ヤンデレ美少女「永遠に私のモノ♪」
んっふふふ、起きた。
どう? まだだるい?
もうちょっと寝る?
いいよ、ゆっくり寝てても、起きても。
ん?
私が誰か?
変なこと聞くんだね?
(少し上擦りながら)
君は、そんなこと聞かないはずだよぉ?
なんで聞くのかな、なんで知りたいのかな?
ね、いいよね、別にそんなこと。
もう、君は何もする必要ないんだから。
なんでって……聞いちゃダメ。
聞くこともダメ、知ることもダメ。
そしてー……両手両足にある通り、鎖でベッドに繋がれてるから。
あんまり動くのもダメ。
良い?
君は、ここでずっと、ここにいるの。
君のイイところは、なぁんにも知ろうとしないことなんだから。
知らないことがあってもいいよね?
どうでもいいよね?
だから、さっきの質問も、もうどうでもいいよね?
うん、素直な君が一番大好き。
でね、ここから出ちゃだめだからね?
うん、いいお返事だね。
何も知らなくていいの。
ただ、私を見てくれればいいの。
きみが、私から目を逸らさなければ、他はどうだっていいの。
逆にね……?
君が、私以外を知ることが、
とっても……どんな嫌なことよりも、つらいの。
(悲鳴を上げる一歩手前の声)
ねぇ……? きみは、こんな私のこと、受け入れてくれるよね……?
(肩で息をしながら)
ねぇ…?
お返事は…?
君が、一生ここにいたい、ずぅっとここにいたい、
私を考え続けたい、私だけで満たされたいっていう、
君の本当の気持ちが知りたいなぁ…?
(震え声)
なんで、そうまでして俺をって……?
フゥーッ……フゥーッ……
(唸り声に近い息)
ねぇ、最初に言ったよねぇ?
聞いちゃダメ、ってさぁ……。
聞くことなんか許さない、
逆らうなんて許さない、
私に疑問を持つ君なんかいやだ、
私を愛してくれる君じゃなきゃ嫌だぁ……
ねぇ、なんで聞くの?
聞く必要なんかないって、さっきも君、頷いてくれたよね?
ねぇ、なんでここにいるかわかってる?
君が、私を見てたのに、
すぐにどっか変なとこ見たり、他のこと、したり……
耐えられない、耐えられないよ……
だ、だからね、こうやって監禁してるんだよ?
私だけ、君と私だけの世界になるようにしたんだよ?
そしたら、君も私しかいないから、私だけを見なきゃいけなくなるよね、
そう、そうに決まってる。
なのに、なんでまた違うこと考えだすの?
私のことだけ考えてよ、私だけを見なきゃ、いやだよぉ……
……んっふふふふ……ふふふふふふふ、
じゃあ、いいよ。
私も、今は頭の中がぐちゃぐちゃしてて、わけわかんなくて、
どうしていいかわかんないから、
ちょっと、また、眠っててもらうね…?
ほら、騒がないで、痛がらないで……
お注射、危ないから……
ほら、ちゅーーー……
んふふ、じゃあ、君は少し眠っててね…?
君がどうしたら私だけを考えてくれて、私だけを愛してくれるようになるのか、
ちゃんと考えてくるから……
ふふっ、楽しいなぁ、楽しみだなぁ……
次は、ちゃあんと、私と君だけの世界が作れるんだぁ……
だから、安心して、私の夢を見てね……
おやすみ……♪
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