぉら、抵抗しちゃダメだってば


もっと、強く、押し倒してあげないとダメみたいだね


ぎゅぅぅぅううう……


ふふ……君はもう逃げられないんだよ?


そしてこれからも、毎日保健室に来るの


そうだ、これからは君から求めて欲しいな


お姉さん、お願いします、僕を治療してくださいって


お姉さんのことを考えていると、いつの間にか保健室に来ちゃうんですって


お姉さん、僕を押し倒して、滅茶苦茶に治療してください、治してください、僕の高くなっちゃった熱、鎮めてくださいって


ううん、もっといっちゃおっか


僕を、先生のお婿さんにしてくださいって言ってみよっか


そうしたら、根本的な治療になるもんね


君はもう辛くなることなんてないもんね


先生とずーっと一緒にいれば、幸せだよ?


さぁ、言ってごらん?


……んふふ、嫌だ、ねぇ……


これは、もっとしっかり治療してあげないと、だね……?


じゃあ、今日はいつもよりもっと愛してあげる


……大丈夫だよ、痛くない、辛くない、ただ、気持ちいいだけ


だけど、そうやって抵抗しちゃう悪い子には、お仕置き、しなくっちゃ……


//低音無声囁き

今度は絶対解けない催眠をかけて、逃がさないからね


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