高貴な狼お嬢様は、本能が抑えられずにヤンデレ化して襲ってくる
んふふっ、ごきげんよう♪
ほら、見てくださらない? 今日は紅いリボンを耳につけてみましたの♪
私の白銀の毛並みに、ちょっぴり派手かな、とは感じたんですけれど……
//恋する乙女のように
やっぱり、少し目立ちたいなって、思いまして……
似合いますか? んふふっ、勇気を出して付けてみて良かったです♪
でも、なんですか?
高校生には、少し派手……?
んふふ、まぁ一般庶民の方には少し荷が重すぎるかもしれませんね
しかし、私のような一流の獣人なら、これくらいは当たり前です♪
いつか私の伴侶になる方に粗相のないように、私自身を磨くこと、着飾って少しでも良く見せることは重要ですから
……あら、どうか、しましたか? 私、何か失礼なことを言ってしまいましたか?
そんなお辛そうな顔……
何か、お悩みでもあるのですか?
そんなに大変なら……うちの子になればいいのに♪
私の家に来れば、あなたの悩みなんて、お金の力で全部吹き飛ばして差し上げます……
いかがですか?
あら、まだあなたは私の手を取ってくださらないのね……困った殿方です
まぁ、それはそれとして……私で良ければ、ご相談ください
あなたには、私が直々に力になって差し上げますよ?
ふむ、そうですか……気になる娘、ですか
相手も案外、あなたに気があるのではないですか?
どちらにしても、今すぐに気持ちを告白するべきです
そうすればすぐにでも解決すると思います……さ、どうぞ?
…………ほら、早く、どうぞ?
いや何って……告白、ですけど……私も、ちゃんとお返しする準備は出来てましてよ?
大丈夫、必ず受け入れて差し上げますから、安心して、どうぞ?
……は? 違う、方?
あなたは、私以外のことが気になる、ということですか?
そ、そんな、そんなはず……いいえ、聞き間違い、ですよね? そう、仰ってください
早く告白、してください…私の事を愛してるって
……ごめんって……どういう、ことでしょうか
私はあなたを慕っていて、好いていて、将来まで考えているというのに……
今日だって、あなたの好みに合わせたんですよ?
あなたが大変ならすぐにでも私の家に迎え入れると言っているのに、あなたが安心できる場所をいつでもどこでも作って差し上げるのに、あなたが欲しい物ならなんでも……んふふ、私が好まないもの以外でしたら、なんでも手に入れて差し上げますのに……
でも、あなたはそんな私の伴侶になってくださらないのね……酷い人
私の家はね、祖先から受け継ぐ本能に従うままに、なんでも手に入れることで発展してきました……
勿論、力尽くで
私はそういう風にせず、あなたを穏便に手に入れようとしましたが……そんなことを聞いたら、もう、どうでもよくなりました……♡
//以下、鼻息荒く本能をむき出しにしてくる
私も……祖先から受け継いだこの本能に従って、あなたの身体も心も、奪って差し上げます
後ずさりしたって無駄ですよ? 私はただの獣人ではありませんもの……
力はあなたより上……
//押し倒し
ほら、男のあなたを押し倒すことなんてッ! 簡単ですものッ!
それにぃ……財産もあなたより上……地位も! 名誉も! 権力も!
あなたが持つもの全部、私の方がずっとずっとずっと、上なんですもの!
//甘く囁き
だからぁ……こんな青空の下であなたを滅茶苦茶にしても、なぁんにもお咎め無し♪
んふふっ、ふふふふふふふふふふ……
あら、かわいくて、私の愛しの人が小さく震えてる……
これは、沢山、じっくり、可愛がって、虐めて、追い詰めて……
私色に染め上げるのが、楽しみですね♪
んふふ、そんな怖い顔しないで?
あなたと私には共通点がある、似た者同士なんですから♪
世の男はケモノだと聞きます……あら、奇遇ですね? 私も“ケモノ”なんです♪
私の本能が、全部全部うばえって囁きかけてくるんです♪
容赦なく、情けもかけずにメチャクチャにしろって、オオカミの血が騒ぐんです♡
ケモノ同士……これから永遠に、家族として仲良くしましょうね
私の……んふふっ、ずっと、ずぅっと、こう呼んでみたかったの♪
//囁き
だ、ん、な、さ、ま♡
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