ヤンデレ上官「私に従わない者は…」
おらッ! 起きろ!
まったく、良い身分だなぁ、お前は。
上官である私を差し置いて、ぬくぬくと寝ているとは。
あ? 一体なにごとか、だと?
見てわからないとは、もうどうしようもないな。
お前は私のものになったんだよ。
おい、呆けてるんじゃない。
お前は、私の、モノになったんだ。
まぁ、さしずめペットといったところか?
これから可愛がってやる。
ハァ? 冗談だと?
冗談なものか。
その首輪が証拠だよ。
ほら、鏡。
分かるか? 首輪に貴様の名前と、私のペットであることが書かれてるぞ?
嬉しいよな?
ほら、そうと分かったら、服従を誓え。
物覚えの悪いお前のために、私が言ってやるから復唱しろ。
いやだ?
なんだと?
お前のっ! ようなっ! 私よりも弱い雑魚はっ!
おとなしく種馬になって、私に媚びていればいいんだっ!
はぁ、はぁ……はは、やっとお前を手に入れられたんだぞ?
前から可愛い部下だと思っていたが、まさか私が調教する前に女を作ってくるとはな……。
はっ! 素直に祝福してたと思ってたのか?
バカめ、顔を覚えるために行ったんだよ。
今頃は、そうだなぁ……お前なんか忘れて、よろしくやってるさ。
ヒドイ?
酷いのは貴様の方だ!
仲間を、あまつさえ上官の私を裏切ったことは酷くないのか?
はん、どうせそんなことは微塵も考えてないくせに。
同じとき、同じ場所で苦楽を共にし、一欠けらのパンをかじった仲だというのに。
お前は、別の所に自分の居場所を作ろうとするんだな。
許さないぞ。
決してそんな勝手は許さない。
ここがお前の居場所だというのに……。
結局のところ、仲間を裏切るのは今も昔も変わらず罪が重いんだ。
まぁ、それはこれからのお前の一生を私に捧げることで許されるんだから、いいだろう?
今までの体罰なんて比じゃないくらい、楽な罰なんだ。
ただ私に飼われるだけ、私のものになるだけ、私だけを愛するだけ……。
まずはあのメスの痕なんか残らないように、徹底的に調教してやる。
そして、洗脳もしてやろう……
知ってるか? 人道に反すると言って使われなくなった洗脳装置……
お前のために、裏ルートで仕入れてやったんだ。
嬉しいだろう? 私からお前への、最初の結婚祝いだ。
ふふ……ははははは!
楽しみだなぁ。
お前が犬みたいに尻尾を振って、私に縋りつく様子が今からでも目に浮かぶ……。
さ、抵抗せずに、おとなしく受け入れるんだな。
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