ヤンデレ幼馴染「君のせいだけど、望み通りにしてあげる」

//走って近づいてくる


○ま、待ってっ!


○はぁっ……ハァッ……!


○んっ……ごめんっ、ごめんってばぁ……


○な、なんでそんな怒るの……? 私、酷いこと、なんにもしてないじゃん……!


○それがいけない、って……?


○だってっ、私と少しの間、ずぅーっと一緒にいただけじゃん……


○君が私のこと、もっと他の子より一杯知ってほしいなって思って、少しだけ君のこと、監禁しただけじゃん!


○なのに……君は、逃げちゃうんだね……


○ねぇ……お願い……戻って、きて……?


○今度は、もっとしっかり縛ってあげる……君だって、縛って、私が愛してあげたら、すっごく気持ちよさそうだったよね?


○今まで私が見たことのないような……


//恍惚と

○見てるこっちだってゾクゾクしちゃうような、そんな、可愛い顔してた……♡


○ぁっ、待ってっ!


//泣きつつ

○分かったっごめんん……


//必死にすがるように

○逃げないでっ、私っ、変わるっ、君のために変わってっ、もっと君のために尽くすからぁっ……!


//絶望しながら

○し、しんよう、でき、な、ぃ……?


○なんでっ、どこ、どこがよ……


//ぼそぼそと

○愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して、る、のに……


○ひぐっ……ぐすっ、いかないで、よぉ……!


○置いて、かないで……


//場面転換

//学校、放課後のチャイムが鳴り終わり


△あ、君、ちょっといいですか?


△はい、あなたです


△確かに滅多に話しかけるなんてことはありませんが、事情が事情ですので


△ふぅ……まぁ、これも委員長の責務、というやつですよ


△先生には愛想とかなんとか言われますけど、人に気に入られるとかは苦手なんですけどね……


△さて、単刀直入に聞きますが、数日学校に来なかったのはなぜですか?


△体調不良? おかしいですね


△そういう風に連絡したはず? はい、そうですよ、先生からもそう聞いています


//反論

△が!


△私、君の家にプリントを届けに行ったら、誰も出なかったではありませんか


△確か自宅療養でしたよね? なのに自宅にいないとはどういうことです?


△その時たまたまいなかった、と? そんな回答、予測できていないとお思いですか?


△そんなに遠くないので、何回か行ってみたんですけどねぇ……


△ねぇ、ホントはどちらにいたんですか?


△まさか、病欠は嘘でなにやらいかがわしい不潔なことでも……


//振り向き

△え、私が呼ばれてる? ……はぁ、仕方ありませんね


△今日はお話したくないみたいですが、また今度、きちんと話してくださいね?


//離れながら

△全く、こんな時に誰が私を呼んでるんですか……


//場面転換

//廊下にてぶつかられる


□いったー……


□ちゃんと前向け……って、あれ、不登校君じゃん!


□もう学校来る気になったの?


//“”強調

□アタシ? アタシはあんたのおなクラ(※同じクラス)の、“同じ”不登校だよ♪


□早いなぁ……もう少しとは言わず、ずっと休んどけばよくない?


□別に、ま、あんたの勝手だからいいんだけどー


□だけど気になるなぁ


□急に休んだり学校来たり、どういう風の吹き回し?


□ふーん、ただの体調不良、ねぇ? 真面目?


□アタシさ、こう見えても色んな奴とつるんでるから、顔みりゃ少しくらいは分かるんだよねぇ……?


□ホントか嘘か、くらいは


□だからあんたみたいなよっくわかんねぇやつ、嫌いなんだよね


□なになに~? 彼女と駆け落ちしたけど臆病風吹かして戻ってきたのかぁ?


□まったく、マジわけわかんねぇなあ


//別方向向き

□……あ? アタシを呼んでるって? 誰が?


□ふーん? 一人で、ねぇ?


□ひっさびさに、楽しめそうな感じじゃん?


//離れながら

□じゃっ、アタシはここで~


//場面転換

//暗く居場所も分からない居室、かつ監禁拘束


//重くドアが開く


○やっほー♪


○んふふっ♪ あんなこと言ってたけど、君はちゃんと戻ってきてくれるって信じてたよ♪


○たった数日……よく考えれば、たった数日離れてただけなのに……すごく、すっごく、寂しかったよ……?


○寂しくって、君がいないから、生きた心地がしなくって……生きてるってこと、確かめるために、何度も、何度も、何度も何度も……えへへっ、へへへへへへへへへっ♪


○ま♪ そんなこと、今はどーでもいいんだけどねっ♪


○君がここに戻ってきてくれたぁ……♪ すぅーっ、はぁーっ、君の空間、君の香り、君が吐いた空気……♡


○お前が連れ戻しただけぇ……?


○いいやぁ? 私だけじゃないよぉ?



○今回はねぇ……


//余裕ある態度

○っていうか、今回が最期だけど……


○君に、すっごいプレゼントがあるんだっ!


びっくりするよぉ……ほら、入っておいでー♪


//ドアが再度開き


△ご主人様ぁ……はぁっ、はぁっ……!


□あっ、アタシっ、ご主人様っ、もうまて、ません……!


○あらあら、いい子にしてたらご褒美、あげるからね?


○この子たちが君へのプレゼント……君の可愛いペットたちだよ♪


//鎖の音を鳴らしながら

○ほら、首輪とリードもしっかり用意したから、君が従順になったら……夜にみんなでお散歩、行こうね♪


○これはね……君が一人で寂しくないように、色んな子がいた方が良いかなって


○ホントは私一人のモノにしたいけど、そしたらまた強引に逃げちゃうかなって……


○それなら、私が調教して、私のモノになった子にならいいかなって、少しだけ君に譲ることにしたんだ♪


○っていうか……それが君の望みだったんだよね? 君の願いだったんだよね? 色んな子にぃ囲まれてぇ、ね?


○ごめんね? 君のそういうとこ、分かってあげられなくって……


○でもっ、でもっでもっでもっ!


//病み、頭を抱えて自我が暴走しそうになっている

○他の女に奪われるなんて許さない、けど君の願いはかなえてあげたい、けど私だけを見てほしい、けど君の願いは私の願いで、私の願いは君の願いで……


○うふふっ……だからぁ……これはぁ、私なの


□はいぃ、私はっ、あなたと幼い頃からずっと一緒でしたぁっ!


□ずっと、愛してました!


△あなたの好きなもの、好きなことっ、聞かれたら全部答えられますッ! 


△だってっ、愛してるんですからっ!


○……んふふっ♪ 私の記憶をぜぇんぶ植え付けてみたの♪ 君好みの、私とは違う私たち♪

//右囁き

○無理やり躾けたから、少し壊れちゃったけど、ね♪


○んふふっ♪ 大丈夫♪ 君のことは壊したりしないから安心して?


○君のまま……この委員長さんと不良さんとで、抜けられなくなるくらい堕としてあげる


○ほら、彼に御挨拶、して?


△はいぃ……わ、私、一杯一杯、あなたに気に入られるように御奉仕させていただきますぅ……


□アタシも……一杯、マジメに尽くします…………おっ、お願いっ、しますっ


○ねっ? イイ子たちでしょ? まるで性格が正反対なのに、君が飽きないようにしてくれるみたい♪


//小声右囁き

○少しでも違ったり、飽きたら迷わず捨てるって言ってあるから……君のせいで壊れちゃった彼女たち、可哀そう♪


○じゃ、始めましょっか♪ 幼馴染、お帰りパーティ♪


//左囁き、必死に

□アタシたち、まだ全然だけどっ、精一杯あなたを気持ちよくするからっ♡


//右囁き、必死に

△してほしいこと、全部やってあげますからっ……なんでも言ってくださいっ♡


○……良かったね、アナタ♡

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