イケメン生徒会長お嬢様に、彼女の正義を調教えこまれる

あ、やぁ


ごめんね? 急に呼び出してしまって


ふふ、そう緊張しなくていいよ


先輩だからって、君とは仲が良いと感じてるからね


それとも……やっぱり、あれかな


私が、君よりも背が高くて、この学校の生徒会長で、


おまけに、お嬢様なものだから……ふふ


なぁに、君もよく知ってるだろ?


私は高圧的な態度もしたことはないし、


流石に公認できないが、ファンクラブもあるらしいってね


だから、そこまで硬くならなくていいし、無礼だなんて思わないよ


それじゃあ、座って?


ん、いい子だ


それじゃあ、本題に入るけど……


私の彼氏になるつもりはないかい?


……大丈夫かい?


いきなりの告白で驚いたかな……ははは


なんでって……当然のことだよ


君と私は仲が良い、だから男女として付き合う


単純だよ? 君にだって難しくはないだろう?


ん? 私に婚約者?


はははは、どこからそんなデマを……


私は私の好いた人としか付き合わないし、結婚もしないよ


君が良いんだ……君と、付き合いたい


君にとっても申し分ない提案だと思うのだが……


どうかな?


……すみませ、ん?


はは……緊張してるのかい?


良いんだよ、素直によろしくって言ってくれれば


//圧をかけながら

ね?


……そういうことじゃない?


ははは……なら、どういうことか説明してほしいな


私からの告白をわざわざ蹴り飛ばす理由を


…………他に、好きな子がいる?


はは、は……


それは……初めて、聞いたな……


その子とは、付き合ってはいないよな?


その子と付き合える確証は? 結婚できる可能性は?


分からないだろう?


それに、この学校に私以上の名家の人間はいない……


君と同じ、中流家庭の者だろう?


なら……悪いことは言わない


私と付き合って、結婚して……


ゆくゆくは、私たちの子どもを作ろう


勿論、私の家では既に事業もある


君が仕事に……いいや、大切な君に仕事をさせるわけにはいかないな


君はお金にも絶対困らない……いいや、私が困らせない


君のしたいことも……愛人を作ること以外は認めよう


な? いい話だと思うのだが……


それでも、会長のことは愛せない……?


…………ッ!


目を覚ませ!


お前は、私から寵愛を受けることが、一番幸せな事なんだ!


そんな、訳の分からない愛だの、不確定な恋などと……ッ!


私のも同じ?


いいやッ! 違うッ!


断じて、お前の言っている不確定なモノなんかじゃないッ!


私は……私は、お前を、心の底から、深く、深く……愛している♡


その証拠に……私の両腕が、お前を絶対に離さない♡


私は正義だ、私が正しいんだ……正しい者が勝つ、だから、私が間違った君を押し倒しても、滅茶苦茶に愛しても、例え、


お前を我が家の地下牢に監禁したって、許されるんだ


狂ってる? あははは、狂ってるなら、私が間違っているなら、君が勝つはずだぞ?


ほら、今すぐ私を倒してみろ? 私を蹴飛ばして、警察にでも行けばいいさ


だが……出来ないんでしょ


いいや、違うんだよ……私が正義だから、私が正しいから……


君を、矯正する権利があるんだ……


ふふふ……これから、わが家へ二人で帰ろう♡


私は君と仲が良いから……ふふ、君を助けてあげるんだ……


君は誰を愛するべきなのか、どうすればよかったのか……


ちゃんと、責任を持って、調教えてあげるよ……♡


ふふふ……楽しみだ、凄く、楽しみだぁ……♡


やっと、私だけのモノになる君が……私をどう愛してくれるのか……♡


それじゃあ、善は急げだからな……


一杯、愛してあげるよ♡♡♡

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